言葉の掃き溜め【明日へ運べ】

ベランダ出ると朝陽が
ふと舞い落ちた花びら
形あるもの全てが
いつか無くなる定めか
どうして?今もこうして
問うばかりの夜を越え
届いて君の心へ
そう願い 出すこの声
虚しさと寂しさ
あの日に受けた痛みや
複雑になった苦味が
反芻されて舌に浸りだす
世界とつなぐ窓を開けて
抜ける風 揺れるカーテン
水たまりで知る夜の雨
嘘みたいな空 今日は晴れ
あの日出した言葉を懺悔
自分に問うあの時なんで?
溢れた気持ちが音を伴い
言われた君は寂しげ
いくつもの夜を介して
それでも俺は愛してる
いつか来る死に際して
行く宛の無い手紙を書いて

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