言葉の掃き溜め【ほろ酔いⅡ】

少し酔った帰り道
月明かりに2人きり
きっとこれは一夜限り
明日になれば元通り

酔った私かわいいでしょ
どうしてあの子を見てるの
今日も話を聞いてないね
きっと今夜も泣く予定
寄りかかった私を
優しく剥がした手
他の人じゃなくて
あなただけに言われたい
「可愛い」とか「好き」とか
言葉じゃなくてキスとか
それなのにどうして
あの子と溶けていく
夜の街の闇の中
眺めるだけの後ろ姿
こんな時に隣には
どうしてあんたなのよ

少し酔った帰り道
月明かりに2人きり
きっとこれは一夜限り
明日になれば元通り

今日も君は頑張ったね
寄りかかってみたり
酔ったフリのチーク
結果は空振り 空回り
あいつはあの子と2人
眺めてる君は涙目
泣いてないって言う君
とりあえず渡すハンカチ
「付き合え」って珍しいね
たまには君に付き合うよ
コンビニで買ったチューハイ
とりあえず2人で乾杯
千鳥足で歩き出した
君の後ろについて行った
俺の気持ちは届かないね
こんな夜はしょうがないね

少し酔った帰り道
月明かりに2人きり
きっとこれは一夜限り
明日になれば元通り