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数字に強いと言われるポイントと説得力のある資料の作り方(備忘録)

こんにちは、ポロです。

私は、高卒(普通科)で社会人になりました。

成績が飛び抜けて良かった訳でもなく、むしろ数学は苦手な部類。

先日、たぶん社内で一番数字に強く頭がキレッキレの上司に教えてもらった数字に強くなるポイントがとても分かりやすく自分のステップアップに繋がったと実感したことがありました。
この時に指導して頂いた資料やメモは、会議が終わった今でも保管してあります。笑

今回は備忘録として、忘れないように書き残しておこうと思います。


①数字の意味を理解して使うこと

まずポイントのひとつめ。
当たり前のことですが、"数字の意味を理解して使うこと"。理解しているつもりでも意外と曖昧に流してしまっている点がありました。
資料に載せた数字の内容を理解するのは勿論ですが、経営者は大体の数字は頭に入っています。
例えば従業員数や経営数値、構成比や原価率…など。
会社に関わること以外にも世の中のニュースや市場の動きにも敏感です。(当たり前ですが、それは一般社員の比になりません)

これらを理解していれば、あとはざっくり目を通すだけでも資料上のおかしな数字が自らポップアップして「違うよー」って訴えてくるのだそう。(本当にこう言っておりました。笑)

会社の舵取りをしていく上でも必須のことで、ある意味フェルミ推定のように戦略を組み立てて行くことにも役立っているんだろうなーと思ったり。


②数字に対する感性を磨くこと

パッと頭の中で暗算する時、どのような思考回路で答えを導いていますか?
電卓はもちろん紙とペンも使わずに頭の中で考える時、どう計算を組み立てるか。ざっくりでも瞬時におおよその数字を算出できるか。
頭の良し悪しではなく、どう数字を捉えるか。数字に対するセンスがあるか。

…これが、いわゆる"数字に強い"と評されるかどうかの境目なのだそう。

例えば、1,500千円の0.5%は幾ら?と考えた時に、まず位を揃える(150千円の5%)とすぐに答えが出ますよね。
簡単な例ですが、基本的に後ろのゼロは無視して算出します。

他には、原価30%の商品と原価35%の商品で比較した場合、利益を増やすには何個増やして売る必要がある?
新商品追加や既存商品の価格変更を実施した場合、業態、立地ごとに売上と原価、利益をシュミレーションをして、年間でどれだけの売上と利益の増加が見込める?
…等、一つ一つは簡単な算数の積み上げで算出できる問題ですが、考慮しなければならない要素は無視してはいけません。
立地が違う、業態が違う、営業時間が違う…等。これらによって見込める効果は変わります。

(ちなみにこの時、上司は予測で出した年間売上の季節変動値を暗算でスラスラ書き出していたのでおったまげました。。後で計算してみたらもちろん合ってました。笑)

また、資料に載せる数字は『影響がある規模の数字か』を考えて、影響が無い規模であれば無視してシンプルに分かりやすくします。
そして、前提条件は必ず全てピックアップして揃えます。
そもそも、ここが決まっていなかったら論外ですよね。どんな分析も全て信憑性のないものになります。

③数字や図、文章を並べて満足しないこと。

これは個人的に図星で、その通りだ…!!と思った点でした。
今までの慣習通り資料を作成しても、全く意味のないデータの羅列であったり分析であったり…。
これ、意外と大きな企業である程陥りがちではありませんか?

ズラズラと数字が並んでいるだけで、なんとなくやった気になってしまう。
…冷静に考えると恐ろしいことです。
客観的に見ると「いやいや、ないでしょー」って思います。でも、実際のビジネスシーンだと意外と心当たりがありませんか?

読む側としても一つ一つ理解しながら読んでいると「あれ、ここさっきと同じこと言ってんじゃね?」ってなったりしませんか?

これ、意外と当事者としてバタバタ資料作成していると陥りがちなんです。
要点を分かりやすく、シンプルに!が基本の資料作成ですが、それをスカスカと捉え間違えたり要点を掴めていないとこんな資料でいいのかと不安になり、結果的に無駄な文章や数字、図で資料を埋めてしまったりするのです。
あー、心当たりがあり過ぎて心臓が痛い。笑


この他にも色々ご指導頂きましたが、大きなポイントはこの3点です。


頭から煙が出そうになりながらマンツーマンでご指導頂きましたが、確実に自分の中で一つの分岐点になった日でした。
ではまた。

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