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遠征先で疑似避難生活体験をした話

こんにちは、こんばんは。しがないオタク大学生の地に落ちたパンピです。今回は推しの舞台の地方公演に遠征してきました。今の時期に遠征することに嫌悪感を覚える方もいらっしゃると思いますが、私もきちんとコロナ対策して遠征しましたので、お許しください。
(下書き一覧を見ていたら公開していないことに気づいたので公開しました!この話は去年の11月~12月のお話です)

今回の舞台について詳しく紹介してしまうと推しを特定されかねないので省略させていただきます。推しはかっこいい男であるとだけ紹介させていただきますね。顔がいいです。好きです。

私は関東在住のため地方公演の場合は宿泊先を決める必要があります。しかし、遠征は非常に何かとお金がかかってしまいます。移動費、宿泊費等々…私はアルバイトで軍資金を得ていますから、ホテルを利用するなどの豪遊はできません。(※ホテルを利用することが普通です)そのため、今回は公演地に住んでいる同じくオタクの友人宅に泊まらせてもらうことになりました。

無事に地方に到着し、私と友人は「推しの舞台だーーーー!!」とハッピーな気持ちで劇場に足を運びました。今回の内容は非常に泣ける内容になっており、私と友人は幕間も感動に打ち震えていました。ただ、このご時世なので劇場内の会話は厳禁となっており、連番でチケットを取ることもできなかったため遠くにいる友人とアイコンタクトとSNSのメッセージで感動を分かち合いました。多くの人が幕間にお手洗いで席を外すなか、ガタガタと劇場が揺れ始めました。地震だったようです。結構大きく揺れたのですが、すぐに収まったため、舞台が中止になることもなく最後まで無事に観劇することができました。

友人宅に帰宅後、夜中の1時までパーティーを開きテンションもアゲアゲになってそろそろお風呂入るか~という感じに。先に入っていいとのことだったのでお言葉に甘えてお風呂場に行きました。友人曰く、蛇口(のようなもの)を捻るとしばらくしたらお湯が出るとのことで、素直に蛇口を捻ってお湯が出るのを待っていました。しかし、一向にお湯が出る気配がしない。素っ裸のまま私は数分間お湯が出るのを待っていたんですがまっっったく出てこない。出てくるのは真水だけ。

「え、ごめんこれどれくらいでお湯出てくる?」
「え?普通にすぐに出てくるはずだよ」

おかしい…全く出てこない…てかめちゃくちゃ寒い……
季節は冬。しかも東北。11月後半の気温のなか、真っ裸の自分は流れ出る真水の温度を確認しながら寒さに震えることしかできず、結果お湯が出てくることはありませんでした……。いいですか?もう一度言います。真っ裸です。防寒機能0の素っ裸。そんなん耐えられないのですぐさまお風呂から出て服を着て、早速サポートセンターに電話しました。もう驚きと風呂に入れない悲しさで二人して困惑しきっていました。先ほどまでどんちゃん騒ぎをして高まった気分はどこかに消えていきました(笑)多分、地震のせいでお湯でなくなっちゃったのかな、とか話して笑い飛ばしてました。

サポートセンターの対応もひどいもので、''24時間トラブル対応にかけつけます!''とか謳ってるくせに「業者からの連絡をおまちください~」の一点張り。結局そのまま寝ることしかできなくて、真水で化粧落として顔を洗ってその日は就寝しました。

翌朝。私が帰らなければならない日になりました。
帰らなきゃいけないのにお風呂に入ってないのはさすがにやばいとなり、どうにかしてお風呂に入ろうと決意しました。
そこで準備したのはケトル。もうほんとこいつには助けられました。一生ケトルに足向けて寝ることはできません。ケトル万歳。
ケトルとやかんで必死にお湯を沸かしてちびちび体にかけながらなんとかして身を清めました。まじでケトル、ほんとありがとうな。
夜中に「推しの誕生日だ!!!おめでとう!!愛してる!!」などとハイテンションでポテト食べてケーキ食べて最高潮だった時から比べると風呂に入れずにいる状態がひどすぎて逆にめっちゃ笑えました。

でも!!!めちゃくちゃ面白くて記憶に残る遠征でした!泊めてくれてありがとう友達!!!!!また一緒に観劇しようねーーーーー!!!!