あけましておめでとう/12月31日(日)〜1月6日(土)

12月31日(日)

社交を断つといいながら、忘年会に参加。焼肉おいしかった。

1月1日(月)

コーヒーを飲むとすごく頭がすっきりしたので調子に乗って2杯飲む。喫茶店のトイレで屈んでいるときに、地震。ただの二日酔いかもしれないという疑惑が少しだけ浮かぶ。世界は微動だにしていないのに、自分だけがただ揺れているときがたまにあるのだ。ツイッターで確認して、地震であることがわかった。震源が石川県で、大津波警報が出ている。日本海全域で注意報以上が出ていることがわかり、福岡の実家にも連絡をした。以後、何も手につかず、喫茶店を後にする。何となく気持ちが悪く、コーヒーの飲み過ぎか地震に酔ったのかわからなかった。

1月2日(火)

テープ起こしをしながら、「言葉には幅がある」と思い立つ。たとえば「夢」という言葉には意味がふたつある。眠っている間に見る現実ではない世界という意味と、目標という意味のふたつ。しかし夢を見ているときに自分の欲望が反映されて、願いごとが叶っているような状態がある。また願いごとが叶って「夢を見ているようだ」というとき。ああいうとき言葉はふたつの意味の幅の中に存在しているように思える。なぜテープ起こしをしながらそんなことを思ったのかはよくわからないけれど、テープ起こしをしていて話者が言い淀んだときには、いくつかのニュアンスにまたがっているその真ん中にある言葉を探すことはある。
夜家に帰ってニュースを見る。飛行機の衝突事故。

1月3日(水)

ダイエット本を読み、あすけんアプリに登録。忙しくなるとすぐいっぱいいっぱいになってやらなくなるが、計画を立てたり記録をつけたりすること自体は嫌いじゃない。生権力じみたものを感じなくもないが、健康でなければできないことがたくさんあることを身にしみて感じつつある。あと何年生きて、何冊本を読み、どれくらい文章が書けるのか。とても短く少ないと感じる。何をしたらいいのかわからずただうっすらとした不安が拭えなかった頃には死ぬまでの時間が途方もなく感じられたのに。

1月4日(木)

テープ起こし。唐突だが、「今年はいける」と思った。

1月5日(金)

テープ起こし。夜中まで作業して終わらせる。

1月6日(土)

午前中に自宅で作業し、午後は国会図書館に行って、テープ起こし関連で軽く調べもの。いくつかの資料はデータ化作業中で見られず残念だった。内野光子の歌集『冬の手紙』は、ぜひとも読みたかったのだけど。

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