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顔に使える皮膚薬【顔用の市販薬は実は少ない】

こんばんわ、顔は中の下だと思いこんでいるケイタです。


昔、歳下の同僚に言われたんですよ。

「ケイタさんの顔ってそれぞれの部位は良いんですけど、全体的に見ると残念っすよねwwww」



いきなり話が逸れちゃった、閑話休題。


接客していると「顔に薬を塗りたい」って方が多いんですよ。


でもちょっと待って。


顔用の薬ってかなり少ないんです。



症状がない方も目を通しておいてくださいね。

※今回の記事の顔は「顔面」です。「頭皮」は除外しているのでご了承ください


▼部位別の吸収率


以前も話しましたが、身体の部位によって薬の吸収率って違うんです。


皮膚、角質層は身体のバリアの役割をしています。


だから座薬として肛門から薬を吸収させるのは、肛門に角質層が無く吸収が早いからなんですね。


腕の内側からの吸収率を「1」とした場合


足の裏…0.2
手のひら…0.8
背中…1.7
脇…3.6
あご…13
おでこ…6
頭…3.5
股間…42


薬剤によって違いますが、ここまで違います。


これじゃずらーっと店頭に並んでいる皮膚薬、身体のどこでもOKな訳ないですよね。


足の裏と股間なんて200倍も違うんです、同じ薬でいい訳がない。


顔も同じです。


顔面へ自己判断で使用する場合は安全性を優先する事をオススメします。


肌の強さは人によってかなり違うため(化粧品が合う合わないってよく言いますよね)、経験で大丈夫だったのなら使用しても問題ありません。


では紹介していきます。



▼顔専用の医薬品


では顔に使える市販薬の紹介です。


まずはニキビ薬。


まあこれは…ね、今回は除外します。またの機会に。


今回は商品をピックアップしながら説明していきます。


IHADA(イハダ)シリーズ


資生堂から発売されているIHADAシリーズは全て顔用につくられた市販薬です。


さすが資生堂、化粧品メーカーの面目躍如ですね。


いくつも商品が出ていますが、全て成分が違うのがポイント。


ここでは店頭で人気の商品を3つ紹介。

まずは乳液タイプのドライキュア。


名前の通り、乾燥肌対策にオススメです。


成分が「保湿」「かゆみ止め」「修復」「血行促進」と揃っています。


乾燥肌でなくても大丈夫ですよ、乳液なのでかなり伸びがいい薬です。


赤ちゃんから大人まで、もちろん顔以外にも使えます。


続いてプリスクリードi。


これはパッケージの通り、目もとにも使える医薬品です(目には入れないでくださいね)。


「抗炎症2種」「かゆみ止め」の配合。


花粉症などの肌荒れにピッタリです。


クリームタイプなので目もとにも塗りやすい市販薬です。



続いて小林製薬のSaiki(サイキ)。


これは1種類のみの展開です。


修復しながら保湿する医薬品です。


どうも顔が乾燥する、赤みがかっている、刺激がする…などの違和感にはコレ。


ローションなので洗顔後にすり込むように塗ってください。


暑くなってきましたけど冷房で乾燥しますからね、こういった医薬品でケアしてください。



▼使わない方が良い薬


使わない方が良いのはストロング以上のステロイド剤です。


ステロイドかどうか分からない時は成分表を見てください。


「〜ゾン」「〜ゾロン」という名前だったらステロイドです。


あとはググるか店頭で聞けば教えてくれます。
(ひとつずつ挙げていくととんでもない事になるので省略します)


ステロイド剤の使用をする際は、「弱い(weak)」「普通(medium)」に留めましょう。




今日は以上です。


薬を使う際は「効能<安全性」をお忘れなく。


ではまた。

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