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Roland MC-101使い方の備忘録

今回は私がど忘れした時のための使い方メモです。説明書見るのも大変なので、ここにメモしておきます。ちょっと情報偏ってるかも知れませんが。

【プロジェクト、トラック、クリップ】
1トラックに16クリップ保存でき、4トラックある。トラックはドラム、トーン、ループの3種類で組み合わせ自由(DRUM+COMPは1個まで)
トラックまたはクリップにはシーケンスデータだけでなく、音色の設定やドラムキットの設定、読み込んだサンプリングファイル、SCATTER設定、エフェクトの設定が含まれる。この4トラックの集まりがプロジェクトである。プロジェクトを跨いで連続の再生はできない。

【プロジェクトの作成、最初にやること】
・プロジェクトの作成
「PROJECT」ボタンを押し、▶NEWで選択(VALUEノブを押し込む)、「Prj is not saved」と出たら[WRITE]で保存、[NES]でそのままプロジェクトの新規作成。
・トラックの削除
トラックの種類(DRUM、TONE、LOOPER)を変更したい場合は、先ずトラックを削除する。
「SHIFT」ボタンと「PROJECT」ボタンと任意のTRACK SELボタンを押す。Delete Track?と表示でるので、よければ[OK]を選択。
・トラックの種類設定
「TONE」「DRUM」「DRUM+COMP」「LOOPER」から任意のトラックを選択。トラックの種類はプロジェクト内で固定となる。
・クリップ毎に違う音色を選ぶかどうかの設定(LOOPERトラック以外)
クリップ1はTR-808の音、クリップ2はTR-909の音、というようにクリップ毎に違う音色(キット)を選びたいときは・・・
「SHIFT」キーと任意のトラック「番号」キーを押して、「Sound Src」の表示に移動(「VALUE」ノブを回す)。[ CLIP ]に設定する。
逆に、すべてのクリップでTR-808の音を使い回す場合は [ TRACK ]に設定する。

【キット、トーン関係】
※サンプルファイルの読み込みは後述。
・キット、トーンの変更
変更したいトラック、クリップを選んだあと、「NOTE」キーを選ぶ。INIT KITまたはINIT TONEが表示されるので、選択。[ PRESET ] [PROJECT ] [SOUND FILE ]から任意のプリセットを読み込む。読み込むプリセットが決まったら、もう一度選択(「VALUE」ボタン押し込み)を忘れずに!(そのまま抜けると変更前の状態に戻ります・・・・)
・トーンの編集
任意のTONEトラックで「SHIFT」キーと「SOUND」キーを同時に押し、「SETTING」を選択すると簡易的にトーンの音色を編集できる。
・ドラムトラック、パッド毎の音色の変更
任意のドラムトラックで「NOTE」キーで「NOTE」モードにする。「SHIFT」キーを押しながら変更したいPAD番号キーを押す。画面に[ BROWSER ] までVALUEノブを回し[PRESET] [PROJECT] から割り当てたい音色(インスト)を選んで選択する。
・パッド毎の音色の編集
「SHIFT」キーと「SOUND」キーを同時に押し、編集したいPAD番号を選択する。または、任意のドラムトラックで「NOTE」キーで「NOTE」モードにする。「SHIFT」キーを押しながら変更したいPAD番号キーを押す。画面に[PAD EDIT]の表示までVALUEノブを回し選択。

【ドラムキットへのサンプリングファイルの読み込み】
・SDカードへの仕込み

MC-101で読み込ませたいサンプリングファイルは、SDカード内の
ROLAND/GROOVEBOX/SAMPLEディレクトリ内に配置する。
SAMPLE以下はフォルダ増やしても階層増やしてもOKだが、あまり階層増やすと面倒くさい。
読み込めるデータは16bitまたは24bit、32kHz-96kHzのWAVが要件。AIFFとかは読み込めません。
・パッド毎にサンプリングファイルを読み込む・変更
任意のドラムトラックで「NOTE」キーで「NOTE」モードにする。「SHIFT」キーを押しながら変更したいPAD番号キーを押す。画面に[ BROWSER ] までVALUEノブを回し[WAVE FILE] から割り当てたいサンプリングファイルを選んで選択する。
そのまま別のパッド番号を押せば、そのパッド番号に任意のサンプリングファイルを読み込ませることができるので、次々パッド番号を選んで読み込んで・・・と繰り返すと作業効率ヨシ。
選ぶときにプレビューできないので、一回読み込んで違っていたら読み直す、という作業になります。

【キットの保存は出来ないが・・・】
MC-101、難点としてキットの保存が出来ないっぽいです。
・・・が、別のプロジェクトからキットを読むことができるので、曲作りに飽きたときはキットの仕込みをやるのも良いかもです。
1.プロジェクトを新規に作る
2.ドラムキットを好きに組み立てる
3.プロジェクトを保存する。例えばMC-505のサンプリング音を並べたキットを作ったときは「000 MC-505」とか「ZZZ MC-505」とかキット読み込み用プロジェクトを作っておく。
4.別のプロジェクトで、キットを読み込むときに[ PROJECT ]から手順(3)で作ったプロジェクトを選び、任意のキットを選んで読み込む。

