わたしの立ち直り方
父の葬儀、お通夜が終わり
葬儀中滞在していた兄と入れ替わりで
母の住む実家に戻った。
前回実家に泊まった時は
入院中の父の外泊許可が出て
一緒に実家で過ごした。
父の好きなかき揚げを少しだけ
揚げて、薄焼き卵にきゅうり
薬味を沢山切って
素麺を食べていた。
私と姉の日常的なやり取りを見て
本当に幸せそうに笑っていた。
なぜ、父の写真に向かって
お線香をあげてるんだ。
手を合わせているんだ。
2〜3日は、そんな
混乱した気持ちが湧いては
消えてを繰り返した。
心の中の父と会話をすると
"まぁ、そうなったんだから
仕方ないよなぁ"
そんな声が聞こえた気がした。
亡くなって1週間
夢にくらい出て来てよと
思い続けていたら
とうとう出てきた。
昼過ぎに椅子でうたた寝をしていた。
2〜3m先に、横たわる父。
私はその父がもう死んでることを
知っている。
悲しいとか寂しいとか
なんの感情もない夢だった。
目が覚めて、自分はもう
父の死を受け入れられたと
そう思った。
悲しみを感じるなら
しっかりとその感情を包んであげる。
寂しいなぁと思う時は
1日に何度もある。
父に関連する物を見れば
その度に寂しくなる。
メロンパン見るだけで思い出す。
でも、その後は忘れず前を向く。
家に帰ったら
ひまわりの水切りを先ずしよう。
きっとグングンと水を吸うだろう。
そんな事を考える。
少しだけ先の事を考える。
立ち止まる事も出来るけど
どちらにしても時間は進む。
同じ様に時間を進めるなら
少しでも明るい自分でいたいと思う。
無理する事はしないけど
そう意識することで
そう考えながら進むことで
少し先の未來は変わると思う。
人は日々考えてる未來を進む。
これから、1週間ぶりに自宅へ帰る。
久しぶりに家族に会えるのが楽しみ。
ひまわりより先に、家族をハグしよう。