【釣り方解説】これで完璧!はじめてのタイラバ攻略法【入門編】
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これからタイラバを始める初心者に向けて、知っておくべき基礎知識(真鯛の生態・タックル・釣り方など)をご紹介していきたいと思います。
近年、非常に人気なタイラバですが、釣り方自体は手軽でシンプルですが、テクニカルな要素もあり、引きも強く、食べて美味しいので初心者からエキスパートまで人気のターゲットとなっています。今回は、そのタイラバを使った真鯛の釣りについてご紹介します。
◆真鯛について
マダイ (真鯛、英: Red seabream、Pagrus major)は、スズキ目スズキ亜目タイ科に分類される魚類。日本では重要な食用魚で、「鯛」といえば狭義にはこの魚を指す。
属名は、ギリシャ語でタイを意味するΠάγρος(パグロス)のラテン語形Pagrus。種小名は、ラテン語で大きいを意味するmajor(マヨル)に由来する。Pagrus major(パグルス・マヨル)全体として、「大きな、タイ」という意味を成している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タイラバのターゲットとなる真鯛ですが、全国各地の水深20m〜最大200mまでのエリアの岩礁や砂礫底の底付近を生息域としています。
産卵期の春から初夏にかけては浅場(20−30m)に移動し、その後秋にかけては40-80m程度の場所でエサを探し、冬には越冬する為、水温の安定した深場(80m以上)に移動すると言われています。
基本的に、群れを作らず単独で行動していますが、越冬期には群れて深場にいることもあるようです。
1年で全長約15cmに成長し、2-3年で浅場を離れて深みに移り、4年で約40cmになります。寿命は20-40年程度とみられ、最大1m、10kgになる個体もいます。
◆マダイの食性
真鯛の食性は、地域や個体によって差はありますが、春から秋には特定の種(プランクトン・魚・エビ・イカ・虫など)を追いかける傾向があり、越冬時期になると底生生物(貝やゴカイの一部、フジツボ、イソギンチャクなど)を食べている傾向があります。
肉食性で、小魚、甲殻類、頭足類、貝類など小動物を幅広く捕食する。頑丈な顎と歯で、エビやカニの硬い殻も噛み砕いて食べてしまう。マダイは基本的に雑食性。エビやカニなどの甲殻類を好んで食べる時期もあれば、イワシなどの小魚も食べます。かと思えば、アミなどのプランクトンも積極的に捕食するので、タイラバは、ある意味何にでも見えるルアーだと言えます。基本的に真冬以外は釣りやすく、特に春先と秋はマダイをタイラバで釣るハイシーズンとなります。前述したとおり、春先から初夏にかけてが産卵期になるので、大物を狙いたいならその時期が確率が高くなります。秋口はマダイが高活性になるので、数釣りが楽しめる季節とおぼえておきましょう。
◆タイラバってどんな釣り?
タイラバとは、もともとタイを釣るためにあった漁具が進化し、ルアーとなったものです。このルアー自体の総称でもあり、それを使った釣りの事も指しています。
まずは、タイラバを見ながら解説していきます
引用:ジャッカルHP 鉛式ビンビン玉スライドhttps://www.jackall.co.jp/saltwater/products/lure/tairaba-taikabura/pb-binbindama-slide/
タイラバは、ヘッド、スカート、ネクタイ、フックで構成されています。
ヘッド:フックから出たラインが通る誘導式となっている重り
スカート:細いラバーもしくはシリコンで出来た細かな波動を出すパーツ
ネクタイ:重要なパーツでラバーもしくはシリコンで出来た色々な形状(ストレート、カーリーなど)のネクタイのようなパーツ
フック:スカートやネクタイと同調させてマダイをかけるための針
これらのパーツを、水深で重さを変えたり、パターンに合わせてネクタイやスカートの色や形状を変えたり、フックにワームをつけてみたりしながらマダイを誘うのがタイラバです。
最初から色々組み合わせるのは難しいと思うかもしれませんが始めからセットになったものの売っているので安心してください。
◆これだけ揃えればバッチリ!タイラバに必要な道具
タイラバに必要な道具は非常にシンプルです。ロッド、リール、PEライン、リーダー、タイラバがあれば始めることが出来ます。
最近は、各社からタイラバ専用モデルも出ているのでそれらを選べばOKです。
ロッド:6.6ft(フィート)程度で80gまで扱えるMLアクションのベイトロッド
タイラバ専用ロッドは、タイラバがしやすいように工夫されています。特徴としては、柔らかいティップ(竿先)、タイの引きに耐えれる強いバット(竿元)、ベイトリールが固定できるリールシート、脇に挟む事の出来るリアグリップがあります。
タイラバは、海底に落としたルアーを一定速度で巻き上げる必要があります。そのためには、柔らかいティップがブレないようにリアグリップを脇で固定し、ベイトリールを支えるようにして巻くと一定の速度でタイラバを巻くことが出来ます。
また、タイラバを違和感なく吸い込んだマダイへ衝撃を与え図に針がかりさせるために柔軟性の高い柔らかい穂先になっています。
▼【2019年】オススメタイラバタックル!!
