Python3エンジニア認定データ分析試験合格体験記

2024-03-24にPython3エンジニア認定データ分析試験を受験し一発合格したので合格体験記として残しておきます。
話す内容としては以下の通りです。

  • 試験概要

    • 試験範囲

    • 事前に持っておくとよい知識・資格

  • 試験対策

    • 教科書

    • 模擬試験

  • 実際の試験の感想

はじめに

試験勉強を始めた(資格試験用の教科書を購入して届いた)のが3/1で受験日が3/24でした。準備期間は全部合わせて3週間ほどですが、まじめに準備した期間は10日程度です。
準備期間は個人差あると思います。その人の事前知識や一日あたりの勉強時間によっては準備期間に差があると思いますが、そこは試験対策のところで詳しく書きます。
また、合格をするためだけの勉強と、実際にスキルとして身に着けるための勉強ではやり方が変わってきます。私はなるべくスキルとして身に着ける方向で勉強をしていたので、それも加味した体験記として読んでください。

試験概要

試験時間は60分で問題数は40問です。
公式の試験範囲では以下のようになっています。

試験の出題範囲は教科書の章立てに沿っています。教科書は購入してもいいですが、今はキャンペーンをやっていて試験を受験するなら無料でもらえるようです。

また公認の模擬試験があります。難易度は本番の試験よりも難しいですが、これを解いておくと本番の試験で似たような問題が出るので合格への近道になります。

こちらの模擬試験も公認の模擬試験ですが、私は解いていません。

試験対策

試験範囲に沿って試験対策ともっておくとよい事前知識をまとめました。
事前知識については、試験対策に限らず、自分のスキルとして身に着けるためにあったほうがいいなと感じた内容となっているので、この試験の合格のためには必ずしも必要ありません。ただ、教科書は必ずしも丁寧に解説しているわけではないので、教科書の内容がよくわからないなと感じた場合は、事前知識が不足していると思って、そちらの勉強をしてみることもお勧めします。

データエンジニアの役割

試験対策:教科書の内容を読んで理解しましょう。
事前知識:不要です。

Pythonと環境

試験対策:Pythonの基本操作と環境構築の内容になりますが、読まなくても問題ないくらいでないと事前知識が足りていません。
事前知識:Python 3 エンジニア認定基礎試験の勉強をしてみてください。Pythonの基本知識を身に着けられます。模擬試験の内容を見て問題なさそうなら大丈夫です。

数学の基礎

試験対策:高校数学の基礎知識と統計学の基礎知識があれば問題ないです。統計学については統計検定3級程度の知識があれば十分です。試験合格のためだけなら最悪全部間違っても15%の失点なので他が問題なければ大丈夫です。
事前知識:統計については統計検定3級の勉強をしてみてください。数学については適切なレベルの資格の案内ができません。

ライブラリによる分析実践

試験対策:本試験のメインです。この章に関してはじっくり説明されていますが、パラメータの意味や機械学習(scikit-learn)についての説明は足りてない印象なので、適宜調べつつ進めてください。コードについてはGoogle ColabかJupyterLabを使用して実際に動かしてみましょう。パラメータなどの数値をいじるとどう変わるのかを試してみると理解が深まります。また、コードの意味が分からないときは、コード全文をコピペしてChatGPTなどで聞いてみるとわかりやすいかと思います。実際に私は以下の画像のように聞いています。コード全体をコピペして聞いたうえでパラメータの意味などを再度切り出して聞きなおすと精度の高い回答が期待できます。機械学習については教師あり学習と教師なし学習の違いと題材となっている回帰・分類・次元削除・クラスタリングなどの概要の理解を抑えれば問題ありません。
事前知識:機械学習についてはディープラーニングG検定の勉強をしてみると理解が深まります。ただこの試験もまじめに勉強すると大変ではあります。

ChatGPTの回答

模擬試験

上にリンクを張った模擬試験を解きましょう。PRIME STUDYの方は第1回のみ詳細な解説がついているので、まず第1回を解いてみてください。間違えた箇所、理解があいまいな部分を解説を読んで確認してください。実際の試験より難しいので、70%を多少下回っても問題ありません。第2回は第1回の問題を微妙に変えた程度の問題なので、第1回の復習が終わってから解くと合格点を取ることが可能な内容になっています。(私は時間の都合で第3回までは解いていません。)

実際の試験

模擬試験で合格点が取れるなら本試験でも確実に合格します。模擬試験で出たような問題が割とそのまま本試験でも出題されているイメージなので、模擬試験を解いておくとかなり簡単に感じると思います。私は15分程度で解き終わりました。

まとめ

取り扱っている内容の難易度の割には、試験自体の難易度はすごく低く、合格率も80%を超えているらしいので受験すれば必ず合格するといっても過言ではないレベルの試験です。
試験対策としては結構ハードルを上げて書きましたが、あくまでスキルとして身に着けるための対策なのでそこに注意してください。試験だけ受かればいいやと言う人は教科書をさらってそこそこ理解してから模擬試験を受けてしっかり復習すれば合格可能です。
この記事が参考になれば幸いです。


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