【再生、打ち込み】
打ち込み方法は説明書見たほうが早いので省略
・アンドゥ(取り消し)機能がない
演奏をしくじった場合は、NOTEトラックの場合は[ SEQ ]モードで「SHIFT」キーと「PROJECT」キー押しながらしくじったステップの番号キーを押すと[Clear Step(番号)]となりステップのNOTE情報を削除することができる。
・打ち込み時のベロシティ設定
「Shift」キー押しながら「NOTE」キーを押し、Pad Veloを任意の数値に設定すると、SEQモードで打ち込むときに、その数値のベロシティで打ち込まれる。
・ドラムトラックのSEQモードで弱音を入力
「SEQ」モードで、TRACK SELで任意のトラック「番号」キー(というか、作業しているドラムトラックの番号)+弱音を打ち込みたいステップ「番号」キーで弱音が入力される。二回押すと更に小さい音になり、三回目はキャンセル。
・ステップを逆再生/ランダム再生
逆再生/ランダム再生したい任意のトラック「番号」キーと「<」ボタンで逆再生、「>」ボタンでランダム再生。
押してる間のみ有効。
・MOTION情報の削除
録音した状態でツマミ動かすと記録されるが、その記録を削除したい場合は、「SHIFT」キー押しながら「MOD」キーを押し、[ CLEAR ALL]を選択すると全てのMOTION情報を削除できる。FILTERノブの動きだけ、MODノブの動きだけ削除、ということもできる。
・MOTION情報の自動入力
「SHIFT」キー押しながら「MOD」キーを押し、[ MOTION DESIGNER]を選択するとMOTION情報を自動で作ってくれる。[FORM TYPE]は波形、「STEP LEN」は開始から終わりまでのステップ数、[MIN VALUE][MAX VALUE]で動きの最小~最大値を設定し、[DEST KNOB]で対象のつまみを設定、[EXEC]で書き出し。[FORM TYPE]を[RND]にすると、ぐしゃぐしゃな動きを作ってくれます。
・C1-C4つまみの設定
出荷時はC1はトラック1~C4はトラック4で、「Sound」「FILTER」「MOD」「FX」と切り替えて使うが、下記設定変更すると、各トラック毎にC1は「SOUND」、C2は「FILTER」、C3は「MOD」、C4は「FX」の割当に変更できる。私はこっちの方が直感的にしっくりくる。
「SHIFT」キー押しながら「FILTER」キーを押し、[UTILITY:」画面に入る。[SYSTEM]を選択し、[Knob Trk]を[MULTI]にすると前者、[SINGLE]にすると後者になる。

【SCATTER】
・パッドに設定したSCATTER情報の削除

「SCATTER」モードで「SHIFT」キーと「PROJECT」キー押しながら削除したいパッド「番号」キーを押すと、そのパッドに仕込まれたSCATTERの情報を削除できる。
・パッド毎のSCATTER編集
「SHIFT」キーと「SCATTER」キーを押す。[SCAT EDIT MENU:]と表示されるので、編集したいPAD番号を選択する。
・SCATTERのセットも保存できない
SCATTERでやりたいことなんてプロジェクト毎にそんなに違わないと思うので、空のプロジェクトでPAD1~16までのSCATTER編集をしておいて、「000 SCAT」とか「ZZZ SCAT」のようにSCATTERだけ組まれたプロジェクトを作る。別途、SCATTERを組んだプロジェクトを読み込んで作業し、別の名前でプロジェクト保存をすると便利かも。

【PCとの連携:UTILITY編】
「SHIFT」キー押しながら「FILTER」キーを押し、[UTILITY:」画面に入る。
[USBMix]・・・[PRE T-FX]はPCから出力された信号はSCATTER含むTotal FXのセクションを通過する。[POST T-FX]はTotal FXセクションをバイパスする。PCの音声を加工する場合は[PRE T-FX]に設定する。
[Sync Src]・・・MC-101をテンポのマスターにする場合は[INT]に設定、DAWをマスターにする場合は[USB]に設定。MIDI INに接続された別の機材をマスターにする場合は[MIDI]に設定。[Auto]はMIDI入力またはUSBからテンポ情報を受け取ると追従する。
[SyncOut USB]・・・[ON]にすると、MC-101からテンポ情報(クロック)、スタート、ストップ情報をUSB経由で送信。

【PCとの連携:TRACK設定編】

「SHIFT」キーと任意のトラック「番号」キーを押してTRACK設定メニューに入る。
[TxUSB MIDI]・・・トラックのMIDI情報をUSB経由でPCに送信するときは[ON]に設定
[Tx Note]・・・MC-101の鍵盤やシーケンス情報(MIDI NOTE)を送信する場合は[ON]に設定する。MC-101の鍵盤をDAWで使うことができるようになる。
[Tx CC]・・・つまみ操作のCC情報を送信する場合は[ON]にする。CC番号はC1~C4それぞれ任意に設定できる。MC-101のコントロールノブをDAWコントローラーとして使うことができる(DAWコントローラーとしては使い難いので奨励はしませんが)。
[Tx CC SOUND(FILTER,MOD,FX]・・・ここでそれぞれのノブのCC番号を設定する。

以上です。ここにないのは説明書みましょう!

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