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週刊 僕たちのフィロソフィーvol.15【僕たちの向き合うべきこと】

組織に起こる問題の9割は人間関係である。

僕がよく言ってる言葉です。いくつかのコミュニティを運営していて、日々たくさんの方に関わらせていただいている僕ですが、やはり人間関係の問題は、どうあがいても向き合わなければいけない局面が多々あります。

今日はこれまでの上手くいかなかった、いや”上手くいかなくなった”人間関係の話をしたいと思います。

結論としては、修行中の日々です。という実にしょーもない結論になっています。それでも読みたいという方はどうぞ。


あいつは宗教かなんかに入ったんだ

大学2年生の頃、僕は本当にどこにでもいる大学生でした。唯一ちょっと違うとしたら大学の寮の寮長を2年連続したことくらいです。

寮は50人で僕が入学した時に、新設されたので同じ学年の男50人の共同生活でした。みんなでバカみたいな飲み会して警察に通報されたり、ロケット花火戦争みたいなことをして遊ぶような、青春が詰まっていた記憶があります。

バイト行って、部活行って、寮に帰って、テスト勉強して。本当に変わったことなんて何一つない生活をしていました。あの時までは


僕の人生のターニングポイントは「高橋歩」という人の講演会のスタッフをすることになった時でした。友達に誘われて入ったんですが、そこでは女性一人で東南アジアを周るような旅人や、ヒッチハイカーがたくさんいて僕の生きてきた世界と全く違う世界の人に驚きの連続でした。

そして、いつか自分もそんな風になりたいと思うようになりました。

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そんな劇的な出会いが続いていたある日、僕はひょんなことから7/7日に学生が夢を語り合うというイベントに参加しました。

参加者を見渡すと、何かちょっと変わった感じの学生が多かったような気がしました。そこである学生が言いました「いつか鬼ごっこでギネス超えたいんだよね!」

僕は「へ〜〜」くらいに思っていたんですが、その場が凄く盛り上がっていたので、流れで一回北九州の10大学合同の鬼ごっこやろうよ!1000人で!ということになりました。

気づけばその会の中心にいた僕はイベントの主催なんて全くやったことないし、何をすれば良いのか全く分からなかったのですが、とりあえずTwitterの公式アカウントで「北九州1000人鬼ごっこ」というのを作って呟きました。

そしたら、なぜかそのツイートが15000リツイートも行って、作ったLINEグループは勝手に300人を超えました。

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しかし、その裏でこんな噂が流れるようになりました。

「志藤は何か怪しい宗教に入ったんだ」

「あいつ、何か怪しいことし始めたぞ」

僕はその鬼ごっこからイベントを主催する学生団体を始めました。その活動は大学の友達にも知られていきました。応援してくれたり、参加してくれる人もいました。しかし、

「志藤の学生団体はネットワークビジネスの温床になってる」

「意識高い系ってやつだなww」

なんて根も葉もない噂やが嘲笑があとをたちませんでした。


そして極めつけは、休学していた僕より1年早く卒業していく寮生50人のグループに「卒業おめでとう」と送ったのを最後に、

僕はLINEグループから強制的に退会させられ、その後、誰も僕を招待してくれることはありませんでした。

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NPOの代表であるということがもたらす弊害

思い返せば、中学時代からほとんど僕は部長や代表というポジションにいました。大学生になってからは、世界一周中の時間以外の全ての時間が代表としての肩書きを背負っていました。

そして、今はNPOの代表という肩書きを背負っています。

「人はその人の中身より、見た目や社会的地位で判断する」

これは随分前に気づいていたことです。それが分かった上でNPOの代表はとても大変な側面があります。それは

「あの人は頑張って社会貢献して、まるで聖人のようだ!」

というフィルターで見られるという一面にあります。もちろん、これが良い方に働くことも多くありますが、諸刃の剣とはこのことで

「ヤンキーが子犬を拾うとめっちゃ良い人に見えて、学級委員長がカンニングするとめっちゃくちゃ極悪人に見える理論」という僕のつけた理論が発動します。

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僕は、NPOの代表である以前に一人のしょーもない人間です。好きな人もいれば、当然嫌いな人もいる。間違いも犯せば、愚かな判断ミスもする。

これが、何もしていないニートや不良ならば、「あ、それくらいあるよね」ということが、このNPO代表共同幻想がそれを許しません。

ちょっとミスすれば「あの人普段はあんな事言ってるのにね」と噂と陰口を広められ。人を避ける行動を取れば「そんなことしたら、みんな離れていくよ?」と脅される。

団体が成長してくれば「あそこは教祖ビジネスだよ、まじヤバイ」と言われ。大地さん一緒に仕事したいです!と言ってくるやつは裏で「学生から搾取しすぎでしょ」と言っている。


これが"NPOの代表"が見ている景色です。

僕が悩んでいるのは子ども達にいかに良いものを届けるかや、どうやって多くの人に知ってもらえるのかという様なことではなく

人間関係です。

僕はこの数年で仲良くしていた人が、突然自分の陰口を広め出す。青春を共にしていたと思っていたやつらに縁を切られる。なんてことをたくさん経験してきました。ただ、やりたい事をやっていただけで。

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”向き合うということ”

僕はある日、たまらなく辛くなって師匠の大策さんに相談しに行ったことがありました。僕の話をじっと聞いて下さった後に大策さんは

「代表の見ている景色は他の誰にも見れへん、やから代表同士で繋がるんや。俺は色んな所で”志藤大地”っていう素晴らしいやつがいてなって話してるで。」という言葉をくれました。

泣いているのを見られたくなかったので、つい涙を堪えながら大策さんに聞きました。「大策さん、大策さんは影で言われたとき、裏切られたときどうするんですか?」

大策さんは笑って答えました。

「よくも裏切ったな!!絶対お前が大変なった時、助けてやるからな!って伝えるよ」


正直な所、僕は毎日「今日も大策さんのようには生きれなかった」と思う日々を送っています。今でも寮のグループを退会させたやつには、人生のどこかで復讐したいと思っているし、陰口を言ってる人達のをことを助けたいなんて思えません。勝手に人生失敗しろよ。くらいに思っています。

自分の感情を隠すことはできても、偽ることはできません。

でも、いつか、「赦す強さ」を身につけた。本当に強い人間になりたいと夢見ています。今はまだ修行の日々で、醜い自分を見つめる日々です。


最後にめありぃが始めた「オガメル」というサービスで

僕が「自分の中にある憎悪から解放される方法を教えてください」と送った回答で締めくくりたいと思います

●「憎悪」それ自体を憎まない

●自分の中に「憎悪」が存在していることを「認める」

●「憎悪=悪」という固定概念を疑ってみて


今日も有難うございました。そして、いつも有難う。











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