見出し画像

新春パピー王決定戦(E〜Gレギュレーション)大会レポート

 クワッスってかわいいですよね。ともきちです。店舗リニューアル時から贔屓にして頂いている「パピー弥富店」で実施した『パピー王決定戦』についてご紹介します。



第1章 『パピー王決定戦』とは?

1-1 大会コンセプト

 愛知県弥富市にある「パピー弥富店」では、マジック・ザ・ギャザリング、ポケモンカード、ワンピースカードなど様々なタイトルを取り扱っております。MTGのスタンダードレギュレーションにて50名超えのイベントを開催していたり、某カードショップのYouTubeチャンネルでボロッカスに言われていたりなど、何かと話題の絶えない店舗です。昨年デュエルスペースの拡張が行われたこともあり、店舗での64人規模の大会に漕ぎ着けることができました。
 『パピー王決定戦』は、各タイトル・レギュレーションごとに年1回チャンピオンを決める試みで、32〜64人規模で実施される大会です。他ではなかなか考えられない豪華な優勝景品を用意してお待ちしております!また優勝者は "王者のコスチューム" を着けての記念撮影も行います👑
 2023年にオーガナイザーを取得してから、あちこちで自主大会を開催するようになり、パピー王決定戦のポケモンカード部門の主催・運営を拝命いたしました🙏

1-2 パピー初!ポケカで64人規模大会

 私が主催の自主大会としては最大規模の64名募集で、当日は57名にご参加いただきました。「パピー弥富店」にポケカをやりにここまでの人数が集まったのは、リニューアル後初めてのことで、店舗スタッフ含め運営陣はホクホクしておりました🥹
 リニューアル前(2022年中頃)はジムバトルでも「僕ともう一人ぐらい来てくれたら嬉しい…」というレベルでしたので、1回戦開始時には既に感極まってました😭

図1-1 「パピー王になるぞ!うおぉ〜!!」

第2章 大会の様子

2-1 大会形式について

 今回は、大会の実施時間の関係から、予選スイスドローを5回戦までにしたいと考えていました。64人でスイス5回戦となると、全勝者が2人で16ブラケットという過去のシティリーグのような形式になりますが、せっかくなら決勝トーナメントでは当たった事のないデッキと対戦して欲しいという意図で32人のリーグを2つ用意して、それぞれで上位8名(25%目安)を本戦出場という形式を取りました。
 今回は57名の参加でしたので、Aリーグ29名、Bリーグ28名として、上位25%の7名ずつを本戦出場者としました。また、本戦のトーナメントでは各リーグごちゃ混ぜでトーナメントを作成し、予選1位通過の選手を1回戦シードとしました。

2-2 デッキのシェア率

 先日、公式から発表があった通り、E~Gレギュレーションも佳境を迎えております。環境終盤という事もあって、デッキパワーの高いデッキを皆さん選ばれていたようです。そして、会場内を見回してみただけでもリザードンexのシェア率が高く、それをロスト軸のギラティナとサーナイトが追う構図で、皆さんの大会に対する「ガチ度」が伺えました。また、「1年共に歩んできたから」という理由でデッキ選択されている方も見えましたので、マイナーなアーキタイプであっても比較的練度の高い方の集まった大会になったと考えています。
 予選の段階で「サーフゴー×パルキア」デッキが一定数いるのがとても気になっていて、サーフゴー側のデッキの回り方次第ではリザードンデッキを圧倒することもできるので、注目株でした。

図2-1 パピー王決定戦のデッキシェア率

2-3 上位入賞者のデッキシェア率

 予選スイスにいたサーフゴーがほぼ全員本戦に上がってきました。怖すぎます…💦この構図になると、サーフゴーをかわし切ったリザードンが勝ち上がるか、サイド1のポケモンで戦うことのできるロスギラサーナイトが若干戦いやすいのではないかと思えました。

図2-2 本戦出場者のデッキシェア率

2-3 Best 4 までの選手のご紹介

 優勝者は「イケダ」さんと「リザードンex」でした!予選でも常に順調という訳では無かったのですが、冷静なプレイングでしっかりと勝ちを手繰り寄せていたのが印象的でした。ともきち特製トロフィーもお気に召して頂いたようでとても嬉しかったです笑

