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【食プロ -後編-】協力できるメンバーだからこそ残せた成果

こんにちは、佐藤大輔ゼミ編集部です。

今回は前編に引き続き、食プロのインタビューの続きを公開します。

食プロのリアルな現状を語っていただきました!

前編を読んでいない方はこちらから。

では、お楽しみください!



1.タスクの多さに翻弄されるメンバーたち


ー 商品を作って販売するというとても楽しそうな活動をされていますが、この活動を通して大変だったことはありますか?

ゼロから1を作り上げることが大変でした(笑)。

商品案を考えることもそうですし、私たちは食や栄養に関する知識を持ち合わせているわけでもありません。
何と何を混ぜれば美味しいだったり、栄養面の確保だったり、もう「何から何までわからないよ〜」と悲鳴を上げながら作ってました(笑)。

実際に販売まで行っているので、販売価格に対する原価率がどれくらいなのかなどわからないことが多くてとても苦労しましたね。

ー キラキラ見えても実態はとても現実的で大変だったんですね。

そうなんですよ。
あとはタスクが多すぎていっぱいいっぱいになってしまう部分がありました。

販売するごとにポップを作成したり、出店準備をしたり…
締め切りに追われることが多かったのが一番大変だったかもしれないですね。

ー リーダーとしてチームを引っ張る中で大変だったことはありますか?

ヒーヒー言いながらやっていたつもりなんですけど、私がタスクに取り組む姿を見て、後輩たちに「なんであんな余裕そうなんだ」と勘違いされていたことですかね(笑)。

私が作業を大変に感じていたとしても、「大変なのは他のメンバーも一緒」と思ってしまって誰にもそれを打ち明けることができませんでした。

あとは全体の把握ですね。
リーダーとしてチーム全体を常に把握したいと思っていました。
ですが、私自身のタスクも多くて全体を把握する余裕が作れなかったという大変さもありました。

毎日が精一杯だったと語る美唯捺さん

2.お金を生み出すサブゼミに

ー リーダーは引っ張らないといけないので本音を打ち明けにくいですよね。
沢山の苦悩を乗り越えた先にどのような結果がありましたか?

数値的な成果で言うと、これまで出店してきてできた売上は30万円くらいですね。

ゼミの中で唯一お金を稼ぐことができたプロジェクトだと思います。
先生からも「今後の稼ぎ頭だ!」と言われましたし、嬉しい反面プレッシャーもあります。

ー 利益を出したって相当すごいことですよね。私がやっていたサブゼミは損をしないことで精一杯だったので、その頑張りがどれだけのものか想像できます。

自分次第でもありますが、市と一緒に取り組むプロジェクトで成果を出すなんてことは、普通じゃできないので本当に良い経験になってます。

でもやっぱり、お金の面での対価が必要だとも感じます。
バイトを辞めたくらいからプロジェクトも佳境で忙しくなって、次のバイトをするまでに3ヶ月空きました。

自分たちの経験はもちろん、お金をどう還元するかを考えられずにいたことは反省でもありますね。

ー ゼミを通して対価を得ることの難しさが身に染みてわかりますよね。
活動を通して何か変化はありましたか?

タスクの多さに苦労したとお話したと思うんですけど、
後半はその多さにどう向き合えばいいかわかるようになったので、みんな少しずつ余裕がでてきました。

あとは出店を通してお客さんとどう接すればいいのか、どうすれば魅力を伝えられるのかもわかるようになってきました。

実際に販売したカップランチ

ー 営業力を身に着けたということですね。

営業力って言ったら大袈裟かもしれないですけど(笑)、
そんな感じのスキルは身に着けることができたと思います。

でも、考えれば考えるほど自分は成長できていないなって感じる部分が大きいですね。

ー というと?

タスクの多さや出店に関わる大変な場面に遭遇した時に、「逃げたい、帰りたい」と思うことが多かったんです(笑)。
その点あまり成長できていなかったなと思います。

3.食プロのこれから

ー そんなことないと思いますよ。誰しも大変な状況からは逃げ出したいと思いますよね。様々な苦悩を経験し、乗り越えた食プロの「これから」を教えてください。

そうですね。
10月中には私たちの代は引退する予定なので、後輩には自分たちに経験もお金も還元できるような活動をしていってほしいなと思います。

今回の活動では、内容に見合った対価を得ることができなかったので、ぜひ後輩にはこの点を頑張ってみて欲しいですね。

ー 自分たちが成し遂げられなかったからこそ言えることですね。
リーダーから見て食プロにはどのような人が必要だと思いますか?

明るい人です!
出店することが多いので、初対面の人とも進んでコミュニケーションを取れる人が欲しいですね。

あとは名前に「食」が入っているので、「食」に対するこだわりが強い人が欲しいです。

チームでやることなので、一匹狼にならず、メンバーと協力できる人たちにぜひ来て欲しいなと思います。

4.ゼミを通してミニ社会人に

ー ここまでチームとしての変化などを中心に聞いてきましたが、企業との関りを通して美唯捺さん自身の変化があれば教えてください。

ミニ社会人になることができたと思います(笑)。
先方とのやり取りが多いので、社会に出て必要なスキルの一部を身につけることができました。

ー どのようなスキルが身につきましたか?

連絡は即返すだとか、怒られるには理由があるんだとか…
社会人からするとあたりまえかもしれないんですけど、それまでできていなかったことができるようになって、学びが増えたなと思います。

本当に協力してくださった大人の方たちが優しく、かつ厳しく、とてもありがたい存在でした。

ー 先生も「ゼミで社会人のスタートを早く切ることができる」とお話していました。実際にそれを美唯捺さんが体現してくれているということですね。
ありがとうございました!

まとめ

今回は佐藤ゼミのプロジェクト「食プロ」についてご紹介しました!
チームの特徴や、実際に利益を出すことの大変さなどリアルな部分を覗き見ることができました!

前編にも書きましたが、私はこのプロジェクトにとても興味があったので今回の記事を書くのが楽しみでした。

実際に内側を沢山知ることができて、有意義な時間を過ごすことができました!

前編はこちら


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