新作『ナンバーワンダフル』
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新作『ナンバーワンダフル』

ドロッセルマイヤーズ

でます!「ゆるゲー」シリーズ最新作です。

すでにドロッセルマイヤーズのショップサイトにて予約受付を開始しております。→こちら

ゆるゲーとは「ゆるくのんびり遊べるゲーム」「楽しみ方に自由度があるゲーム」を目指したアナログゲームのシリーズです。これまでに『ドロッセルマイヤーさんの法廷気分』『ドロッセルマイヤーさんのなぞなぞ気分』を発売してきました。

その最新作がこの『ナンバーワンダフル』。このゲーム、ゆるゲーシリーズとして(良くも悪くも)すごいものを作ってしまったな…と思ってまして、どうすごいかというと、このゲーム1作に55個もの「ゆるゲー」が詰め込まれているのです。

例を挙げると、

今みんなが食べたい料理を言った人が勝ちの「どっちの料理」対決
適当に検索した星座占いで上位の人が勝ちの「星座占いランキング」対決
口笛を吹いてみてうまい人が勝ちの「口笛」対決
風邪ひかなそうと周囲に思われた人が勝ちの「風邪ひかなそう」対決

どうですか?この「ゆるい」としか言いようがないゲームの数々……こういうのを「aスポーツ」(アナログスポーツ)と称して55種目も収録していまして、みんなで連戦して一位を決めようぜ!というゲームなのです。


どうしてこんなゲームを作ろうと思ったかというと、日々「ゆるゲー」シリーズについて考えている中で「大人同士が本気で口笛で対決したら面白いな」とか「なんとなくイメージ的に風邪ひかなそうな人が勝ち!ってゲームはどうだろう?」とか、くだらないアイディアをいっぱい思いついてしまうわけです。

で、こういうアイディアひとつひとつをベースに「でも、それだけじゃさすがに商品としては成立しないから、口笛対決を中心に置きつつゲームシステムを加えて、もっと構造的に楽しめるゲームに仕上げよう」というアプローチもできるんですが(それが正統派のアナログゲームデザインだと思いますが)、そうやってシステムによってカッチリ商品として仕上げていく過程で、もとのプレーンな「口笛で対決する」ということのくだらなさ、脱力感、おもしろみがスポイルされてしまう事も多いわけですね。

なので今回はあえて、そういう「ゲーム未満のゲーム」をそのまま、しかし大量に集めて、それで次々と連戦していくというスタイルにすることで、ひとかたまりの「遊び」として成立させるという手法をとってみました。

ちなみに僕は「口笛対決って面白いな」とは思うのですが、自分では口笛はまったく吹けません。がんばって吹こうとしても「プスーッ」という音しか出ないので、もしプレイ時間40分の本格対戦口笛ゲームがあったら多分つらい時間を過ごす事になってしまいます。でも、たった数十秒、一発勝負で2人の人間がそれぞれ(その人なりの)本気の口笛を披露する程度なら、ぜんぜん、めちゃくちゃ楽しめるのです。

実際にテストプレイをしていても「プスーッ」「ヒョヒョ…」ぐらいの低レベル対決になることはよくあって、これはこれでめっちゃ笑いますし、一方で意外な人がすごい美笛の持ち主だったりして、こういう発見があるからコミュニケーション系のゲームって好きなんだよな〜という気持ちになります。

つい口笛対決のことばかり書きすぎましたが、これはもちろん一例でして、こんな感じでひとつひとつ「味わいあるな〜」と僕らが思う競技が55種目入っているわけです。

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そしてもちろん、ただ連続でバラバラのミニゲームをこなしていくだけではなく、全体をひとつのゲームとしてまとめるためのシステムも用意してあります。それが「チャンプ」のシステムです。

このゲームにおいて、ひとつ前の競技の勝者は「チャンプ」、チャンプに挑むプレイヤーは「挑戦者」、それ以外のプレイヤー全員が「審判」と呼ばれます。競技は基本的に「チャンプvs挑戦者」の一対一でおこなわれますが、チャンプは連勝している限り何人でも連続して挑戦を受けることができ、勝った数だけポイントを蓄積していきます。しかし一度でも挑戦者に敗れてしまうと、その挑戦者が新しいチャンプとなり、それまでに蓄積したポイントを全て奪われてしまいます。

