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「開発責任者が語る!なぜ今Terra Droneが面白いのか?」~点検事業開発編~

テラドローン点検事業開発責任者をしている鈴木晃一と申します。今回弊社はシリーズBにて80億円の資金調達を実施したことを発表しました。私は、いくつもの会社を経験し、現在Terra Droneの開発責任者をやっております。そのうえで、「なぜ、今Terra Droneが面白いのか?」を少しでもこの記事をお読みいただいているみなさまに伝えられたら良いな、と思っていますのでぜひご覧ください。まずは自己紹介から…

自己紹介

点検事業開発責任者 鈴木晃一
・高校在学中に作成したシステムが収益を上げた事をきっかけに起業ケータイのコンテンツ、映像制作・配信、採用プラットフォームなど9年ほど活動
・大規模チーム開発にをやりたくなりKlab / GREEにてゲーム開発に従事
・エンジャパンで子会社立ち上げCTO
・株式会社チェンジにてエンジニアチーム立ち上げ、マザーズ上場、一部上場に貢献

入社の決め手

(株)チェンジのエンジニアチームが軌道に乗り落ち着いてきていたことから活動場所を移すことを考えている中、テラドローンと出会いました。
在職中に関わっていたドローンプロジェクトでドローンの産業活用に可能性を感じていたこと、最新の技術領域でありながらしっかりと収益を上げて事業を進めているところに魅力を感じ、ビジネス・チームを大きくしてゆく事業段階で私の経験を活かせるシーンが多くありそうということもあり入社を決めました。

資金調達について

今回シリーズBの資金調達として、三井物産、SBIインベストメント、東急不動産、九州電力送配電、西華産業等新たに5社に加え、既存投資家であるベンチャーラボインベストメントから追加投資を受けました。
あわせて、国土交通省の官民インフラファンドである海外交通・都市開発事業支援機構より、「エアモビリティベンチャーとして初めて」出資を受けることになりました。

技術領域への資金調達

ドローンは目新しい技術、と騒がれる段階から産業で実際に活用される段階に入っています。実際に我々はもちろん他企業も既にドローンを活用して事業を行っています。今後さらにドローンや空飛ぶクルマは、今以上に効率的に業務を実行するシステムやあらゆる使用方法が模索されていきます。
そんな中で弊社では点検や測量を自動的に行うシステム、ドローンの活用が進み空の交通整理が必要となってきているドローンの航空管制を行うシステムを開発しています。調達した資金はこれらのシステムの人的・機材的な開発資金となるほか、海外関連会社のシステムとの統合・連接・発展に使用していくことになります。


事業開発部のこれまでと今後

市場環境と合わせて私たちが作成してきたシステムも、まず一刻も早く動くこと、次に少人数で効率よく実装出来ることに注力して開発を進めておりました。
ドローンが実際に使われるようになるまで、そしてシステムとして販売できる市場規模が来るまで、資金を浪費せず、かつ、この段階でも導入していただけるお客様が増えるように実際に動くことを重視する、といった活動方針だったわけです。
結果としてインフラのコード化、AWSを中心としたクラウド環境の活用は進んだ一方で、プロダクト知識の属人化やプロジェクトのブラックボックス化が起こり、新しいメンバーの戦力化に時間を要する状態でした。

シリーズBの資金調達の実施、市場環境も変化している現在、さらに大規模にスピード感をもった開発体制に移行する必要があります。
具体的にはドキュメンテーションの改善や勉強会を通じたナレッジの共有を行い、属人化の解消及びメンバーの増強を考えています。
また、増強したメンバーによりプロダクト企画や戦略立案にリソースを割くことで、社内のハードウェアチーム、さらには海外グループ会社と連接し、製品の共同開発を通して相互発展の活動を目指して体制を作っていくつもりです。


開発組織が今後注力する技術トピック

これまで技術のトピック

  • 衝突判定などの空間上のアルゴリズムの実現

  • ドローンの自動制御の実現

  • docker/terraform/k8s をはじめとしたインフラのコード化・自動化

繰り返しとなりますが、まずドローンを取り扱うシステムを実現すると言うことに注力したことが反映されていると思います。
中身を細かく見るとGOを用いた空間アルゴリズムの実現、DJIのSDKを用いたプロポからのドローン機体制御、ドローンに搭載した小型CPとAI・オンボードSDKによるドローン自律制御、mapbox gl jsとReactを用いたWEB上での3D GISレンダリング、といったかなり挑戦的な実装を行って来ました。

