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7月7日は「ほししいたけの日」! そして・・・

今度の日曜日は7月7日。
日本で「7月7日は何の日?」と聞かれたら、大半の方は「七夕」と答えると思いますが、「ほししいたけの日」も一緒に推したいほししいたけファンクラブです。
なぜ7月7日が「ほししいたけの日」なのかは、こちらのnote記事で詳しくお伝えしたので、読んでいない方はぜひ読んでみてくださいね。

そして、その記事でも軽く触れていますが、7月7日は「そうめんの日」でもあります。コロナ禍前までは一緒にイベントをしたりして力を合わせた仲でもあるので、今回は「そうめんの日」をちょっとご紹介しようと思います。

東京・銀座の数寄屋橋広場でのイベントの様子(2015年)

「そうめんの日」は、今から42年前の1982年に全国乾麺協同組合連合会(全乾麺)によって決められました。「ほししいたけの日」も七夕にちなんでいますが、「そうめんの日」の場合は平安時代からの宮中行事が由来の一つとなっています。全乾麺のホームページには「醍醐天皇の時代に宮中の儀式・作法等を集大成した『延喜式』(927年)に、そうめんの原型といわれる索餅(さくへい)が七タの儀式の供え物の一つとして供えられていたという記述があること」「特に平安期からは宮中における七夕の行事にそうめんが欠かせない供え物とされていたこと」などが書かれています。
ちなみに、なぜそうめん(索餅)かというと、7月7日に死んで霊鬼神となり熱病を流行らせた古代中国の帝の子を鎮めるために、その子の好物だった索餅を供えて祀るようになったことから「7月7日に索餅を食べると一年間無病息災で過ごせる」という伝説があったからのようです。

そして七夕は、織姫(織女)と彦星(牽牛)が年に一度の逢瀬を楽しむ日。そうめんを白い糸に見立てて「芸妓(機織り)が上達するよう」に、あるいは赤い糸に見立てて「良い出会いがあるよう」に願いを込めてそうめんを食べたという説もあるそうです。

今年の七夕は美しい天の川が見られるでしょうか?

ちなみに、そうめんなどのルーツである乾麺は奈良時代に中国から遣唐使によって伝来したと言われています。そして、ほししいたけも諸説あるとはいえ「唐から帰国した弘法大師が伝えた」という説があります。食べ物をいったん干してから食べるという食文化と共に、中国から同じ頃に日本にやってきたのかもしれませんね。

何より、ほししいたけとそうめんは一緒に食べたら美味しい上に栄養も抜群!それだけでも同じ日を記念日に持つ意義は十分でしょう。ついこの前、ぴったりのレシピもご紹介したことですし、今年の七夕はほししいたけ×そうめんを食べて、無病息災や芸妓上達、すてきな出会いを願ってみませんか?

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