言葉の掃き溜め【白い悪魔】

白い悪魔が今日も囁く
時の流れだけは早く
喉も渇く 都会の砂漠
気づけばまた日が変わる
始まりは些細な選択
そこから一気に転落
未だに底が見えない奈落
悪魔の快楽 天使も堕落
求める快感 何度も体感
歩き続ける死への階段
毎晩部屋で1人迷走
抜け出せないこの迷路
金と命も残り僅か
それでも引き換える白い粉
起きたまま夢見る瞬間
これに溺れ 今じゃ習慣
無くなると見えない集団が
襲いかかる恐怖に怯える
食事もいらない 心も満たない
現実逃避にはこれしかない
夢の中に出てくる少女
携える氷の微笑
常に腕に這い寄る毛虫
真っ赤に染まる手首
連日連夜 逃げ出す現実
悪魔が奏でる優しい旋律
鈍くなった思考回路
虚な頭で過去を回想
もうこれで最後にしよう
同じ台詞を言う何度も




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