見出し画像

美濃加茂市長汚職事件の真実 18

私がこの記事を書き始めたのが1月10日、まだひと月は過ぎていませんが、新しい月に入りました。
藤井が相変わらずのパフォーマンスをしており、それに苛立つ人も多くいるようです。
きっと私のこの記事がなければ今も藤井を応援し、一緒にゴミ拾いをしている人もいたでしょうね(笑)

まぁ、あのゴミ拾いパフォーマンスですが、私は嫌いです。
ただの活動家として行うならまだしも、「市長」という肩書きで行うのは大きな矛盾を感じます。
そんな暇があるなら、色々勉強をしたり、休息を取ることも大切。
何より、行政の長としてやるべきは「ゴミを拾う」のではなく、「ゴミを出さない、ゴミが落ちていない仕組みを構築する」ことが大切です。
せめて「ゴミを拾い続けた実績」を元にそれに関連する政策を掲げて欲しいものです。
行政でも清掃はしているはずで、それを真っ向から否定し、尚且つ、それに対する政策を示さないのは凄く違和感を感じます。
「目の前でゴミを拾っている姿」は「いい人」に見えるでしょうが、美濃加茂市の環境課でゴミの仕事をしている人は「いい人」に見えるでしょうか?
本来はそちらが「いい人」で、感謝すべき対象です。
ゴミ拾いに参加されている方は、是非そのパフォーマンスの日だけではなく、環境課の方達のお手伝いをしたり、普段からゴミ拾いをして欲しいものです。

嫌な言い方に聞こえますが、本質とはこういうことであり「目先の快楽(満足)」ではなく、少しだけ「本質に近づく」ことがこれからの世の中必要かと。(まさにコロナ問題なんてその典型ですね)

よく私は「そこまで政治わかってるなら政治家になれ」と言われます。
小沢一郎にも言われたことがあります(笑)
その場は冗談で「政治家になるなら死んだほうがマシ」と答えますが、本当のところは、私が政治家になっても「ひとりの政治家」でもし私が下働きをして政治家を支えれば「100人の優秀な政治家」が活動できます。
自分のエゴや承認欲求ではなく、自らの能力、現状を見極め自我を捨て何がベターであるかを模索することが大切だと思います。
私が政治に関わるならば「汗をかき、泥を被る事を受け入れ下働きをする」というポジションがベターなのです。

藤井のゴミ拾いパフォーマンスがベターならば、彼に見合った役職は市長ではなく「環境課の清掃員」です。
せめて「環境課の指揮を取る人」であって欲しいですね。
せっかくの活動なので、それが反映された政策に期待したいですね。

ついでにもう一つ
よく「政治家である前に1人の人間」という言い訳をする人がいますが、私は認めません。
誰もその政治家にはやってくれなどと頼んでいません。
自分でやりたくてやっているにも関わらず、「1人の人間」はちゃんちゃらおかしい。
「1人の人間である前に政治家」なのです。
藤井が最初に市長になった途端、すぐに体調不良を訴えるようになりました。
「すいません、風邪気味で連絡できませんでした」
「すいません、忙しくてまだやれてません」
こんな事ばかりでした。
私は「体調管理も市長の仕事。媚びるのはやめて取捨選択をして本当に必要な仕事をしないとダメだよ」と注意していました。

殆どの議員が当選すると突然大人しくなり身を潜めます。
選挙が終わりそこからがスタートにも関わらず「4年間」という保証ができた途端それです。
で、選挙の時だけ湧いてくる。
政治不信になるのは当たり前です。
せめて藤井みたいに「選挙の為」の活動はしなければダメ。
そんな事だから「ゴミ拾いパフォーマンス」が「いい事」のように見えてしまうのです。

ということで本題に入りますが、こういう落語でいうところの「まくら」は書籍化する際は「全カット」する予定なので、面白いと感じたら、メモなり保存なりしといてくださいね。

で、本題です。

検事調べ一本になり、最初は紳士的な取り調べではあったが「誘導尋問」などで私の証言を捻じ曲げようという意図が感じられた。
しかし、警察で倒れてからは、腫れ物に触るような対応もあり、検察の思い通りには行かなくなっていった。
またその1番の要因は「担当検事が検察の意向に沿わなくなる」という現象が起きていたからだ。

前回の記事での「哲学の話」や「雑談」
私と話をしたことがある人はわかるだろうが、私の「雑談力」は驚異的だ。
色々なテーマで話をする事ができるし、どの話もややポジティブな気持ちになれる。
多分聞いていて「つまらない」と思う人はいないと思う(私が話す気があればだが)
連日、長時間、検察調べは行われ、その中で多くは雑談に費やされ、検事もメモを取りながら興味深く聞いていた。
「あ、この話は事件に関係ないですね」と私が止めても「個人的に聞きたいので続けてもらってもいいですか?」という事も多々あった。
また、検事も「私は検事として、真実を見極めたい。そうでなければこの給料でこんな仕事しませんよ」と驚くほど少ない、自分の給料まで教えてくれた。
検事は連日、長時間の取り調べの中で、一度もトイレに立たない私を見て「これはトイレに行ってないよな」と誰よりも実感するようにもなっていた。
会話は私に取り込まれ、ポイントである「トイレに行ったかどうか」も信じ切ってしまった検事は少しづつ私の意向で調書を取るようになっていった。
それがわかるのが、毎回調べの最初に「昨日取った調書のこの部分ですが、もう一度確認してもいいですか?」と私の意向で取った調書を上司に嗜められ、その部分を修正する事を命じられている事が手に取る様にわかった。
それも「やっぱりそうですよね」と私の意見に賛同し、更に強固な調書を作成するパターンに陥っていった。
検事調べが佳境に差し掛かる頃、郷原弁護士から「ニコニコ動画の生放送に出てくれないか?」という打診があった。
私は当時ニコニコ動画のユーザーであり、自分でも「河村たかし名古屋市長」を引っ張り出して、生配信をしたこともあった。
当時のニコニコ動画の影響力は大きく、特に政治に関しては積極的に発信していた。
私が郷原弁護士を知ったのもニコニコ動画で「陸山会事件」にコメントをしていた時だった。