一つ一つ取り上げたいところですが、技術領域も多岐にわたりまとまらないので別の機会にしたいと思います。

これからの注力する技術トピック

  • 内部流通する空間座標データのGeoJSON化、その他一般化

  • 海外グループ会社製品のローカライズ / モジュール活用

  • 外部システムとの連接、APIの解放

内部流通する空間座標のGeoJSON化ですが、これは現在流通する座標が独自のフォーマットになってしまっているものを、標準的なフォーマットに変更したいという他に、再利用性を高めたいという目的があります。
海外ドローン関連企業と資本提携・子会社化を実現していますが、領域の近い製品を複数のグループ企業で開発している現状もあります。

コードの再利用性を高めるためにGeoJSON以外にも標準的な実装方法、引数の形式等あれば採用・導入を進めて行きグループ全体での開発効率、再利用性を高めたいと考えています。

次に海外グループ会社製品のローカライズですが、一つ前のトピックに引き続きテラグループ内の同じ会社内・グループ内の資産を活用した開発を進めてゆきたいという方針があります。

テクニカルドキュメントのやりとり、国境を越えた戦略連携などこれまでにないエンジニア的な挑戦となるのでとても楽しみにしている項目となります。もちろんこの項目には自社製品の海外グループ企業利用も含み、相互に発展する体制を目指しています。

最後に外部システムとの連接・APIの解放ですが、これは市場環境・社会環境が大きくドローンの活用に傾いたことへの対応となってきます。
国交省のドローン飛行許可もシステム化API解放され、他社開発のドローン関連システムも出てきています。特に弊社の開発しているドローン管制システム(UTM)では飛行情報を大きく取り込む必要性もあるため、今後の取り組みとしてシステム連接・APIの解放が大きなトピックとなっています。

開発組織の目指すところ

「何かを成し遂げたい」という野心がある人間が集まってそれぞれが良い意味で利用し合う、そのためにリスペクトとルールが存在するそんな環境の実現を目指しています。

スマートな組織を標榜することはもちろん出来ますが、スマートに働ける環境を整えたところで集まった人間を突き動かす「成し遂げたい」という気持ちがないと何事も進まないと感じています。

「プログラムが好きだ!プログラムさせろ!」といった「好きだ」という気持ちもOKですが、加えて自分を突き動かすパッションを持っている人が集まる組織を常に意識しています。

テラの仕事で体験できる面白いポイント

プログラマー視点で、「空間座標を取り扱う開発」「機械制御・センサー制御」「画像・映像を取り扱う開発」を面白い!と感じられる人にはとても楽しい開発現場だと思います、私自身かなり楽しんで仕事をしています。

他社でもドローンを取り扱っている会社はありますが、弊社は利益をしっかり出し、実績もある、海外での実績もある、それを実現してきたエンジニア以外のスタッフがいるということも一つ大きな魅力ではないでしょうか。実績を元に舞い込んでくる商談や、交渉等、環境を用意してくれる総合職スタッフの実力で取り組める案件が違うと実感しています。

また海外グループ会社との協業も大きな魅力の一つです。
世界的に見て自分はエンジニアとしてどういった位置にいるのか?実感しながら開発を行うことが出来ると思います。

空飛ぶクルマイメージ図

今後のドローン、空飛ぶクルマ領域について

こちらも技術視点でお話をしますと、まずハードが出てきて、サービスやソフトウェアで活用が広がっていくという流れがどの領域にもあると思いますが、ドローンのサービス・ソフトウェアはこれからドンドン広がってゆく段階です。まだまだブルーオーシャンといえるこの領域、やれることもやるべき事もたくさんあると感じています。

また空飛ぶクルマはドローンとの共通技術領域が大きく、ドローンと空飛ぶクルマ両方を対象にしたサービスなどを実際に社内全員で開発に取り組んでいます!

ドローン業界でエンジニアをやる魅力とテラドローンでは何ができるのか

実際の業務としては以下のような業務が存在します。

  • WEB / APP での空間座標を取り扱うフロントエンド実装

  • APP ドローン制御

  • Go / PHPを用いたバックエンド開発

  • インフラのコード化

  • 海外グループ会社エンジニアとの協業

ぜひ、我々と一緒にテラドローンのエンジニアとして空から世界を進化させましょう!!

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■お問い合わせ先
Terra Drone(株)  広報:宮本/鈴木
電話 : 03-6419-7193
メール: pr@terra-drone.co.jp
HP : https://www.terra-drone.net/
Twitter:https://twitter.com/terradrone_jp

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