ハチに刺された時の対処法と市販薬
こんばんわ、まだハチに刺された事がないケイタです。
暑くなった頃から秋口まで、慌ててドラッグストアに来る事が多いのが「ハチに刺された」というお客様。
そこでハチからの逃げ方、刺された時の対応方法と、市販薬の解説です。
原則は当然「刺されないこと」「早期の処置」です。
▼どんなハチが危ない?
日本でのハチの被害は主に7月〜10月に集中しています。
危険なのは「スズメバチ」「アシナガバチ」ですね。
どちらも充分注意が必要で、毎年ニュースにもなりますし死者も出ている危険なハチです。
その他にもミツバチも刺される箇所や数によっては危険なので気をつけてください。
▼ハチに狙われたら
ハチは黒いものを狙う習性があるため、狙われたら「タオル等で頭部を隠す」のが有効です。
特にスズメバチは狙う際に「カチカチ…」という威嚇音を出します。即、離れて下さい。
また狙われた時にはもう既に遅いですが、ハチは匂いが強いものを襲います。
最近流行りの香りが強い柔軟剤、香水、制汗剤などはハチがいそうなところに行く時は避けましょう。
体臭が強い方や、果実の匂いもハチを寄せ付けます。
また、ハチを見つけて大騒ぎするのも逆効果です。
気持ちは分かりますが、まず落ち着いてくださいね。
▼ハチに刺されたら
ハチに刺されたらできる事は2つです。
・流水で洗い流す
・毒を出す
まずは水道水で洗い流してください。
針が残っていたら気をつけて取り除きます。
そして患部をつまんで毒を絞り出すようにしてください。
▼アナフィラキシーショック
刺された後に起きるの可能性があるのが「アナフィラキシーショック」。身体の過剰反応ですね。
2回目以降に刺された時に起こりやすい、生命に関わる危険な症状です。年間でも数十人の方がハチでのアナフィラキシーショックで亡くなられています。
初めて刺された方も可能性は大いにあるので、油断はしないでください。
刺された後、数分~数十分で以下の症状が出たら、即救急車か病院です。
・しびれ
・めまい
・けいれん
・息苦しさ
・脈拍の増加、減少
・吐き気
…など
これらの症状が複数現れたらアナフィラキシーショックの可能性が大きくなります。
▼してはいけないこと
10~20年前によく言われていた「アンモニアが有効」というのは全くのデタラメです。
ハチの毒はタンパク質なので、アンモニアは意味がありません(それに肌の表面でなく、毒は皮下にあります)。流水で洗い流すのが効果的です。
キンカン(主成分がアンモニアです)を使ったり、尿をかけたりする方もいるかと思いますが、止めてください。
また口で毒を吸い出そうとするのも危険です。
口内から毒が吸収されますし、最悪飲み込んでしまったら自ら毒に侵されにいくようなものです。
吸い出す場合は下で紹介する器具を使ってください。
▼まずは病院へ
軽症でも基本は病院です。
特にアナフィラキシーショックの経験のある方や、以前刺された時の症状が重かった方は特に注意が必要です。
とにかく刺された十数分は特に注意深く体調を見てください。
決して油断しないように。命取りになります。
▼市販薬は使えるか
症状が軽かった場合は市販薬で対応できます。
強い症状が出ているはずなので、ストロングのステロイドの入った抗ヒスタミン剤がオススメです。
もちろん根本的な解決(解毒)ではなく、刺されたことによる炎症を抑えるだけです。
ただ単に腫れて痒いだけでしたら、これで対応できます。
痛みが強すぎたり、あまりにも腫れている(腕がパンパンになってしまう)等の時は病院で診てもらいましょう。
▼便利なアイテム
上で毒を絞り出す方法を書きましたが、便利な道具もあります。
注射器型でピンポイントで毒を出す事ができる「ポイズンリムーバー」です。
手軽に使えるため、ハチが多い場所に行く方や、ハチに刺されたことがある方は常備しておくとかなり心強いアイテムです。
そしてハチを退治するスプレーを最後に紹介します。
使った事がある方も多いかと思いますが、最強殺虫剤です。
550ml入りですが、これが45秒で全量噴射されます。
因みにアースジェットは450mlなので、いかに凄まじい噴射量かが分かりますね。
そして噴射距離も10mととんでもないスプレーです。
ハンドルを起こしてバズーカ砲のようにして噴射するので的を狙いやすいので、オススメです。
使う時間はハチの活動が鈍くなる夕方がオススメです。
もちろん、大きめの巣には使わずに業者に依頼してください。
では今日はここまでです。
ではまた。
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