 準優勝は「サクライ」さんと「ロストギラティナ」でした!やはり何でもできるアーキタイプの強みが出ていて、混沌としていたこの大会でも勝ちを掴みに行けていました。

図2-3 サクライさん

 3位は「ウィン」さんと「トドロクツキ」でした!本戦では2度のサドンデスを制して勝ち上がってきました!本人は若干申し訳なさそうな顔をされていましたが、千日手も立派な勝ち筋なので気にしなくてOKです👍

図2-4 ウィンさん

 4位は「しゅんぺー」さんと「サーフゴー×パルキア」でした!やはりサーフゴーexがガシガシ進化できたときの瞬発力は誰にも止められない恐ろしいアーキタイプですね…。ミカルゲも入っていて、本戦に唯一居た雪ミュウにピンポイントで刺さっていました。怖すぎるぜ…😅

図2-5 しゅんぺーさん

第3章 後日談(こっちが本編のつもり)

3-1 Tonamel を用いた2リーグ制予選の苦難

 大会そのものの募集は、いつもどおり Tonamel を使用しました。チェックイン後に、各リーグの Tonamel ページに再度エントリーして頂くという形式を取りました。Tonamel の限定機能「ゲスト連携機能」を用いれば TCGマイスターのような使い方もできるので、こちらで選手の .csvファイル を作成してあげてしまうことも可能でしたが、せっかくなら「皆さんの参加履歴に残った方が嬉しいのではないか?」という意図で再エントリーの形式としました。結果として、この判断はかなり失敗に近かったのではないかと反省しています。大会開始後のマッチングは比較的楽だったのですが、受付を2人で回すのはかなりしんどかったです。各リーグでエントリー人数が合わず、ドタバタしてしまい、ご不便をおかけしました🙇

 大会受付の段階で以下の問題点が挙げられました。

①エントリーしたかどうかの確認をこちらで行う時間がとられる
②どうしても二重でエントリーしてしまう方の対応
③なぜかエントリーしていない(できていない)方の対応
④ゲスト対応が一定数必要なため全員ゲスト追加でもやっていることはほぼ変わらない

 今後の方針として、ゲスト連携機能を用いて運営することを明記しておけば、「参加履歴に残らないなら参加しない」という層への理解は得られるのではないかと考えています。そもそもそのような層が存在するかどうかも検証しないとですね。

3-2 「景品どうするねん問題」と「お客さんの集まり具合」

 冒頭で、今回の大会はパピー弥富店にて実施した最大規模と書きました。ご近所さんでは【NOE cup】や【トーチカCS】、【ミジュマルカップ】、【たみぽけ】などなど、モテモテ主催者様の大規模大会が乱立している愛知三重のハザマで、「【パピー×ともきち】でどこまでやれるのか」という、ある種限界への挑戦でした。私自身もそうですが、お店の知名度もまだまだですので…。やはり、当初は「64人で募集したとして、実際のところ何人来るんだ?」という疑念がありました。それによって、「景品もどれだけ明記して大丈夫だろうか…」とか「景品情報を出してから人数が激減したら大赤字や…」といった悩みがドンドン湧いてきました。とは言うものの、愛知には帰れない状況なので、直接声をかけて参加者さんを募るのが難しく、と~ってもジレンマでした。
 そんな中、パピーのスタッフさんから「景品でSwitch出すよ」という話を頂き、目が飛び出そうになりながら栃木から車をかっ飛ばしてパピーに突撃して、上位賞の景品のフライヤーを作成しました。これを𝕏に投稿してから2日程で参加者がシビルドンのぼり!「なんとか大きな大会にできそう」と安堵しました。派手な景品が用意できれば参加者さんも集まってくれるのかという学びと、やはりブランドイメージ(大会の安心感というかなんというか…)で大会を選ばれているのだと判りました。今回ご参加いただいたパイオニアの57名には改めて感謝申し上げます😖

3-3 おわりに

 まずは、お正月休みの貴重な1日を「パピー王決定戦」に割いて頂きありがとうございました。次回の「パピー王決定戦」もレギュ落ち前のお正月休みに実施できればと考えております。また、店舗大会として移植した「推しポケ杯」もご贔屓にして頂ければと思います。本年も何卒よろしくお願いします🙇

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?