見出し画像

医学部受験、面接対策のコツ Part6 *”再生医療”編*

割引あり

これが出る!という問題を揃えている「医学部受験生、面接対策のコツ」シリーズ!!自分なりの考えを育てることが、とにかく大事。だから早く必要なトピックに触れ、暇な時間に自問自答してみましょう。

「再生医療」は、病気や事故で、失われた体の一部を再生する医療技術ある。ある種の細胞をもとに臓器を作りだし、必要な人に移植できれば、他人からの臓器移植の必要がなくなる可能性があり、現在その実現が求められている。

*****<まずは必要知識の確認をしよう!>*****

再生医療の元となる細胞には、現在、「幹細胞(組織幹細胞)」、「ES細胞(多能性幹細胞)」、「iPS細胞(多能性幹細胞)」の3種類がある。


「幹細胞」(組織幹細胞)

現在最も実用化されているものだが、幹細胞の採取には、静脈から、または骨髄から採血をする必要がある。肉体的負担がかかることや採取量に限りがあり、高い培養技術(増やす技術)も必要とされる。「幹細胞」は、組織幹細胞とも呼ばれ、基本的には万能細胞ではなく、すべての組織に分化できるものではない。血液疾患や骨や軟骨の病気、脊椎疾患、肝疾患などの特定の臓器の再生に応用される。ただし、近年の、他の細胞に分化させることが可能になったという発表もあり、さらなる応用の拡大が望まれている。

「ES細胞」(Embryonic Stem Cell)

受精卵から培養してつくられる。様々な臓器や組織に分化できる万能細胞(多能性幹細胞ーpluripotent stem cells)である。しかし、胎児の細胞を使うため(受精卵が胎児になる途中の細胞を採り出して培養して作製する。人工妊娠中絶の際の死亡胎児由来)、本来赤ちゃんになれる細胞を利用するという倫理的な問題が大きな課題である

「iPS細胞」(induced Pluripotent Stem Cell)

ここから先は

2,349字
この記事のみ ¥ 100〜
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?