くだらないことの力。


唐突だが、お笑いが好きだ。

小さい頃から我が家ではネタ番組を家族で囲みながら見るのが当たり前で、当時流行していためちゃイケやはねるのとびら、エンタの神様、とんねるずのみなさんのおかげでした!など、バラエティ番組を見ることも習慣化していた。
今でも家族で集まると、M-1 の話や、芸人さんのやってるラジオの話などで盛り上がる。

そんな環境下で育ったからか、自分が演劇をする上でも、多少笑える要素、というか、くだらない、話の本筋とは関係ないシーンを入れていることに意味があると思うし、自分が脚本を書く時も小ネタは外せない。

それなのに。

自分が「プレイする」という段階になると、途端に不安になる。これは面白いのか?私ってめちゃくちゃつまらないんじゃないか。滑りたくない・・・等々。

けれど。

普通の会社員になったら。普通に就職したり。家庭を持ったりしたら。

もっと、きっともっと、くだらないことが出来なくなる。

私のしたことがイコールでイメージになってしまうからだ。(匿名だとその限りではないだろうけど)

私がくだらないプライドひっさげて躊躇している間に、どんどん時は流れていく。だからこそ。

こんな時だから、ふざけたい。

ふざけ倒したい。

そして、みんなにもふざけてほしい。

みんなのふざけを共有してほしい。

ちゃんとしすぎてしまう自分と、そして世の中のたくさんの人。

ふざけよう、もちろん家で。

そして、そのふざけをみんなで、「つまんないことすんなよ」とかじゃなくて、ちゃんとふざけてるなあ、とくすっと笑ったりしよう。って思う。

くだらないことには、逃避の力がある。

私は今、笑いの力にすごく助けられている。プロにも、そしてアマチュアも。

誰かが楽しんでいる姿を見るのが、こんなに楽しいんだな。と改めて思ったりした今日この頃だった。

(人を笑わせるって、すごい難しいけどね・・・)



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