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【オートチェス】初心者が2ヶ月でクイーンになった話
※この記事は9/23にBloggerに投稿した記事を加筆編集したものです。
センリです。
本日 (※9/23)、なんとかクイーンに昇格することができました。
クイーンになってもまだまだわかっていないことだらけで、未熟な部分ばかりですが、目標が達成できたのは大変嬉しく、自信にもなりました。
ご参考までに、このゲームで学んだことを幾つか紹介したいと思います。
勝利できる構成を覚える
完成形を意識しているかどうかは非常に重要です。
キング3からクイーンにかけての終盤は、ほとんど以下の構成だけを使っていました。
・6アサシン
・6ウィングス3ハンター
・4グレーシャー4ナイト+不死の教皇
・混成メイジ (3ウォリアー3メイジを軸に) → 雷神が来たら6メイジ
・混成ハンター (3ウォリアー3ハンターを軸に)
実際にやってみると、これだけでほぼ全ての試合をカバーできます。
ただし、一つの最終形にたどり着く道のりは複数あります。
多くの場合、いきなり最終形で使う駒を探すのではなく、徐々に形を変えながら完成に近づけていきます。
シグナルを見つける
「煉獄の騎士」がラウンド9で星2になったら、「グレーシャーナイト」に舵を切るきっかけになります。
他のナイトは言うに及ばず、「氷河の呪術医」や「シャドウプリースト」を見逃さないようにしましょう。
「亀乗りの長老」は混成メイジ・6メイジを目指すチャンスです。
「マナの源」も拾っておいて、レベル7で「ウォリアー3+メイジ3+影の魔王」のセットを揃えましょう。
混成メイジの際に「雷神」が来たら「6メイジ」への移行を意識しましょう。
「ソールテイカー」ともう一体星2のアサシンができたら、一旦「アサシン3」を形成しつつ、「アサシン6」まで行けるか意識しましょう。
難しいようなら、アサシンを見限って他の編成に行くべきかもしれません。
中盤で安く勝つ
Lv6くらいまでは「スペルブレイカー」の星2を前衛として使っておくことができます。
ナイトやメイジなど、ある程度高い駒を使う構成ではシナジーが揃うまではゴブリンを使い倒しましょう。
Lv6で「3メイジ」を揃えるのは現実的ではありません。たまにやっている人がいますが、殆どの場合は上手く行かないです。
それよりも前衛のウォリアーが強いことの方が重要です。
上図から、レベル7で「ウォリアー3+メイジ3+影の魔王」のセットを作り、最終的には以下の形になりました。
上記の方針は、なるべくお金を使わない(=ガチャを回さずに)勝つための方針です。
お金を多く貯めれば利子が多く発生し、利子が多く発生すればそれだけ早くレベル7、8にいけます。
一勝の価値は同じです。であれば、安く勝つほど高い順位に行くことができます。
レベル8で勝つ
これは非常に大事で、レベル8で勝てないなら序盤でいくら勝っても意味がないです。
最初に挙げた強い編成は、いずれもレベル8で強いという共通点があります。
欲を言えばレベル7から勝ち始めたいです。
たとえば、「6アサシン」は「前衛一体+アサシン6体」の構成にしておけばレベル7で連勝を十分狙えますね。
なお、「6メイジ」は普通レベル8で成立しないですが、レベル8では「混成メイジ」として強い形にしておいて、レベル9で「雷神」を引いた後に「6メイジ」に移行すれば良いということです。
レベル8で強いデッキは、だいたいレベル9でも強い構成があります。
たとえば「6アサシン」でも、2体目の「光羽の暗殺者」を追加することでレベル9でも強い構成として振る舞えます。
3人で競合しない
いかに強い構成でも競合が多ければ完成しづらく、不利になります。
卓の間隙を見つけましょう。
目安としては、3人以上が同じアーキタイプに向かうと、リスクが高くなります。
強い構成の内、もし誰も入っていない構成があれば、そこは狙い目です。
ただし、自分がレベル・ゴールドともにリードしている(要は連勝している)場合、先んじて必要な駒を入手できるので、あまり気にしなくて良いです。
逆に、連敗から入る場合は他人の動向に最新の注意を払いましょう。
得意な構成を持つ
理解度の深いアーキタイプを持っておくことは、試合を進める上で判断の精度を高めてくれます。
得意というのは決め打つということではなく、
・何がいつまでにあればどのアーキタイプに参入可能か
・他プレイヤーとの競合が自分の構成へどう影響するか
を理解しているということです。
クイーンになるには主要どころは一通り理解しておかなければ厳しいと思います(実際そうでした)。
ルーク帯やキング帯を目指す場合は、幾つかを理解するだけでも良いでしょう。
おすすめは「6ウィングスハンター」と「6アサシン」です。これらは駒が近く、狙いやすいのと連勝のリターンが大きく、1位を取りやすいです。
「混成メイジ」は参入しやすいので、理解しておくと平均順位を押し上げてくれます。ただし、やや覚えるパターンが多いので中級者向けかもしれません。
楽しむ、たくさん遊ぶ
最後は当たり前ですが、楽しむことが大切だと思います。
オートチェスは本当に面白く、私はすぐに時間を忘れて没頭してしまいます。
時間をかければその分色々なことを試す余地も広がりますし、人から教わったこと以外の何かを発見する喜びにも巡り会えます。
ある試合で「グレーシャーハンター」を組みましたが、弱すぎて最悪でした。チャットでも煽られました。
一方で、「混成メイジ」を習得できたのは色々な構成を積極的に試したおかげです。これを理解してから一気に勝率が上がりました。
自分がチェスに投資した時間が更に良いチェスの体験を生み出し、そしてもっとプレイしたくなります。
このゲームは、自由に遊べる余地が沢山あると思います。
勝利も大事ですが、自由に遊び、色々な成功や失敗を重ねることが私達に学びを与えてくれるはずです。
見事に8位に沈んだ「グレーシャーハンター」も、今頃は成功の布石として浮かばれていることでしょう。
何度もクイーン目前から連敗して苦しい時もありましたが、これだけ面白いゲームだからこそ、めげずに遊べたと思います。
クイーンに上がってからもまだまだ先の長いゲームだと思いますので、今後も変わらず楽しんでいきたいですね。
皆様も、良きチェスを。
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