最新HIPHOPレビュー #3 「guca owl / How to became a Wolf」

｜guca owl / How to became a Wolf ｜

2020/12/29 公開

2019年に発表した「今夜はハダシデ」が96万回再生されバイラルヒットさせた guca owl (グカール)。

インタビュー動画チャンネル“ニート東京”に出演した際、「声がいい」と数多くコメントされていた。それほどザラついた声には渋さがあり、ラッパーとして重要な武器をかね備えている。

さらに特徴的なのがHOOKの良さ。声を張り上げる歌うことが多く、荒々しくて寂しげなメロディーが心に残る。

そんな guca owlが、2020年8月14日に2ndアルバム『BOHEMIAN JOKE』をリリース。アルバムの実質的なラストナンバーとなるこの曲は、人生というロードムービーを見ている気分になる。

アラスカの荒野へ、月明かりを頼りに狩りでる主人公。狼になりWILD SIDEという理想郷を目指すストーリー。

遠い場所の物語でありながら、現実の生活と重ね合わせ、再びストーリーの中へと引き込まれる。

普通とは違う道を選んだ集合体であるWILD SIDEのメンバーと旅する映像から、仲の良さが伝わってきて微笑ましい。

「朝にはないもの夜にはあるから
　探しにいく Right Now
　満月の夜は 仲間と過ごす
　ヘラジカ囲む 晩餐」

BOHEMIAN JOKE by guca owl

▼さらに一曲

🆕｜guca owl / Broken common sense｜

世界でデモが起こる不穏な空気を反映した曲。「逃げ遅れればもう置き去り 崩れてく常識の下敷き」とエモTrapに乗せて歌う@guca_official。古い価値観をぶっ壊したくなる衝動と、導火線に火がついたような緊張感で最後まで聴かせる。

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— ドラム師匠@🇯🇵HIPHOPを毎日紹介 / 1000レビュー達成 / 週刊DiGG編集長 (@drumshisho) November 13, 2019

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さらにHIPHOPを知りたい方へ

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【＃17】日本語ラップ / ヒップホップ Best30 2020年12月（2/2）

【ドラム師匠】
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