しかし私は少し迷っていた。
藤井の無罪を主張する内容になることはわかっていた。
でも自分は無罪ではないことを知っている。
ニコニコ動画で万単位の人を欺くこと、何よりも私が表に出ることが藤井にとって正解なのかもわからなかった。(結果見た目は髪を切り、メガネをかけることで取り繕った。)

なかなか自分の決断する事で迷わない私だが、慎重に事を進めねばならない事なので、また師匠の元を尋ねた。

師匠は色々と噂は聞いており、それも仕事柄、県警担当者からの情報であった為私の身の危険や、悪評から心配とも「お前調子に乗ってやらかしてないか」という怒りとも取れる表情をしていた。
「〇〇さん、なんかニコニコ動画というネット番組に出てほしいと言われてどうしようか迷ってます」と伝えると
「お前、もう既に警察と事を構えてる状態で、さらにそんな事をしたら今度は検察とやりあう事になるぞ。自分の人生考えて行動しろ」
と自分に聞こえてくる私の危険を忠告してくれた。
「自己保身の気持ちは一切ありません。ただニコニコに出ることがプラスになるのかどうかは迷ってます」
それに対して、師匠は
「わかった。とりあえず検事に「ニコニコに出ていいか」を確認しろ。それでOKが出たら検察も文句が言えないだろう」
多分師匠は「検察がOKするわけが無い。それで断るならお前もしょうがないと諦められるだろう」という私への思いやりだったと思う。

その後すぐに検事に連絡をした。
もう日も暮れた時間であるにも関わらず、検事はまだ検察にいた。
「こんな時間にどうしました?」
「〇〇さん、ニコニコ動画に出てくれないかという打診がありまして、それも生放送で。〇〇さんのOKが出るなら出ようと思いますがどうですか?」
電話で顔は見えなかったが、明らかに怪訝な顔をしたのが伝わった。
「少し待って貰ってもいいですか?色々確認しますので」
という事で検事からの折り返しを待った。
(また、厄介な事を言い出したなって思ってるだろうな。多分上と相談して断られるんだろうな)
1時間以上は待たされただろうか、検事から電話が入った。
「タカミネさんお待たせしてすみません。やはり我々検察としては、捜査中の事件なので、その情報を表に出されることは賛成できません」

「そうですよね。普通に考えてダメですよね」
と予想通りの答えに対して、共感すると
「ただ、個人的には『タカミネさんが出たい』というなら、私には止めることはできません。それはタカミネさんの行動に制限をかけることになりますので」
この文面でどれくらい伝わるかは分からないが、この言葉は「検事と私の絆」を強く感じる言葉だった。
「じゃあ、出ても良いという事ですか?」
「良いともダメとも言えません。ただ出るなら捜査に関わる話はできるだけ避けてほしいです」
「捜査に関わる話とは?」
「いや、それも何も言えません。タカミネさんを信じてますとしか言えません」
明らかに上司からは「出るなと言え」と言われているにも関わらず、私との会話の中から「私の正義」を感じていた個人的な言葉を絞り出している様だった。

読まれている方はこの話の重さをどれくらい感じているだろう。
捜査中の話が表に出ることは「それが世論に示されあたかも真実となる」危険性を孕んでいる為、検察は絶対に避けたい話だ。
それも藤井の弁護士である郷原氏が出るなら「勝手な主張」として処理できるが、1番の鍵になる私の発言は大きく世論を動かす。
(先日郷原弁護士は私のことを「あたかも自分が事件のキーマンであるかのように言って」と私はキーマンでもなんでもないかのように言っていたようだが)
また、反対に私が郷原弁護士と席を並べることで「藤井側」というイメージが付き「藤井の為に証言をしている」となる。
確かに、この後裁判でそのような主張はされるがそれは、Facebook上で「俺がシロだと言ったらシロだ」という発言だけで、このニコニコ動画の話が大きく扱われることはなかった。
これは「検事の了解を取って、中立の立場で出演した」という楔を検察に入れていたので悪用される事はなかった。

このような私の繊細な立ち回りがひとつでも欠けていたら「一審無罪」という結果はあり得なかったと思う。

やはり藤井と郷原弁護士の「タカミネは何もやってない」という言い分は本当に腹立たしいし、人として最低だと思う。

でもそれとこれは別の話なので話を続ける。

これがその当時の映像だ。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm23969732

思いっきり「事件のキーパーソン」と書かれているが、郷原氏は「キーマンではない」と言っている。めちゃくちゃな話だ。

この内容はご自分で確認して貰えばいいが、私の「たくさん話すが肝心のことは言わない」という手法がよくわかると思う。

また江川紹子氏、郷原弁護士の偏った論理にも注目して欲しい。
もう一つ付け足しておくと、冒頭に言われてる「藤井は環境問題に詳しかった」というのはデタラメだと思う(笑)
少なくとも私と対等に環境問題を語れるレベルではなかった。

少し長くなってきたので、今回はこの辺にして次回はこのニコニコ動画の話から始めよう。

前回の有料記事はいかがでしたか?
たくさんの方が購入していただき感謝しておりますが、
だいぶ事件とは別の話なので、皆様の感想が気になります(笑)

評判が良ければこのような話も入れていきますが、必要なければまた別のコンテンツも考えておりますので感想など頂ければ幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?