言葉の掃き溜め【キミニシラレヌⅡ】

とっくに沈んだ2人の小舟
手放せない櫂持つ手
君の足元に春の訪れ
未だに僕は冬の永久とこしえ
白銀の世界に囚われ
彷徨い探す あの日の答え
記憶すらも白く染める
淡く消えゆく君の面影
諦めつつも今も何処かで
パンドラの箱を探ってる
希望という名の微かな火影
暖を取るため伸ばした両手
暖めたいのは心の方で
たった一つの僕の本音
心の中で必死に届けと
祈りに近い嗄れた声

*hook
時計の針が止まるまで
泉の水が枯れるまで
全ての花が落ちるまで
最後のページをめくるまで
セピア色の記念写真
あれから既に2年経ち
淡い記憶と消した記録
君の言葉だけが色濃く残る

君が彩った2人の日々
僕が傷つけて入れたヒビ
いつも君を泣かせてばかり
部屋の小物 忘れ形見
見えないけれどたしかにあった
弱い2人の愛の形
共に歩んだ軌跡の話
今では燻んだ愛の輝き
思い出は風化し砂となり
指の隙間から零れ落ちる
手のひら残るは僅かな粒で
音も立てずに静かに崩れる
夢の中に君は現れ
あの日の曲をいつも奏でる
起きると再び僕は独り
今更戻す術は無いのに

*HOOK

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