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ワインマーケットパーティさんブラインド68回メモ

痛恨の産地書き忘れ

今週②の産地書き忘れたまま提出しちゃった…
まあそんな産地が影響するような順位に行くことないからいいんですけれども。

①の淡さよ…これがJSA選択肢で言う
「無色に近い」ってやつ?

①おなじみニュートラル系

  • 外観: 澄んで輝きのある、無色に近いレモンイエロー、滓なし、泡もないがやや気泡が見える?、粘性やや低め

  • 香り: アタックやや控えめでニュートラル、洋梨、メロンのような吟醸香的な香り、樽はなさそう、MLFも無さそうか、(後からの品種比較チェックで)マヨ感は無くお米感を感じる

甲州、ミュスカデが第一候補群。他にニュートラル系ということで一応樽無しシャルドネやその系統でアリゴテ、PB、CB、あとはキャラ薄めイタリア白でガルガーネガやトレッビアーノなども念のため視野には入れてみる。

  • 味わい: 酸M+〜H-で思ったよりある(量も結構あるし割とシャープかも)、甘味L、苦味L+(ほんのりある)、果実味L+でかなり低めでエキス分薄め感がある、アルコール12.5、やや短6-7、旨みはそこまで感じられない

甲州にしては酸がかなりあることとシュルリー由来の旨みが控えめな点が気になる。
だがしかしこの色の薄さ、吟醸香とどことないお米感、控えめな果実味とくるとやはり他を選択しにくい。

日本(山梨)/甲州/2022/12.5%

日本(山梨)/甲州/2021/12%
◯◯◯△△

これはOK。
ただ、改めて甲州って酸に幅あるよなあ。第48回で出ていた駒園ヴィンヤードPony甲州桜花の酸とはえらい違い。
とはいえ「酸高めなの気になるけど甲州は酸に幅あるからな」と判断できたので良しとしたい。

②今回の鬼門

候補出しまではいいけど絞り込みで禿げ上がるほど悩むパターン。

  • 外観: 澄んで輝きのある、紫がかった濃いめのラズベリーレッド、エッジのグラデはあまり感じず(ほんのりピンク)、泡滓なし、粘性普通〜やや低め

  • 香り: アタックは強く第一アロマ主体、醸造法または品種由来と思われる甘いイチゴリキュール感が強い、黒胡椒&ワイルドローズも結構はっきり、樽感はほんのりバニラくらい、温度上がって後からラブルスカ感出てきたかも(悩みすぎての幻か?)

候補はガメ、PN、MBA、ツヴァイゲルト(+ブラウフレンキッシュも)が第一候補群。
他にネレッロマスカレーゼ、ピノタージュなども視野に。

  • 味わい: 酸H-で結構ある、甘味L、渋味M(量は普通からやや控えめでそこまで収斂性は強く感じず)、果実味M、アルコール12.5〜13、余韻やや短6-7秒、あと香でさらにはっきり黒胡椒&ワイルドローズが押し寄せる

ガメ、MBA、ツヴァイゲルトで迷いに迷う(結果産地を書き忘れたw)。
黒胡椒&ワイルドローズでツヴァイに傾くも、やはりイチゴリキュール感もかなり特徴的でガメやMBAも捨てられない。
「MCしたツヴァイ(日本とかで?)」とかなら全部満たしそうだがそんなことある…?
ガメとMBAの判別も最近トラウマあり。
酸味や渋みがそれなりにあるのでガメっぽいのだけれども、温度上がって感じたラブルスカ感が気になる。
もはや決めきれないので、ラブルスカ感に全てを託して

