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【食プロ ‐前編‐】「赤毛米」で地域を豊かに

こんにちは、佐藤大輔ゼミ編集部です。
今日は企業とともに様々な取り組みを行っている佐藤大輔ゼミの素顔に迫ります!

今回ご紹介するのは、北広島市の地域活性化を目標に立ち上がった”食プロ”!

皆さん北広島市の特産物である”赤毛米”をご存知ですか?

この”赤毛米”を使って様々な活動をしている食プロのリーダーである
沖村美唯捺さんにチームのリアルをお聞きしました。

食プロのメンバー構成比

前編では、食プロが立ち上がった経緯や現在の取り組み、
後編では、チームのリアルな現状などをご紹介します。
ぜひ、最後までお楽しみください!


1.満を持して食プロがスタート!


ー では、まず最初に「食プロ」が始まった背景を教えてください。

以前オープンキャンパスでお煎餅を配布していた経緯もあって、北広島市から「赤毛米を使って何かしてほしい」という依頼がきたことがきっかけです。

赤毛米とは…
北海道の寒地での米作りが不可能とされていた頃、中山久蔵翁が北広島市で初めて稲作に成功した品種のこと

ー なるほど。北広島市はどのような想いからこのプロジェクトを持ちかけてきたのですか?

赤毛米の寒地稲作が成功してから150周年ということもあり、赤毛米を広めたいという想いがあったようです。

「北広島市の特産品である赤毛米を使って北広島市を元気にしていきたい!」という想いから今回のプロジェクトが立ち上がりました。

2.食プロでは何が行われているの?

ー 北広島市からの熱い想いから始まった食プロですが、どのような部分に課題を感じ、どのような活動をされているのですか?

私たちも知っていくうちに北広島市と同じ課題があると理解していったのですが、北広島市の課題としては市の魅力が外部に伝わっていないことがあったようです。

地域の活性化には市の魅力を発信する必要があります。
簡単に思いつくのはSNSでの魅力発信などですが、私たちはその道のプロでもありませんし、私たちだからこそやるというものでもありません。

おそらくですが、北広島市さんもお煎餅の配布をしていた私たちだからこそ、北広島市の特産物「赤毛米」を活用して市の魅力を発信してほしいと声をかけてくれたんだと思います。

私たちの活動とも重なり、食を通して魅力を発信していくことが決定しました。

ー 商品を0から作り出すのはかなり難しそうですね。実際にどのような商品を作ったんですか?

赤毛米を使用したお団子とカップランチとお煎餅を作り、販売しました。

実際に作成したカップランチ(右)とお団子(左)

ー 美味しそうですね。販売はどのようにされていたんですか?

地域のお祭りや企業主催のイベントなどに出店して販売していました。

ー 自分たちで作ったものを自分たちの手で販売できるってすごく楽しそうですね。

楽しいです!
けど、大変な部分も多いです。
例えば、お祭りでの団子の販売は販売場所の立地がすごく悪い場所だったのでとても苦労しましたね。

とにかく頑張って声を出そう!と考えて、メンバーたちで声を出しながら販売したところ「頑張っているから買ってみるか」という声が上がるようになって徐々に売れ始めていきました。

あとは、初めて試食を実施したんですよ。
間違いなく「美味しい!」と思ってもらえるものを作った自信はあったんです。

でも、聞いたことがない種類のお米で作ったものってなんか食べる勇気がでなかったりするじゃないですか。

なので、試食という形で気軽に食べる機会を作ることで、みなさんがその美味しさに気づいて買ってくれるようになりました。

ー 知名度も低い・販売場所も悪いということで、マーケティングなども自分たちで試行錯誤しているのですね(笑)。

はい、そうですね(笑)。

イベントでの販売の様子

ー 販売のための宣伝にSNSなどを使う方法も考えられると思うんですが…

私もそれがよくある方法だと思います。

関われば関わるほど思うのですが、赤毛米って皆さんほとんどの方が聞いたことないようなマイナーな食材じゃないですか(笑)。
私たちも関わるまで知らなかったですから(笑)。

マイナーなものを宣伝しても人の目につかず、あまり意味がないと考えました。
なので、SNSは活動記録を行う場として活用していましたね。

【食プロの活動記録はこちら

3.陽気なブラックプロジェクト

ー  ”商品を作って販売する”というとても実践的な活動をされていますが、チームの特徴などありましたら教えてください。

皆んな明るくて陽気な人が多いです。
あと、よく喋る人ばかりですね。
会議では活発に皆んな意見を出してくれますし、タスクが多いけどこれまで進めてこれたのはみんなの陽気さや活発さのおかげだと思います。

佐藤大輔ゼミでは一番明るいチームだと思っています(笑)。

当日の販売活動や毎日のタスクの多さに私のモチベーションが下がった時もみんなの明るさに助けられてきました。

ー 大変なサブゼミでも明るい人たちが多いから、ここまで進めて来れたんですね。実際、どれくらい忙しいんでしょうか?

うーん、そうですね。
出店日はかなりブラックだと思います(笑)。
朝6時に商品の製造や準備をして、21時まで販売してそこから片付け作業があって23時に帰るなんてことがありました。

その時のイベント時間にもよりますが、毎月1回のペースで出店しているので月1でありますね。

他にも出店準備のポップ作成だったり、毎回の全体会議のために北広島市に行ったり、労力は大きいですね。

利益が残ってもゼミに行くので、私たちに給料的なものがあるわけでもないです。

労働に対する対価として「お金」じゃなくて、自分自身への「経験」と言い聞かせて活動しています(笑)。

ー お。大輔ゼミの代名詞ブラックがここで出てきましたか(笑)。
確かにここまでだけでも就活では無双しそうなエピソードですね。
後編では、プロジェクトの大変さの深堀りや成果についてお聞きしていきます。後編もよろしくお願いします!

はい!

まとめ

実は食プロは、私たち4年生の頃にはなかったプロジェクトで、このプロジェクトが発表されたときに「もし今2年に戻るならこれに入りたい!」と強く惹かれていたものでした。

後編ではプロジェクトの大変さや成果など、チームのリアルな様子をお届けします!

後編はこちらから


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