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【Hyundai(ヒョンデ)】IONIQ 5 と NEXO 試乗

韓国の自動車メーカー「Hyundai(ヒョンデ)」。
かつて、ヒュンダイ(現代)として日本でも販売されていました。

2022年、「ヒョンデ」の名に改めて日本へ再上陸。
日本で販売を開始したモデルは、電気自動車(EV)の「IONIQ 5(アイオニック)」と燃料電池車(FCV)の「NEXO(ネッソ)」の2車種です。

2022年3月18日、原宿のポップアップストアにて、この2台を試乗してきました。
今回は、テストドライブで感じたことをそのまま書き記していきます。

快適でスムーズなIONIQ 5

最初に乗ったのは、EVの「IONIQ 5」です。
グレードは、前後輪にモーターを搭載する最上級グレードの「Lounge AWD」。

モーターらしい静かでスムーズな走り出しで試乗をスタートしました。
走り出して感じたことは姿勢変化が少ないということ。

コーナリングや荒れた路面でも、嫌な揺れや振動、騒音などが気になることはありませんでした。
唯一気になったことと言えば、エアコンの吹き出し口から風が出る音。
そのくらい静かでした。

緩いコーナーをある程度の速度で走行しても車両が傾いたり、タイヤの接地感が不安になったりすることもありません。
そして、ブレーキをかけたときも、後輪でエネルギー回収を積極的にする設定になっているためなのか安心感があります。

試乗したときの路面はウェット。足まわりからロードノイズに加え、雨水を巻き上げる音が聞こえてきますが、耳障りではありません。

トータルして言えることは、まるで欧州車のようなガチッとした乗り味だと言うことです。

"韓国車って…"思い込みがあるようなら、一度試乗してみることをおすすめします。

今回は、残念ながら高速道路でのテストや充電性能の確認ができませんでしたが、市街地走行であればマイナス点となる部分はほぼありませんでした。

静かなFFの燃料電池SUV「NEXO(ネッソ)」

IONIQ 5の写真をパシャパシャ撮っていると、ポップアップストアのスタッフから「NEXO乗りませんか?」と声をかけていただきました。

お言葉に甘えて、燃料電池車のネッソに試乗。

落ち着きのあるスムーズな走り出しで試乗をスタートしました。

駆動ユニットがボンネットにぎっしり収まっていることやEVのIONIQ 5の後に乗ったことから、フロントが少し重たく感じました。
重たいユニットが前にあることから、ブレーキをかけたときにフロントダイブかと思いきや、リアブレーキも有効に使いながら車両の安定感をキープして停車。純粋に"怖くない"と思いました。

モーターを駆動させて走るネッソは、静粛性も高く、風切り音やロードノイズなどが気になることがありません。

コーナリングでも背の高いSUVに起こりやすいロールが抑えられ、スポーティな印象すら感じるほどです。
ネッソもヨーロッパ車のようなガッチリとした走りをする車だなぁと感じました。

これほど静かでスムーズな走りをするFFのSUVなら売れるのでは?!と思うほどです。

ネッソも市街地走行のみでしたが、唯一気になったのは、段差での突き上げ感。タイヤのトレッド面が硬いせいなのか段差ではゴツンと感じます。
おそらく、もう少し柔らかめのタイヤを装着すれば市街地での走行がより快適になるのでは?と思いました。

思い込みは捨てて乗ってみる

韓国車と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
おそらくマイナスな印象やネガティブな意見が多いのではないでしょうか。

IONIQ 5とNEXOの両方ともインテリアにはソフトパッドが使われ、見た目にも上質に感じる仕上げになっていることから、剥き出しプラスチックの車より、はるかに上品です。

また、実際に乗ってみるとコスパに優れる国産車よりも静かで快適で上質感があります。

"韓国の車でしょ?"と思わず、思い込みを捨てて自分の目で見て、実際に触れて、試乗してみると、韓国車の概念が変わるかもしれません。

少しでも気になっているのであれば、ポップアップストアや夏頃(2022年8月頃)にオープンするディーラーで試乗してみることをおすすめします。

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