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ワインマーケットパーティさんブラインド72回メモ

※振り返り追記済み※

鬼門とは…?

今週は①と③が鬼門…と思いかけ、過半数超えたらそれってもはや鬼門て言わないのでは?
と鬼門がゲシュタルト崩壊しはじめたので深く考えることをやめた

あれっこう見ると③意外と濃いなあ

①おなじみニュートラル系

  • 外観: 澄んで輝きのある、ほぼニュートラルな中程度のレモンイエロー(orやや淡いゴールド?)、泡滓なし、粘性中程度〜やや低

  • 香り: アタックやや強め、GF〜洋梨くらい、ややグリーンアーモンドっぽい香りがあるか?あとちょっと白胡椒とかスパイスっぽい感じもごく僅か。樽は無しかあるとしてもごく控えめ

お馴染みの洋梨系ニュートラル。CH、アリゴテ、PB、CBを第一候補群に。
他に雑だけどイタリア白、スペイン白。
為念系では熟れたSB、シャスラ、グリューナーなども。

  • 味わい: 酸M+〜H-でかなり高めに感じたが温度上がった時点ではM+程度、甘味L、苦味L+、果実味M、エキス分やや薄め、アルコール12.5-13、余韻やや短6-7秒

CHにしてはやや頼りない感じ。アリゴテ、イタリア白(ガルガーネガ、アルネイスなど)を候補に挙げて悩みに悩む。
最後まで決め手がなく、途中かなりイタリア白(ガルガーネガ)に心が揺れた。
…が、どうしても「CHっぽいんだけどCHではなく微妙に線の細いサムシング」感が拭いきれない。このパターンってアリゴテでは無いですかね…?微妙なエキス分の薄さも後押しして

フランス(ブルゴーニュ/ブーズロン)/アリゴテ/2022/12.5%

オーストリア(カンプタール)/グリューナーフェルトリーナー/2022/12%
×××◯△

おお、これは早々に候補から外してしまったグリューナーだったか。
白胡椒の香りが仄かすぎて気のせいかと思ったのと、グリューナー(の一部)に最近感じる「キャベツスープ感」を感じられなかったから外したものの、白胡椒感をもう少し大切にすべきだったということだな。他に判別のポイントがあればぜひ聞いてみたい。
しかし、以前はグリューナーの白胡椒わからんと思っていたので、そこが取れてただけでも進歩と思うことにしよう。

②品種は合ってて欲しい

  • 外観: 澄んで輝きある、グリーンがかったやや濃いイエロー、泡滓なし、粘性普通〜やや高

  • 香り: アタック強い、アロマティック、マスカット、ライチ、バラ、しょうが、樽はなさそう

第一印象にマスカットを感じたものの、その後ライチ&バラを強く感じた。
よって第一候補はゲヴュルツで、一応第一印象をないがしろにせずミュスカとトロンテスも。

  • 味わい: 酸M(量それなりにあるがなんだか丸い)、甘味L、苦味M-結構ある、果実味M〜M+、アルコール13-13-5、余韻やや長め7-8秒

香りの印象に加え、中程度で丸めの酸と生姜の皮のような苦味。ゲヴュルツで良いのでは。
場所はアルザスと行きたいところだけど、ストレート過ぎる…?という迷いが(メタ読みやめたとか言いながら…)
アルザス辛口の感じがしなくもないのだけど、なんとなくの違和感と、アルザスなら甘口で来そうだしなあというこれまたメタ要素と、巷で話題のコノスルゲヴュルツすら飲んだことないのよねという謎の負い目(?)から

チリ(セントラル・ヴァレー)/ゲヴュルツトラミネール/2022/13%

イタリア(アルト・アディジェ)/ゲヴュルツトラミネール/2022/14%
××◯◯△

「②の品種だけでも当たってて欲しい」がとりあえず叶っててよかったw
あとは言語化できていないけど&メタ要素もありだけど「アルザスじゃないのでは」と思えたのは良かったか。
アルト・アディジェまでたどり着いた方が3名いらしたのはすごい!判別ポイント聞いてみたい。
…が、誰かもわからないので、とりあえずアルト・アディジェのゲヴュルツ見かけたらしばらく飲んでみよう…

これは素直にアルザスでも良かったのかもw

③鬼門その2

  • 外観: 澄んで輝きある、紫がかった中程度のラズベリーレッド(向こうがギリ透ける)、エッジにほんのりオレンジ感、粘性やや高め?

  • 香り: アタックやや強め、ラズベリーコンポート、イチゴ、ほんのりレーズン感、紅茶、皮革っぽさ、樽はフレンチかアメリカンか迷うがややココナッツっぽさあるかも?、温度上昇後「イタリアや南仏あたりでよく感じるかほり」が強まる

PN、ヴァルポリチェッラブレンド、ガメ、ピノタージュ、軽めの作りのガルナッチャ、ZF/プリミティーヴォ、ネレッロマスカレーゼあたりを候補に挙げる。
サンソーも一瞬頭を過ぎるも胡椒感がなかったので候補から外す。

  • 味わい: 酸M+で結構ある、甘味Lだがアルコールや果実の甘やかさはある、渋味L+〜M-で量が少なく収斂性も控えめ、果実味M、アルコール13-13.5、余韻やや短6-7秒

独特のレーズンを思わせる甘やかさとイタリア感で、ヴァルポリチェッラブレンドかエレガント系のプリミティーヴォかで迷う。
プリミティーヴォにしては大分エレガント過ぎる気もするが、香りの印象と酸やタンニンの感じもプリミティーヴォ/ZFを逸脱はしないことから

イタリア(カンパーニア)/プリミティーヴォ/2020/13.5%

アメリカ(モントレー)/ピノ・ノワール/2021/14.2%
×××△△

これは完全に温暖系ピノの経験不足。大反省。
最初(香りの段階)では結構ピノに傾いていたので、品種の方は今後の慣れ次第でなんとかなりそう。
…なのだけど、結構強めのイタリア臭があったのでアメリカはびっくり(なお製品情報によると樽はフレンチオークだった)。今後同じような味わいのものが出ても、地域特定は難しいな…イタリアか南アあたりかな、と思ってしまいそう。

総括

いやあ、今週は久々に全外しの可能性まである鬼門回。せめて②の品種だけでも正解であって欲しい。

振り返り総括

危うく全外しは免れて良かった(ギリ…)。が、今週は課題山積み。
優先課題は新世界&温暖地域ピノのバリエーションに強くなること。これCSも共通なんだけど、如何せん新世界に弱過ぎる…!(飲まないからなあ…)
グリューナーは「キャベツスープがなくても白胡椒あったら素直に疑う」を徹底したい。
白胡椒無い/取れない時は仕方ない系の品種だと思うが、取れてる時は討ち取りたいところ。
ゲヴュルツの地域は仕方ない気がするが、トレンティーノ・アルト・アディジェは以前同じトラミンのピノ・グリージョも外している。ちょっと地域集中修行しようかな。半分趣味でアルザスとの飲み比べとか。

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