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【動画あり】AIと人間のドローン対決!結果は?

近年、人工知能(AI)と人間の対決がニュースで取り上げられることが多くなってきました。AIと人間の将棋対決や囲碁対決が代表例でしょう。

ここでご紹介するのはAIと人間のドローンレース対決です。
とうとう対決がここまで来たか?という感じですが、その結果はどうだったのでしょうか?

AIとのドローンレース対決概要

このレースは、グーグルが資金提供する自立型ドローンの2年間の研究成果として2017年10月12日に開催されました。

グーグルはドローンにも適用可能な宇宙船用ナビゲーションを備えたNASAのJPL(ジェット推進研究所)の研究に興味があったようです。

その研究成果を披露するためにJPLはAIと世界レベルのドローンパイロットKen Looとのタイムトライアルを開催しました。

AIチームは3つのカスタムドローン(バットマン、ジョーカー、ナイトウィング)を作り、障害物を回避しながら高速で飛行する必要がある複雑なアルゴリズムを開発しました。

これらのアルゴリズムは、GoogleのTangoテクノロジーと統合されているとのこと。

Tangoテクノロジーとは

Tangoとはグーグルが開発しているAR技術で、赤外線カメラなどを使って深度情報を抽出し、そのデータを使って同時に現実世界のマッピングと現在位置の把握を行えるのです。

言葉で説明しても分かりづらいと思うので、Tango技術を説明した動画がYoutubeにあります。

一つ目は、カメラで観た現実世界のものをどんどん3Dモデル化していくデモです。

二つ目の動画は、私も良く利用するアメリカのホームセンターLowe’sとタイアップした家具プレビューアプリです。

https://www.youtube.com/watch?v=2iPH5ZoTWs4

買いたい家具が部屋の中で実際どう見えるかを事前に確認できるアプリです。

この技術を活用すれば確かに凄いドローンができあがりそうです。

AIとのドローン対決結果は?

話しをAIと人間のドローン対決に戻しまして、その結果はどうなったかというと、現段階では人間の勝利だっととのこと。

人間の平均ラップタイムが11.1秒だったのに対し、AIドローンは13.9秒。その対決動画は以下です。

AIと人間パイロットは、最初は同じぐらいのラップタイムだったようですが、人間パイロットは、徐々にコースの特徴を把握し、少しずつ早いタイムで飛行することができるようになったとのこと。

これはまさに、機械学習ですね。

これをAIドローンができる日も遠くないと思うので、そうなると将棋や囲碁と同じようにドローンレースでもAIが人間に勝利する日も遠くはないでしょう。

まとめ

今回のAIと人間のドローンレース対決で人間パイロットも言っていましたが、人間が操縦することで時間と共に人間だと疲れが表れ集中力も落ちてきます。

こういったAIドローンといった技術を活用し、将来的には、災害現場で生存者をドローンにより自動で発見したり、アマゾンなどの倉庫でドローンが自動で飛行し、出荷する商品を取り、配送に回すといったことも可能になるのでしょう。

AIドローン、今後の進展が楽しみです。

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