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最新HIPHOPレビュー #9 「Tade Dust & Bonbero / SEKIRO」

|Tade Dust & Bonbero / SEKIRO (prod. TAXON) |

2021/01/02 公開

'19年7月にTade Dust & Bonbero 名義で「Gotta」を発表した2人。その後、nomaを中心に集った集合体 "夜猫族” に加入する事になる。

'20年3月25にはTade DustがEP「 Smartweed」を、Bonberoが「Doll 」を対になるジャケットで同時リリース。

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精力的にソロ活動を行うも、2人の邂逅は時間の問題と思われた。そして遂に、'21年1月1日、Tade Dust & Bonbero 名義の1stアルバム「Rule of Groove」を発表する。

この曲「SEKIRO」は、戦国末期を舞台にしたアクションゲームが題材になっているだけあって、「逆さまで掻っ切る首Delicate」「敵の屍踏み壁を飛ぶ」などゲームシーンが目に浮かぶような描写が目立つ。

だが、それ以上に2人の切れ味の鋭いラップが、ゲームのイメージと重なる。クルーにラップをするが、要所要所で音を伸ばすフローのTade Dust、低音で畳みかけるBonberoと互いの持ち味を発揮している。

特にBonberoが1分39秒から言葉が回転するような高速フローになり、ビートメーカーTAXONによる連続したキックが重なり合う箇所が気持ちいい。

新しい感覚をもった2人の活動に注目。


「SEKIRO喉が刀だ耳スパッ 
 龍すら切る宙には桜が舞う
 咳き込むほどGlow 短いスパン
 Asianが埋めてくこの差」


▼さらに深堀り

ゲーム「SEKIRO」のTrailer動画。とにかく美しいグラフィックと迫力のバトルシーンが見れる。


▼さらに一曲


HIPHOPを広めたい一心で執筆しています。とは言え、たまにこれを続ける意味があるのかと虚無感に襲われます。 このまま頑張れ!と思われた方、コーヒー1杯おごる感じでサポートお願いします。自信をつけさせて下さい。