リール:まずはノーマルギアのベイトリール
スピニングリールでやるタイラバももちろんありますが、オススメしたいのはベイトリールと呼ばれる両軸タイプのリールを使うことです。ベイトリールを使う場合は上で解説したとおり、ベイトキャスティング用のロッドが必要となります。一定の速度で初心者でもリールを巻くことのできるベイトリールは、タイラバ初心者の強い味方になります。
初めてこの釣りを楽しむ人には、ベイトロッドとベイトリールの組み合わせをオススメします。
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▼ベイトリールとスピニングリールの使い分けはこちらの記事で詳しく解説してます。
メインライン:0.8号のPEライン
メインラインは、ポリエステル素材を編み込んだPEライン1択です。ナイロン・フロロ・PEと色々な種類がある中でなぜPEライン一択なんでしょうか。
それはPEラインは、ナイロンやフロロと違って編み込んであるラインなのでライン径に対して強度があり、感度が良いという特徴があります。この特徴を生かしてタイラバでは200mのPEラインをコンパクトなベイトリールで扱え、50m下の情報も感度の良いラインを通じて手元に伝わってきます。
タイラバ の場合、まずは0.8号のPEラインを巻いておけば大丈夫です。
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リーダー:フロロカーボンライン 3号(12lb)
メインのPEラインの先には、リーダーと呼ばれるフロロカーボンラインを接続します。
なぜリーダーが必要なんでしょうか?
それは、PEラインの特徴にあります。
PEラインは編み糸なので細くて、感度が高く、直線強度が強いという利点があります。その一方で、衝撃や擦れに弱く、結束強度も弱いという弱点があります。
ボートからの釣りだと、擦れるものがあまりなさそうですが、フック、海底の障害物、魚、海中のゴミ等に擦れることでPEラインは摩擦による影響を受けていきます。
そうした摩擦を受けることで編み込んである糸(通常4本 or 8本)のうちの1本が極端に弱くなり全体の強度が下がった状態で負荷がかかると簡単に切れてしまいます。
そうした摩擦や衝撃を防ぎ、タイラバとの結束強度を上げるために、PEラインに2−3mほどのリーダーと呼ばれる耐摩耗性が高く、PEよりも伸縮性のあるフロロカーボンラインを接続することでメインラインでありPEラインへの負荷を軽減させることができます。
タイラバの場合、3号のフロロカーボンをリーダーとして接続すればOKです!
PEラインとリーダーの結び方:FGノットがベスト
PEラインを直接結ぶ結束強度が著しく落ちるので、PEラインとリーダーの結束には摩擦系ノットと呼ばれる結び方で結束します。
PRノットやFGノット、SCノットなど色々な結び方はありますが、FGノットと呼ばれるラインの結び方を覚えていれば完璧です。
FGノットは、PEラインを使う釣りのノットとして簡単で人気があり、結びコブが非常に小さくできるため、少口径のガイドでもスムーズに結束部分が通ります。
▼PEラインとリーダーの結び方
タイラバ :“遊動式”タイラバ をチョイス
タイラバは、ヘッド、スカート、ネクタイ、フックで構成されています。
ヘッド:フックから出たラインが通る誘導式となっている重り
スカート:細いラバーもしくはシリコンで出来た細かな波動を出すパーツ
ネクタイ:重要なパーツでラバーもしくはシリコンで出来た色々な形状(ストレート、カーリーなど)のネクタイのようなパーツ
フック:スカートやネクタイと同調させてマダイをかけるための針
海域や食性によってその日のパターンは違いますが、パーツを組み合わせて食性に合わせて波動を表現します。
基本的には、スカートやネクタイのカラーは、オレンジとレッドを中心に、ゴールド、グリーン、ケイムラがあればある程度のパターンはカバー出来ます。
そうしたパターンに対応している完成品として、売ってあるので最初はいくつかのカーを揃えておくと良いでしょう。
次にタイラバのヘッドの重さですが、底についた感覚がないとこの釣りは成立しないので最初のうちは通常より重目を選択しておくと釣りがしやすいです。
重さの目安としては、30−50mまでは60g、50−70mまでは80g、70−90mは、100gと考えて選択しましょう。
◆遊漁船を予約しよう
タイラバをする場合は、通常遊漁船に乗って釣りに行きます。遊漁船に乗るためには次のステップが必要です。
①タイラバができる遊漁船を探す
釣り雑誌や、タイラバができる遊漁船のリストが乗っているホームページなどを参考に自分の釣行エリアの遊漁船を選びます。
②船の予約状況を確認
船長に連絡し、船の予約状況を確認し、自分の釣りに行きたい日程が空いていれば予約します。その際、初心者であるということを伝えた上で、料金、船のルール、氷の有無、当日の集合場所、出港時間等を確認します。初心者であるというのを伝えておくと船長も対応がしやすくなるので必ず伝えておきましょう。
料金は、地域にもよりますが乗り合いの船の場合は、ひとりで1万円前後です。
③当日は余裕を持って
当日は、食料や飲み物を用意し、集合時間の30分前には到着しておけばまず間違い無いでしょう。船酔いする人はこのタイミングで酔い止めを飲めばちょうどいいタイミングです。道具を準備する時間などもあるので早めの到着に越したことはありません。
◆さて実釣編です
安心してください。ここではきっちり基本をお伝えします。
この基本さえきっちりできれば初心者でもベテラン以上に釣れる事も十分あり得ますのでしっかりイメージしてください。
タイラバを海底まで落とす!
