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Unity1weekで3Dのオリジナルロボを喧嘩をしながら初めて作った話

https://unityroom.com/games/opencanon


2人でインディーゲームを作ってますDSPSEと言います。ないちさん主催のunityroomさんで12月21日から27日までに1週間でゲームを作る「Unity1week」というゲームジャムに参加しました。今回で4回目の参加になりましたが、毎回毎回遅刻してしまい、今回はとうとう投稿できたのが1月10日になってしまい3週間ゲームジャムになってしまいました。

遅刻なんて他のゲームジャムでは絶対許されないことだと思うのですが、ないちさんは懐がブラックホールよりも深い方なので許してくださっている(?限度があると思いますが)ので私どものような者でも参加することができました。本当に感謝してます!

いまこの記事を書いている私はゲームのグラフィックのデザインを主に担当してますので、今回はグラフィックについて書きたいと思います。

今回作ったゲームは宇宙船をプレイヤーがカスタマイズして、他のプレイヤーがカスタマイズした宇宙船と戦うというゲームで、デザイン的に必要なものは、宇宙船、カスタマイズするためのアイテム、UIでした。

結局3週間も使ったのに、1週間目は宇宙船、2週目はロボット(カスタマイズするためのアイテム)3週目はその他のアイテムしか作れず、UIは購入しました。

宇宙船もロボットも短時間で1からデザインするには、私は適任ではありませんでした。幼少期より、ロボットアニメをほとんど見たことはないし、理系の勉強もしたことがないし、どうやってデザインしたらいいか途方に暮れました。最終的にキットバッシュを購入し、相方のプログラマーに並べてもらってそれをモデリングし直す方法で作りました。相方は子供の頃からロボットアニメを沢山見て育ったので、デザインのアイデアを考えてもらいました。

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まず↑のモデルを渡されました。ポリゴンが10万近くあって関節がきちんと整合性を持っていなかったのでなるべくおかしくないようにデザインする必要もありました。ところどころ改変して行くたびに、「オレのとはちがうなぁ~」とドラマ臨場の内野聖陽よろしく文句を言う相方と喧嘩をしながらなんとか2500ポリゴンまで下げたモデルが↓です。

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ローポリにするために、相方が持ってきたモデルの関節の文句を言いましたが、関節はほとんどぶっさしてます。相方のデザインで一番よく分からない部分が羽の部分でした。あんなに広い羽があったらバランスが悪くて立てないと思ってたのですが、相方によくよく聞いてみると、「羽の方が体をひっぱっていてスラスターで飛ぶ」らしく、最終的にバイ〇ァムを参考(パク)にして作りました。あの時の苦しんでいた私がバイフ〇ムを見つけた時の感動と言ったら・・・・。大河原さんマジ天才!!!!

このままだとやっぱり素っ裸な感じがして寂しかったので、ハイポリモデルでノーマルが出るように細部を足し(主に盾の模様やスラスターの中)私の大好きなsubstance painterを使用してベイク&テクスチャーを塗りました。

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ベイクするために部品をこのように全部分解して離し必要な場所はポリゴンを切り離し(blenderでのショートカットはV)substance painterにもっていきます。何故こんなにめんどくさいことをするかというと、ベイクした時に重なったり中にめり込んでいたりするとその部分に影がテクスチャに焼きこまれてしまうからです。ところどころうまくベイクできず、歪んでしまった場所もありますが時間がなかったため断念(怒られながら)。今後の課題です。

今回のゲームではプレイヤーがアイテムの色を変えることができる仕様でUnityの方で色を乗算するため色は塗らず、ウェザリングやらノーマルやらだけを塗って相方に渡しましたが、あんまり気に入ってないので、改変したいと思ってます。

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完成したモデルがこちら。↑

ボーンはロボットなので伸び縮みしないよう一つの関節に一つのボーンを入れて、100%でウエイトを塗りました。

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最終的にunityで配置したところ↑

戦艦の方も喧嘩をしながら作って1週間ずつ消費していきました。そのほかのアイテムは一日1個ずつ買ったアセットをリメッシュしたり、自分でデザインしたりして完成させました。

1週間でできると思っていた自分たちは何だったんだろうと思い知らされました。

今回分かったことは、今までゲームを作る際、3Dモデルをほぼ全部自分で考えて作っていましたが、キットバッシュである程度考えて作る方が素人にはいいのかなぁ~ということと、デザインを意地でも自分でしなくちゃと思っていましたが、相方に頼ったり、プロの方を参考にすることがとても大切だと思いました。

今回作ったゲームですが、少なからずやってくださっている方がいらっしゃるみたいなので、これから少しずつですが、アップデートしてアイテムを増やしたり、動作を軽くしていきたいと思います。よろしかったらプレイしてみてください~。





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