つまりチャンプは自分が敗れるまでに自主的に「引退」して、チャンプの座を隣のプレイヤーに譲らなければ、点数を本当に獲得することができません。チャンプは連戦連勝すればポイントを荒稼ぎできる美味しい立場である反面、対決する競技のジャンルは挑戦者の側が選ぶため(競技カードの裏面にパワー/スピード/テクニック/運/センスなど競技ジャンルが書いてある)、挑戦者の得意ジャンルやチャンプの苦手ジャンルでの対決が選ばれがちという不利もあります。

そしてチャンプと挑戦者の対決において、勝敗を決めるのは審判となる他プレイヤー全員です。なにしろこのゲームは勝敗が数値的にハッキリと出ない競技も多いので、ほとんどは審判の多数決による判定になるわけですね。(「風邪ひかなそう対決」などは完全に審判たちの主観オンリーでの勝負です。)つまりひとつの競技をおこなうのはチャンプと挑戦者の2人だけ(※1)ですが、審判たちもジャッジのために競技を注視することになるので、ただ待っているだけのダウンタイムはありません。ちなみに「多数決で同票の場合はチャンプの勝ち」というルールです。だからチャンプはますます美味しい立場なので、連戦したくなるわけですね。(※1:例外的に「全員対決」というジャンルの競技もあります。)

……とまあこんな感じで、意外とまともにゲームらしいルールもあるにはあるのですが、逆に言えばいまご説明したルールがほとんど全てで、あとは各カードに書いてある競技ルールを読みながらゲームをすればいいだけです。参加はめちゃくちゃ簡単ですし、プレイ人数も3人以上であれば何人でも大丈夫です。(多人数でプレイするとめちゃくちゃギャラリーの多い対決になって、イベント的に盛り上がります。)そして実はプレイの所要時間すら完全に自由で、「ゲーム開始時にみんなで決めた時間がきたら終了」というルールになっています。こういうところも『なぞなぞ気分』に引き続き、ゲームプレイをできるだけ制限から解き放ちたい!という「ゆるゲー」の思想を徹底しました。

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ビジュアル面では、グラフィックデザインはほぼ全てのドロマイ作品を担当してくださっている宇佐美詠子さん。さすがのクオリティです。そして、今回キャラクターデザイン&イラストを担当していただいたのは、あの『MOTHER2』のアートディレクター、大山功一さん!!

大山さんはご自身がゲームデザイナーでもあり、とぼけた味わいの素晴らしいゲームを数々生み出されていますが(実は『なぞなぞ気分』の原作者でもあります)とにかくイラストレーターとしても僕は大ファンでして、今回のテイストは『MOTHER2』風味も取り入れつつ『アドベンチャータイム』的な現代アップデートをしたいですね〜みたいな相談をしながら、ノリノリで描いてくださったものです。最高にかわいいです。

ノリノリだったので、実は世界観やイラストは『法廷気分』『なぞなぞ気分』よりはるか前に出来上がっていまして、僕がゲーム性をまとめる方に数年かけてしまいました…でも時間をかけたぶん、他にないゲームになっていると思います。55の競技はもちろん全てテストプレイしながら調整をして、いっぱいボツ案も出しながら意外と真面目に作りました。

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というわけで予想外の長文になってしまいましたが、『ナンバーワンダフル』は定価2500円(税別)で2019年11月23日(土)ゲームマーケット【V17-18グーニーカフェブース】とドロッセルマイヤーズのショップサイトにて先行発売予定です。(一般のお店での発売は次月以降になると思います。)

ドロッセルマイヤーズのショップサイトでは、本日からすでに予約受付を開始しております。【ゲームマーケット受取予約】と【通販予約】のどちらもここから可能です。ささやかながら先行購入特典もご用意する予定(詳細は後日)なので、気になる方はお早めに! →こちら

※製造を海外工場でおこなっている関係で、輸送/輸入に予定外のトラブルがあった場合のみ発売延期となる可能性があります。ご了承ください。

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ドロッセルマイヤーズ
創作ボードゲームと遊びの店ドロッセルマイヤーズです。『法廷気分』等の「ゆるゲー」シリーズ、アークライト社との共同プロジェクト「Kaiju on the Earth」シリーズ『ボルカルス』等のゲーム開発をしています。ショップサイト→http://drosselmeyers.com