私を構成する42枚 番外編

私を構成する42枚

前回の記事まで、昨今Twitterで話題の「私を構成する42枚」について、誰から頼まれたわけでもないのに一枚ずつ語らせてもらいました。

①~⑥
⑦~⑬
⑭~⑲
⑳~㉖
㉗~㉞
㉟~㊷

今回は番外編として、42枚を選出する際に検索したけど出てこなかった盤、完全に記憶から抜け落ちていた盤を紹介させていただきます。

番外編①COKEHEAD HIPSTERS「ESCAPE FROM THE CIRCLE」

CHHの2ndアルバム?1stミニアルバム?
どういう位置づけかわかりませんが、1995年リリース作品。

僕が高校一年生になってすぐ、1998年。
同じクラスの友達に薦められ、全く聴いたことなかったのに新品のCDを購入するピュアな僕。
今思えばそのとき既に「HOW FAR WILL YOU GO」も出てたんだけど、なぜか購入したのはこっちだった。
たぶん、ハウファーより曲数少なくて値段が安かったからだろうな。

小松さんの歌声にビックリしたのが第一印象ですね。
もちろん楽曲的にもそれまで僕が聴いてきた音楽にはないノリや音質で、なかなかショッキングでした。

CHHは僕が知ってすぐに解散してしまったので、ライブは観れず。
東京に出て来てからしばらくして、小松さんがNIAGARA33ってバンドを始めたのを知る。
新宿のタワレコで、メッシュキャップ付きのデモテープ買いましたねぇ。

ライブを観たのはギグアンが先だったか、20000Vが先だったか、ちょっと思い出せない。
ギグアンの方はCOQUETTISHとSOCCERSが出てました。

NIAGARA33で初めて観た、動く小松さんのキレッキレっぷりは衝撃だったなぁ。

その数年後、CHHは再結成してくれて、念願のライブを観れました。
今はまた活動休止中なんですよね、復活して欲しいなぁ。

番外編②ヌンチャク「ヌンチャクラ」

ヌンチャクの2ndアルバム、1997年リリースかな?96年だっけ?

当時僕はヴィジュアル系バンド大好きな中学生でして。
シャズナ・ラクリマクリスティ・マリスミゼル・ファナティッククライシスがインディーズ四天王って呼ばれてた時代なんですけど。

インディーズバンドが出演するブレイクアウトっていう深夜のテレビ番組があったんですよ。
その番組で、毎週インディーズランキングってのが流れてまして。

上の動画ではヌンチャクは9位だし、レンチやイースタンユースもいますけど。
時期によっては、10位~2位が全部ヴィジュアル系、んで1位がヌンチャクってときが結構あったんですよ。

「なんなんだ、このバンドは?」ってなりますよね。
存在が謎なのもそうだし、なんなんだこの音楽は?って思うにきまってますよ。
サビの歌詞「腹いっぱーい、はーらいっぱい、腹いっぱい」だもん。

そんで、僕には兄がいてやはりヴィジュアル系バンドが大好きなんですけど。
そのとき兄は千葉に住んでて、夏休みに実家に帰ってきた際に僕にCDを2枚くれたんです。
それがヌンチャクのこのアルバムと、ハイスタのグローウィングアップでした。
ちょっと興味があって買ってみたけど、全然好きになれなかったと。

結果的に僕はその二枚にドはまりし、パンクを掘るようになるんですけど。

ヌンチャクもCHH同様、僕が知って間もなく解散してしまいました。
ここ数年で何度か復活してますが、まだ観たことないんですよねぇ。
いつか観てみたい。

曲名とか歌詞の部分で、YOU MOREに影響与えてるように思います。

番外編③midget「juke box」

これ検索して出てこなかったんだけど、なんで出てこなかったかわかったわ。
midjetって検索してた、midgetだわ。

ミジェットって読みます、イギリスのバンドです。
98年リリースの1stアルバム。
このアルバムを出した当時は、19歳とかそんなもんだったはず。
この年のフジロックにも出ています。

このアルバムはもう墓場まで持っていく級に好きです。

甘酸っぱいメロディーと、ラウドなギターのバランスがたまりません。
歌詞も若い男の子って感じでいいんですよねぇ。

98年のフジロックでKORNと共演したのをきっかけに、翌年にリリースした2ndアルバム、そのあとの3rdアルバムとどんどんサウンドが重苦しくなってしまいます。
ジョナサンデイビスめ、余計なことをしてしまいやがって。

midget好きな人はだいたい友達って思ってるくらい好きなバンドです。

番外編④NUTS&MILK「ROOT DOWN」

現YOUR SONG IS GOODのメンバーがやっていたナッツアンドミルクの全曲集です。
2003年リリースだったかな。

これはもうFRUITY全曲集からの流れで、全西荻WATTS民が聴いてたやつですね。
FRUITYからスカ要素を抜いて、POP PUNK要素を全面に出した感じかな?
とにかく「ガチャガチャしてる」って言い方がすっごくハマります。

ちなみにNUTS&MILKのメンバーにFRUITYの斎藤さんを加えたのがSCHOOL JACKETSで、メンバーそのままYOUR SONG IS GOODに移行してます。
あ、知ってますかそうですか。

今でもめっちゃ聴きますねー、YOU MOREの企画名「SPECIAL TODAY」はナッツの曲名から拝借してます。

番外編⑥ZGOK YOUTH「last youth days」

90年代後半、大ブームとなったメロコア・ミクスチャー・スカパンク界隈の中の知る人ぞ知るバンドの唯一の単独音源。
上の動画はコンピに収録されてる曲で、単独音源には入っていません。

普通のVo,Gt,Ba,Drに加えてなぜかトランペットだけいるっていう、ヘンテコな編成。
んでやってる音楽はミクスチャーのようなメロコアのようなって感じなんだけど、圧倒的に音質が軽くてしょぼくて楽曲がポップ!