ポイントに着くと船長さんは、「はいどうぞ。〇〇mです。」という合図が出ます。必ず船長から合図が出てから仕掛けを落としてください。
ロッドの先を海面に向けて、タイラバを落とし、ベイトリールのクラッチ押すとラインが巻かれているスプールが逆回転してタイラバに引っ張られてラインが出て行きます。
その時に、スプールに軽く親指の腹を当てて回転が速くなりすぎないように調整します。(このことをサミングと言います。)
着底するとラインが緩むので即座に巻き上げを開始します。
サミングがしっかり出来ていないと着底した後もスプールが逆転し続けてバックラッシュというトラブルになるので集中して着底を確認しましょう。
超重要!巻き始めの瞬間
タイラバが底に着底した瞬間に一定速度で巻き上げ始めたタイミングがもっともマダイが当たってくる瞬間です。マダイは、タイラバが落ちてくる時から追いかけてきています。
そして着底して巻き上げた瞬間から捕食を開始します。
着底→クルクル→コツコツコツ(アタリ)
こんなイメージです。
着底したままタイラバを底に置いておくと真鯛に見切られてしまいます。
一定速度での巻き上げがポイント
着底でアタリがなくても安心してください。まだチャンスはあります。
着底直後には、1秒に1回転を基本にタイラバを一定の速度で巻き上げます。
巻きのスピードは、1秒に1回転(普通)、1秒に2回転(早巻き)、2秒に1回転(遅巻き)の3つの速度をきっちりと一定に巻けるようにしておけばパターンに対応できます。
その日当たった巻き速度には再現性があるのでどのくらいのスピードで巻いているのかをわかるようにしておきましょう。
ロッドがぶれない事も重要
一定速度での巻き上げができていてもロッドがぶれていてタイラバが海中でふわふわしてしまうとマダイは違和感を感じて追うのをやめてしまいます。
両足を開いて安定させ、ロッドのグリップを脇に挟み、竿先を海面に下げ、リールを握りこみ過ぎずに支えながら巻くとぶれずに巻くことができます。
①、②、③、、、とリズムをとるとロッドがぶれやすいので数えながらいーち、にーい、さーん、、、のように大きく円を描くようにハンドルを回すとぶれずに巻くことが出来ます。
アタリがあっても巻き続ける
一定速度で巻き続けると、ヌゥーっと重たくなった感じがした後に、コツコツコツと振動が手元に伝わってきます。これが真鯛のアタリです。
釣りをしていた人も初心者の人もここで手が止まってしまいマダイをバラしてしまうということがよくあります。
タイラバで簡単でありながら難しいと言われるのがこの合わせないという部分です。アタリがあっても焦らず、そのままの速度でタイラバを巻き続けると、コツコツとしたあたりからゴンゴンという風にマダイが首を振っているアタリに変化します。コツコツの段階だとマダイに針は刺さっていますが確実にフッキングまでしていないこともあります。
そのまま巻き続けると、マダイが海中で反転して海底に持って行こうしたり、首を振って針を外そうとします。
この時には、どこかに針がかかっていますが、安心は禁物です。
フッキングしている場所が、唇だったり薄皮一枚にしかかかってない事もあるからです。
テンションを緩めないように一定速度で巻き続けて海面までマダイを引き上げましょう。上がってくると、船長や周囲の人がネットですくってくれます。
すくってもらえたらお礼を言って針を外しましょう。
◆釣れた後にする事
おめでとうございます!念願のマダイを手にすることが出来ましたね。
船長の指示に従って、タイをいけすやクーラーに入れたら次の魚を釣る準備をしましょう。
すぐに落としたい気持ちを抑えつつ、針が曲がってないか、ラインに傷がついていないかをチェックしましょう。
問題がなければはやる気持ちを抑えつつタイラバを落としましょう。
先ほど釣れた速度を再現する事で再び釣れる可能性は高いです。頑張って船中の竿頭(釣った枚数がトップ)を狙いましょう!
◆最後に
タイラバを始める方向けになるべくわかりやすく解説したつもりですがいかがだったでしょうか。
これからタイラバを始めていく中でもっと詳しくタイラバのことやたくさん釣るコツなどが知りたくなったら是非マガジンを購読してみてください。雑誌1冊購入する値段でマダイゲームに特化した情報をお届けします。
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