ワインマーケットパーティさんブラインド80回メモ
今週難しかった
最初「あれ?今週は打って変わって難品種系?」と思いきや、後々一周回ってやはり基本種品種系なのでは…と悩ましかった回!
①今回一番迷走したやつ
外観: グリーンがかった淡い(または無色に近い)レモンイエロー、泡滓ないがやや気泡あり、粘性普通
香り: アタック中程度、赤りんご(青もいる)、白い花、チョーク。温度上がって蜜感が顕著。青草も最後ほんのり出てきた気がする。白胡椒はいないはず
「明らかに飲んだことある感じ」なのだが、この時点でこれという候補が見つからず。
リンゴ&白い花感の強さで、リースリングでは無いと思うがケルナーやミュラートゥルガウとかはあるか。
果実の感じや蜜感からCBや熟れたSBもありうる。
同じく果実の感じと白い花からイタリア白もありうる(ガルガーネガ、アルネイス等。カタラットとかもあるのかなと思ったが色が薄いか)。
あとスペイン白(チャレッロ、ビカル、ヴェルデホ等)も。
あとはリンゴ系でシルヴァーナーやGVも。
ああ迷走!
味わい: アタック中程度、甘味L(果実っぽい甘やかさは残る)、酸味M+〜H-でかなり高い、苦味はL+でほんのり柑橘皮系、アルコール12.5-13、余韻やや短6-7
大変に悩ましかったが、結構しっかりとした酸と、後からじんわり感じてきた青草ニュアンスで、以前こちらのブラインドで惨敗した「熟した(青草のほぼ無い)SB」のセンを疑い始めた。
ただ、直観に従うとガルガーネガやアルネイス路線もすごいありそう。
スペイン白も捨てがたいけど、決め手がない(ヴェルデホはもっと甘苦オレンジっぽかった気がするし、ビカルはもうちょいカルヴァドスっぽかった気がする)。
最後まで迷ったが、以前の失敗を活かせることに期待して
↓
青草も弱かったしSBにしてはりんごも違和感だけれども…
②奇を衒いすぎた気がする
外観: ほぼニュートラル(強いて言えばグリーンみ)な中程度のイエロー、泡滓無いが細かい気泡たくさん、粘性高い
香り: アタック控えめで閉じ気味か?、果実は第一印象洋梨〜花梨くらいだがやや嗅ぎ慣れない香り(酸化熟成香か?とも思ったが)、ナッツ。温度上がって白桃&黄桃感も出てきて、クッキー的な香ばしい樽香も。MLF感も。マヨ香は感じず
シャルドネ、マルサンヌ&ルーサンヌ、ヴィオニエ、グルナッシュブラン(ブレンド)あたりが第一候補。
あとはマカベオはありうるか。樽ありCBも疑ったがマヨ香を全く感じず優先度下げ
味わい: 中程度、甘味Lだが甘やかさは感じる、酸M-〜L+でかなり低め、苦味L+〜M-で厚めの果皮と樽的なニュアンス、アルコール13.5程度、余韻やや短め6-7秒
CH、MS&RS、グルナッシュブランブレンドを候補に残したいところ。
特に前2つで悩んだ。
おそらく濃厚豊満系のCHだったのではと今でも思う。
…が、黄桃的ニュアンス、酸の低さ、果皮由来の苦味的なポイントがどうしてもひっかかり、敢えて違う回答にしてみようと思い(←謎の蛮勇)
↓
③絞り込みがね…
外観: 紫がかったやや濃い〜濃いラズベリーレッド、エッジはほんのりピンク、泡滓なし、粘性普通〜やや低
香り: 強く、開いている。熟した〜コンポートのカシス、ピラジン(パプリカというよりはピーマンか)、シナモン、クローヴ、ほんのり牧歌的な香り、樽はヴァニラ系でほどほど、コーヒー
これはCSファミリーだとは思うのだけども、問題は絞り込み。
この時点でCFだけ除外したが、CS、メルロ、カルメネールはどれもありうる感じ。
味わい: アタック中程度、甘味Lだがアルコール由来の甘やかさあり、酸味M+で結構ある、渋味M〜M+(CS系だとするとやや控えめ)、果実味高め、アルコール13.5-14、余韻長め9秒(謎!?)
カルメネールもかなりありうる。CS/メルロなら大人しめの仕上がり/産地。
カルメネールの線をかなり疑い最後まで捨てきれなかったものの、以前こちらのブラインドで飲んだ(そして外した)南アCSもこんな感じのバランスだったなと悩ましい。
なんか最近この「以前飲んだ南アCSの亡霊」に随分掻き回されている気もするが、一度清算する意味も兼ねて
↓
むしろその外したヤツを一度飲んで清算した方がいい気がする。
今回の回答でたらそれと一緒に今度買って来て一人反省会しよ。
総括
先週、先々週と試験対策のオーソドックス系が続いたため、久々に悩ましく感じた週。
今回は全部反省ポイントありそうなので、回答出ての振り返りが楽しみ!
振り返り総括
今回危なかった…!予想通り②をヤンチャし過ぎたのがいけないw
今後に向けてはオーストラリアのリースリングの幅を広げておくのが第一優先、次点で南アCSの場数&カルメネールとの判別としたい。
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