つまり、のちの西荻系と呼ばれていたバンドが好きな人は絶対好きなやつです。
このバンドとその西荻シーンが絡みあったのかは全然知りませんが、サウンド面はめちゃめちゃ呼応しています。

入手困難な音源なんだけど、中古で探せばかなり安く手に入るはず。
たぶん、武蔵小金井のレコファンにずっと売れ残ってるのでもし興味があれば行ってみてください。
個人的には大推薦版です。

番外編⑦DASHBOARD「YOUTHFUL BACKLASH ADVANCED TRACKS」

僕らのヒーローDASHBOARDの1stアルバム。
当時僕は音楽の専門学校生でソウルやファンクをよく聴いてたので、学校で習って好きになったような音楽と、もともと僕が好きだったような音楽を同時に鳴らしてるバンドがいる!!!!と衝撃を受けたものです。

とにかく僕はダッシュボードのライブを西荻ワッツに観に行ったことで、それまでの音楽観念をズタボロに破壊されました。
それくらい衝撃だったんです。

このアルバムは確か2001年リリースなんだけど、僕がライブを観に行ったのは2002年11月。
上の動画のライブは、僕が二回目に観に行ったときのです。
アップしてくれた方、本当にありがとうございます。
最初に観に行ったときはワッツのハコ企画で、お客さん数人しかいなかった。
DBの他にモンキーズフットポイント、アウトオブスタイル、フォアサイト、UGマンが出てて、どのバンドもカルチャーショックだった。

ライブ中に一番ペラペラしゃべってたギターの人にライブ後に話しかけた。
DASHBOARDを観に行った背景にはFRUITYがあること、西荻系ってのがあるって知って気になって音源買って見に来たという主旨を熱弁した記憶がある。

そしたら、僕が愛読していたディスクユニオンのフリーペーパー「EXTRA」でFRUITYや西荻系の特集を書いていた横浜店竹内がその人だった。
朝さん。
つまり、西荻系ムーブメントは半分朝さんの自作自演だったのだ。

そんなこんなで、今でも大好きなバンドです。
ショウジさんと話すようになったのはそれから10年くらい経ってからだけど、いつも優しくしてもらいました。R.I.P

番外編⑧SWING SHOTT「THE AGE…FAKE MUSIC IS COMING INTO FASSION」

SWING SHOTTの3rdアルバム、2002年リリース。
ノンホーンスカパンクファンの間では知る人ぞ知るバンドだと思うけど、違うんですよ。
みんな2ndまでしか聴いてないんですよ、なぜか。

このバンドは3rdがヤバイんです!!!!!ほんとに!!!!!
上の動画は1stの曲なんだけど、こんなの鼻くそに思えるくらい3rdはヤバいんです!!!!!!

スカパンク一辺倒だった2ndまでとは違い、3rdはハードコアからツートーンスカ・レゲエ・ダブの要素がふんだんに入ってくるんですね。
んでその入れ方がサブライム的な感じというより、西荻感がプンプンに漂ってるような感じなんですよ。
感覚的な話だけど。

現に当時SWING SHOTTは西荻ソウルメイツツアーの千葉編に出てたはずだし、このアルバムのレコ発@ギグアンに僕はいったんですがDASHBOARDも出てました。

ほんとこのアルバム聴いて欲しいなぁ。
誰もこれだけ聴いてないんですよマジで。
ヒデキも2ndまでしか聴いたことないって言ってた。

番外編⑨ROOT55「単独音源出てません」

これに入ってます
これに入ってます
SIDE GORIとのスプリット7インチ

最後は番外編過ぎますが、ROOT55
単独音源は出ておらず、僕が知る限りはSIDE GORIとのスプリット7インチ、CHANIWA/GOING STEADY/U CAN’T SAY NO!との4バンドスプリット、ピントレコードから出たコンピ「ピントケース」
あとは、僕は聴いたことはないけどデモテープがあるようです。

このバンドもヤッッッバイんですよ。
そもそも知ったきっかけは、これまたユニオンのフリーペーパー「EXTRA」なんですね。
朝さんが書いた西荻系特集でちょっと記事が載ったのと、あとステステのインタビューに名前が出てたんですよ。
んで、朝さんが書いた記事にROOT55の音楽を「レッチリ×スケボーみたいな」って書いてあったんですよ。
そんなんめっちゃ気になりますやん。

んで実際聴いたらまさにそんな感じなんですよね。
ザックザクでスラッシュ感あるリフにラップが乗って、なのにあんまり演奏カッチリしてないっていう。
そんでなにげに歌がキャッチー。

とにかく、まとまった音源の発売を熱望しています。
誰か全曲集出してください。
ライブ観たことないし映像も観たことないので、お蔵入りしている映像とかあればYouTubeにアップしてほしいなぁ。。

いつ頃まで活動してたんだろうなぁ。
僕がワッツに通い始めた2002年末以降は、全然名前見なかった気がするんですよね。
それより前には解散してたのかな。

というわけで、お付き合いいただきありがとうございました。
これでもう思い残すことはありません。

このブログも早くもネタ切れを迎えつつありまして、今後もこういった好きな音楽ネタを投下することはあるかと思います。

主観と偏見しかないですが、温かい目で見て頂けると幸いです。

今週末日曜日のお昼、レコ発があるので観に来てね。




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