日本(記入忘れ)/マスカット・ベーリーA/2022/12.5%

スペイン(アラゴン)/ガルナッチャ/2019/15%
×××××

案の定産地記入漏れなんて全然関係ないレベルで間違っててワロタ。
えーっガルナッチャってこんなになるの?野薔薇も胡椒も高い酸のイメージもなかったので意外。
ただ個人的にグルナッシュは「緩めの酸と高い果実味、リコリス」を目安にしていたので、その感じが全くなく候補にも挙がらなかった。スペインのガルナッチャだとまた傾向違うのかしら。
あとイチゴリキュール感はなんだったのか!?完熟果実と高いアルコールによる香りの印象だったのだろうか。

WAのコメントを見るに樽感がフレンチオークで大樽/古樽主体なのは合っており、かつラズベリー・キルシュとのコメントあるから赤系フルーツのリキュール感も無しではないのか。野薔薇感は「ラベンダー」の表現あり確かにそのイメージはピッタリ来る。

うーんこれはできれば復習したい(おいしかったし)。買おうかな…でもセラーがね…

もう一つ②の反省点としては、多分最初に「いちごリキュール」を感じてしまった時点で大分そちらに引っ張られことだな。もっと冷静に他の要素も取るべきだった。

MBAにしてはだいぶ酸もタンニンもしっかりしていたので、ラブルスカ感は幻でシンプルにガメな気もする。とってもする…

③イタリアの風は吹いてたのかどうなのか

  • 外観: 澄んで深みのある、やや濃いめのダークチェリーレッド(紫みもオレンジみも感じられず純粋なガーネット感)、エッジはほんの少しだけオレンジ感あり、泡滓なし、粘性中程度

  • 香り: アタックやや強めで第一&第二アロマ主体、カシス、ブラックベリーに加え、個人的に「田舎のかほり」と表現しているもの、及び鉛筆の芯的な独特な香りあり、オリーブ、お肉&スモーキー感、コーヒーやクローヴなど樽はあるが新樽多くなさそう、後からほんのり青めのい草も感じた。あとほんの少し硫黄っぽさもあったような…?

色調と田舎臭からマルベックとタナが最初に浮かんだが、樽の感じとオリーブ感からサンジョヴェーゼも捨てがたい。イタリアだとアリアニコもありうる。あとはスモーキー感で念のためテンプラも。
他には何故か私が時々イタリアの風と誤認する南仏系(GSMとか)も疑っておきたい。

  • 味わい: 酸H-で結構ある、甘味L、渋味M(中程度からやや少なめ、あまり収斂感無し)、果実味M、アルコール13%、余韻短6-7秒

外観の印象より酸が高くてタンニンが低め。
イタリアだとサンジョヴェーゼ。ついでにい草感と酸&タンニンからはバルベーラやドルチェットもあるか。
南仏系だとGSMというよりサンソーやカリニャンが想像しやすい(今思えば胡椒感ないシラーはありだったな…)。
迷ったものの、サンソーやカリニャンの単体の味をきちんと覚えていないことと、今回はイタリアの風を信じたい(そしてバルベーラとか言うほどバルベーラの判別に自信がない)ので

イタリア(トスカーナ)/サンジョヴェーゼ/2020/13%

イタリア(トスカーナ)/サンジョヴェーゼ/2022/13.5%
◯◯◯△△

こちらもまあOK。
サンジョじゃなかったら謎の田舎&鉛筆臭などを頼りに次に繋げる予定だったけれども、そんなこともなく。
以前の失敗からサンジョヴェーゼの意外と高めの酸やタンニンに幅があることをふまえてサンジョ選べたのは成長だと思いたい。

総括

痛恨の書き忘れは二度と繰り返さないのは当然として、②の絞り込みは回答見て精度を上げる手がかりとしたい。あと③は候補の挙げ方から怪しいかもしれないのと、謎の特徴的な香りがなんだったのかを回答見て考察して次に繋げたい。

振り返り総括

②は絞り込みの問題かと思いきや、予想外に候補にすら挙げていなかったガルナッチャで驚き。
実はスペインワインて全然飲めていないので、ガルナッチャに限らず少しスペイン全般特訓を入れていこう。

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