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週刊 僕たちのフィロソフィーvol.16【僕たちの"平等"】

世界に”平等”は存在しない。ある一つを除いては

唯一全人類に平等に与えられているもがあるとすればそれは”死”だと僕は思っています。

終着点としての”死”

最後の逃げ場としての"死"

悲劇の物語としての"死"

みんなに平等に与えられた”死”をそれぞれの形でこの世に残す、

そして”死”を見つめることを通して”生”を見つめる

これは、僕が尊敬するある人が僕に昔話してくれた、その人の"死"と”生”にまつわるストーリーです。


ビルの屋上で靴を揃えて立ちすくむ

彼は高校球児でした。野球の強豪校に通う彼にとって、高校生活の全てが野球でした。厳しい練習に耐え、甲子園にいくという夢に向かって全てをかける。そんな生活をしていた彼はある日、ひょんなことから他校の生徒と喧嘩になりました。

殴り、殴られ。他校の生徒が病院に運ばれてしまうまでの大事に発展してしました。

学校の下した結論は「野球部の部活停止と大会への出場取りやめ」

彼は泣きながら先輩たちに土下座しました。

「すいません。僕のせいで先輩たちの夢を、僕のせいで、、」

泣きながら謝る彼に先輩は言いました。

「来年、お前が絶対に甲子園に行け。あとは託したぞ」


彼はその日から、エースピッチャーとして死ぬ気で練習し続けました。そして一年後、彼は肩を壊しました

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自宅のビルの屋上の縁に立ち彼は、自分の情けなさ、消えてしまいたいという思いでいっぱいでした。あと一歩踏み出すだけでケジメをつけられる。

先輩達の夢を壊し、自分の代でも役に立たなくなった自分の存在価値を証明してくれるものは、何一つないと感じていました。

しかし、彼は一歩を踏み出すことはできず、毎晩毎晩ビルの屋上で靴を揃え、踏み出すことができない自分が情けなく、でも飛び降りることもできない。そんな日々を送りました。


命の価値

それで最後まで死ねなかったから、今ここにいるんです。と彼は僕に笑いかけました。そして、こう伝えてくれました。

恥ずかしながらそんな体験をした僕だからこそ、伝えたいことがあるんです。

「お前の命なめんな!」

あなたが感じてる、その痛みは、いつか同じ様な痛みを感じている誰かのことを本当に分かってあげるためにあるねん。

あなたの命は、他の誰かが困っている時に寄り添ったり助けてあげるためにあるねん。

簡単に捨てようとするな、あなたの命は他の誰かを救えるんやから

お前の命なめんな


僕はこの話を聞いてたくさんの人にこの言葉を伝えていこうと決めました。そして、今日あなたに伝えてさせてもらっています。


人生最後の日

最後に、彼の話に添えて、僕の大好きなアーティスト「幸あれ」の曲

「人生最後の日」の歌詞をここに置いていきます。

いつも読んでくれて有難う。あなたの幸せを祈っています。


「人生最後の日」

後悔してないか 人生やり切ったか

悲しんでないか 笑ってるのか

今自分に何て声をかけるのか
色んなことがあった 色んなことがあった

Oh 人生最後の日
Oh あなたは何を思う

いっぱい喜んだ いっぱい怒った
いっぱい悲しんだ いっぱい楽しんだ

何を見てきたのか 何を聞いてきたのか
何を伝えてきたのか 何を感じてきたのか

Oh 人生最後の日
Oh あなたは何を思う
Oh そして仲間と出会った
Oh あなたは何を思う

あなたが泣いたら 僕も泣いてしまうだろう
あなたが笑ったら 僕も笑いたくなる

地位も名誉も 肩書きも超えた
誰にでも伝わる笑顔の花

今この身体を離れてゆくあなた
振り返ってどうだった

活かせたのか 諦めなかったのか
挑戦したのか やり続けたのか

Oh そして今幸せか
Oh 人生最後の日
Oh そして今幸せか

そう願うのは僕だけじゃない






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