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ワインマーケットパーティさんブラインド63回メモ

※振り返りを追記

今週もさっぱり!

うん。今週も力一杯わからなかった。
こうも毎週わからないともはやわからないがゲシュタルト崩壊しそうな兆しさえある!

一瞬①と②同じかと思った

①一杯目(白)ニュートラル系はもはや定番なのか

  • 外観: 澄んで輝きのある、グリーンがかった淡いレモンイエロー、泡オリなし、粘性は普通〜やや高めも

  • 香り: ニュートラル。冷たいうちは柑橘〜熟れてない洋梨のどちらとも取りがたかったが、温度上がると「やや熟したグレープフルーツ」くらいな感じ。ほんのーり「いつもの青臭のとは違う摘みたての草みたいな感じ」もある。後から「ロワールに良く感じる匂い」も出てきた気がする(貝殻?)。パンドゥミもあるかも?樽は無さそう。MLFは無さげに感じた。

かなりのニュートラルさで、木なり感も低めなのでCHもハズれ、ミュスカデ、アシルティコ、アロマティックでないタイプのアルバリーニョ、あと控えめ&柑橘寄りCBあたりを候補に。

  • 味わい: 酸H-、甘味L、苦味L+(ほんのりだけ)、果実味L+、アルコール12-5-13%程度、余韻やや短6-7秒

うーん、これという決め手は無いけど総合的にミュスカデが第一候補。酸が高いのとシュルリー由来の旨みがあまり取れないのが気になるけど。
アシルティコも無しでは無いがさすがにもう少し塩味ありそう。CBは流石にもう少し花梨などの果実感あると信じたい。
アルバリーニョは全く否定しきれないけれども、こちらもさすがにもう少しセミアロマティック感あって欲しい。

フランス(ロワール)/ミュスカデ/2022/12.5%

イタリア(ヴェネト)/ガルガーネガ/2022/11.5%
×××◯△

あー、ニュートラルはニュートラルでもガルガーネガだったか…!
これは仕方ない。けど最近ニュートラル系で比較的ガルガーネガ候補に挙げたこと多かったのに今回は挙げてなかったのは残念。安定して挙げられるようにならねば。
しかしイタリア白難しい…!

②打って変わってアロマティック系

  • 外観: 澄んで輝きのある、グリーンがかった淡いレモンイエロー(①よりさらにグリーン、淡さ感じる)、泡オリ無し、粘性高めかも?

  • 香り: アタック強い。アロマティック。青リンゴ、ペトロール、白い花、花の蜜、ハーブっぽさもある。若干の還元香ありかも。樽香もMLFも無さそう

これは素直にリースリングと、その交配品種が候補で良いのでは無いでしょうか。交配品種っていってもこんなリースリングあからさま系統ってケルナーとかリースリングリオンくらいしか知らないけども。

  • 味わい: 酸H-、甘味L、苦味L+(ほんのりのみ)、果実味M-、アルコール12-12.5%、余韻やや短6-7秒

酸がリースリングにしてはややおとなしい気はするものの、ケルナーっぽさ(最近飲んだどれも独特のハーブ感があった)も無いし、品種は素直にリースリングとしたい。

そう、問題は場所。
アルザスは独特の暖かさを感じる作りではないので外して、ドイツ、NZ、オーストラリア、オレゴンorワシントン、日本あたりを候補に。
オーストラリアのクレアヴァレーあたりの作りにしては大分アロマティックなのでこれも外す。
残りは絞りがたいけど、ドイツか、ドイツの作りを模したオレゴンワシントンあたり(甘味ないので違うけど、シャトーサンミッシェルとかみたいなつくり)かなと。
還元香からスクリューキャップと予想したのでアメリカに傾きかけるも、全体的なつくりの細さから初心に戻って

ドイツ(モーゼル)/リースリング/2021/12%

アメリカ(ニューヨーク)/リースリング/2021/12%
××◯◯◯

おおおーん。今回の二択負けはこちらだったw
最後まで迷いに迷った「アメリカ冷涼地域」という意味では肉薄したのでは無いでしょうか。
ニューヨークは流石にわからなかったけど、国はアメリカにしておけば加点だったなー。
だが仕方ない範囲。

ちなみに軽く予防線を張っておくと(←誰向け?)、リースリングラバーだけどその分リースリングは殆どいいやつしか飲まないので、廉価帯のリースリングの産地当てとか苦手だよ!(テヘペロ

③赤のこの手連敗してる…

  • 外観: 澄んで輝きのある、紫がかった中程度のラズベリーレッド(orやや淡めのダークチェリーレッドとも言える)。泡オリなし、エッジ/グラデーションほぼなく均一感、粘性は通常〜やや低めも

  • 香り: アタック強め。ブルーベリー、赤黒どっちのフルーツもある感じ。コーヒー、ナツメグ、クローブ。ちょっとピラジンぽさも感じるけど最近コーヒー感強目の時ピラジンと混同しがちなので今回もそれかも。ヴァニラよりはココナッツっぽい樽感。いずれにしても新樽使ってそうな樽しっかり系、MLF感(乳酸ぽさも強め)

今気づいたけど、今回もテンプラを候補に入れておくべきではあったよ!テヘペロ

実施時は入れ忘れて、「新世界系&色合い香り中庸系」でZFやシラー。
あとピラジンぽさを信じるならCS系で軽めのカルメネール(断じてダジャレではない)、CFあたりも。もっと言えば、割と最近こんなつくりで南アのCSだったことすらあったな…。
(あと色と香りの中庸感で、イタリアの風は感じなかったもののバルベーラとかドルチェットも候補には挙げていた)

  • 味わい: 酸M+(そこそこある!)、甘味L、渋味M、果実味M-、アルコール13-13.5%、余韻やや長め7-8秒

ううーん、この「新世界×中庸系」ほんと苦手。
決め手ないままZF、カルメネール、CFで迷う(ほんとならここにテンプラ加わるべきだった)。
ZFにしては特徴香(駄菓子のスモモ漬)がイマイチ感じられない(あるかな?くらい)。
一方でカルメネールやCFにしてはピラジンがいまいち弱め。
前述の通り似たパターンでCSだったこともあるけど、あのタンニンの弱さと酸の高さはやはりちょっと典型ではない部類と思われ、引きずられたくない。…あきらめて(?)

アメリカ(カリフォルニア)/ジンファンデル/2021/13.5%

アメリカ(カリフォルニア)/カベルネ・ソーヴィニヨン/2021/13.9%
◯◯×◯◯(△か?)

品種外したものの謎に他は正解しているw
こちらも「このパターンで南アCSあった」みたいなネタフリしてしまったw
これはパターンごと克服したい感じ。あと最近謎に惑わされる「コーヒーなのかピラジンなのか」問題もどこかで治療しておきたい。

総括

いや今回もほんとに悩ましかった。
①・③全く自信無し。
①はニュートラル系だと思うのでともかく、③はわかる人にはわかりそうなので、答え見る前から課題として挙げておきたい。

振り返り総括

案の定①・③品種外したのでいいとこなしと思いきや、こういう時に限ってVTとアルコール度の加点で意外と◯の数は多かった今回。
最優先課題は「新世界のガッツリ系じゃ無いCS」の克服。
次点で「イタリア白(まとめて!)」かなー。

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