~ある女の子の被爆体験記28/50~ 現代の医師として広島駅で被爆した伯母の記録を。“世界にある核兵器の数はいくつ?"
戦後の被爆者の苦悩ノブコの話はこれおしまいではない、75年経った今も続いている。ノブコは今は90歳だ。
戦後は、被爆者が生きることは難しい年月だった。被爆者自身の心の中に、“自分はいつ病気になって死ぬかも分からない”という不安を抱いて生きなくてはならなかった。
子供ができないから、被爆者は結婚できない、と、世間一般の噂が暗黙の常識のように長年続いた。
やけどの傷を受けた人々はもちろん、けがの無い人も白血病や、癌と戦わなくてはならなかった。
原爆から数年後、東京に移り住