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「結果も出ない不安な土日」僕とコロナのn日戦争 4/25〜/26

4/25

目覚めると昨日よりも少し体が軽い気がした。いつも通りカーテンを開けてベランダの窓を開けてタバコを一本吸った、左脇には体温計をセットして。昨日は味覚が鈍っていたのでいつもと違う味がしたが、今日は普段通りのほろ苦さと爽快さが交わった味と香りがした。暫くするとピピピッと鳴ったので確認すると36.3℃だった。

うむ、これは大丈夫かもしれないな。

そう思ってタバコを吸い終えると朝食の支度をすることにした。朝食の支度といってもカップ麺と缶詰と調味料しかないので、作業としてはご飯を炊くくらいしか無かったのだが。

炊飯器が炊き上がるのを待つ間に、しおりをパラパラとめくると”飲酒・喫煙は厳禁です。”と書かれていた。そらそうだわ、と小声で呟いて朝の1本を吸った事実に対して急に不安になった。でも、今のところは何も症状が悪化しているわけでもない。でも、暫くは禁酒禁煙生活を余儀無くされるのだろう。

ご飯が炊き上がったので焼き鳥の缶詰を用意して朝食を食べた。昨日は激辛のカップ麺を食べても辛味を感じなかったのに、今日は塩味の焼き鳥が少し味が濃いと感じるまでに回復していた。炊きたてのご飯の匂いと味も十分堪能した。

朝食を終えると、母親からの心配メールがやってきて体調の報告をした。自分は面倒だなあと思いつつも、母親、会社、への定期報告を済ませた。

本当にやることがないなあとぼやきつつ、1ヶ月前に実家から持って帰ってきたPS2をやり込むことにした。あまりゲームをやらない人間なので、最初に買ったゲームソフトとたまにブックオフで中古のソフトを交互に楽しむのが自分なりの楽しみ方だ。”大神””プロ野球スピリッツ2004クライマックス”がマイブームで、未だに僕の画面の中には近鉄バファローズが存在しているし福岡ダイエーホークスだ。

日中はゲームしたり友達とLINEしたりしてボーッと過ごしていた。

相変わらず倦怠感と手足の若干の痺れは治らない。

4/26

この日も起きてみると倦怠感と手足の痺れは残っているものの昨日よりも体調が良くなっている気がした。熱も平熱で食欲もある。

そして、午後一に買い出しに行ってきてくれた同期が玄関の扉に数日分の食料を置いてくれた。自分がコロナ疑惑だということにキレつつもきちんと助けてくれるツンデレなところが可愛い。

これで数日分の食料は確保できたので、週明けの検査結果までは何とか生き延びることができる。これで陰性であれば自分で買い出しに行けばいいし、陽性であれば宿泊療養か入院なので食料に困ることはない。

ここまでの経過報告をSNSに投稿すると遠方や疎遠になった友人たちから連絡が来た。心配してくれる人も多く、本当に人に恵まれていると実感。ただ、本当に元気すぎるので心配されすぎると逆に申し訳ない。

母親も会社の人も再検査の話や今後の話を質問してくるのだが、そもそも土日で保健所が稼働していないし、PCR検査当日にほぼ同じような質問を自分も医師にしていて”検査結果が出ないと何とも言えない。”と言われた。コロナを巡る状況は今この瞬間も変わっており、その時にならないと何も言えないということだった。

またコロナじゃないかもしれないから大丈夫だよ、と励ましてくれた人もいたが、自分はむしろ”コロナ陽性になって宿泊療養をしたい。”と強く思っていた。

なぜなら、
・陽性
  陰性➡︎怠感と手足の痺れについて別検査を受ける必要有
・宿泊療養
  陰性でもPCRを再度受けるまでは外出自粛と言われたから
自分の場合は、無症状・軽症だったこともあり万が一にも備えてきちんと誰かと連絡を強制的に取れるような場所にいたいと思っていた。

そんなこんなで結局、この土日は不安でいっぱいになりつつも無事に終わった。

続く

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