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昔昔のライブ鑑賞 大友良英、松丸契 w/立花泰彦×小山彰太

今日は札幌のホットなライブスポットくうにて大友良英、松丸契のライブを見に行きました。

くうは今年23周年らしい

札幌の最先端のライブを企画するNMA主催のライブで、客席は満席でした。あのカレー屋のマスターや、横山祐太さんなど色々な人に会いました。

前半は大友良英と松丸契のDuoでのライブで、大友良英はマレットでギターを叩いたりしていたのですが、その音がほんとに皮を張った太鼓を叩いているような音がしていた。
ギブソンのセミアコかフルアコかという感じのビンテージギターなのですが、別にピックアップは打撃音を拾うわけもなく、コイルの近くを鉄弦が振動して発生する微弱な電気を拾っているはずなので(ですよね?)マレットで叩こうがそんな音は出ないはずなのですが、出ているからすごい。
松丸契は服装がカジュアルなのがまずかっこよかった。でもどことなく、海とか森とかそういう気配を漂わせていた。
前半は、マウスピースを咥えることなく、タンポ?の開け閉めや、マイクのフィードバックだけで音を作っていた。
松丸契は、多分B♭だけで200種類くらいの音を吹き分けられると思う。白が200種類あるなら、B♭が200種類あってもおかしくない。
微分音的な音を吹き分けたりしていて、クレバーでワイルドでなプレイをしていた。
松丸契は、音源もほんと良くて、リーダー作のLPを発注しているところで、届くのがすごい楽しみ。なぜかグーグルフォームか何かで発注を受け付けていて、なんというかオフィシャル感が無いのも面白かった。

てか、しゃけ音楽祭に石橋英子もくるし、SADFRANKも出るし、松丸契来そうじゃない?!

次に書くことは良いとか悪いとかを超越したことについて書くので、どうか理解し許して欲しいのだけど、大友良英の演奏の自由度の年齢はめちゃくちゃ若いというか、若いを超えて、幼児性を持っていたように感じた。新しい音を探し、見つけ、反復する楽しさを味わっているような感じがした。
U字の金属製の何かで弦を擦ってみたり、金属や木製のクリップで弦を挟み、クリップの揺れから発生する音を探究してみたり、弓を押し当てたりしていた。

自分も最近ギターで即興しているから、感じることがあるのだけど、大友良英は音楽を奏でていないのかもしれないなとすら思った。それはこういう意味なんですが、大友良英は音を奏でるというか、偶然とか偶発的な事象を探っていて、例えば弦を挟んだクリップが音を奏でてしまうというか、そこから発生した音を、私たちが音楽と思ってしまうというか・・・。もしくは、そこに埋もれている音楽を大友良英が発掘しているというか。

答えはないような気がしますが、なんとなく思ったことを書きました

Duoの中盤で、松丸契のソロと思われる部分で、これまた吹くのではなく、タンポ(?)のストロークだけで音を出していた。リズムや音程があって、結構小さな音だったけど、気持ち的なものは結構揺さぶられた。

約1時間ほどでDuoは終了。休憩を挟んで、立花泰彦×小山彰太を加えてのカルテット演奏となりました。

人数が増えた方がカオスになるかと思いきや、なぜか逆にまとまりだす不思議。
小山彰太さんのドラムがほんと毎回ツボで、ジャズライクなプレイになったり、もうAIドラムかなみたいな、機械的な反復になったり、幅が広すぎる、音量も大きくても小さくてもどんな風にもハマってしまうプレイの幅広さがすごい。
札幌で一番好きなドラマーの一人です。間違い無いです。

そんな感じで多分1時間くらいのセットが終わり本編終了。キレのいいアンコールをして、全編終了となりました。明日は浦河で演奏があるそうなので、興味がある方はぜひ行ってみてください。

大友良英の足元の一番一がBOSSコンのMetal Zoneなのもよかったな〜。

てか文章ばっかりで読みにくすぎない?笑

明日は函館TUNEで人生初めてのギターインプロ。
36歳でそんなことに挑戦するんだから、ぜひ応援してください。
できたら、サポート投げ銭、よろしくお願いします!音源は録音して、後日バンドキャンプで売ります。

音楽にのめり込んでいる人が好きだし、そういう人と音楽したい。
オレもそうなりたい。一緒にやろう、会おう、奏でよう。

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