2024年、ドローンビジネスが飛躍する年になるか?(Part2)
ドローンの世界にようこそ、どうもこんにちは!
ドローンBusiness研究所ヒロユキです。
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それでは、どうぞ宜しくお願いいたします。
今回は、Part1に続き「2024年のドローンビジネスの市場動向と予測」の続編です。
Part1では、「昨年と比べて盛り上がりに欠ける年になる」との根拠として、個人の事業離脱がそれを示唆するとお伝えしました。
では、その理由について詳しくお話しいたします。
個人の事業離脱理由
特に昨年は、メディアでドローンビジネスや副業が大きく取り上げられ、多くの人々に対し参入の後押しとなりました。
しかし、その中には既に事業を諦めた人もいると考えられます。
ここでは事業を諦める主な理由を見ていきます。
受注ができない
キャッシュフローの逼迫
参入業界の知識不足
内製化の広まり
受注ができない
機材や提供サービスを決定して事業を開始したとしても、営業手法が確立できていないと売り上げは得られません。
広告にお金をかけて告知をして待っていてもお客様はやってきません。
来るのは、広告勧誘や事業者向けのセールスの連絡のみです。
待ちの体制でなく、想定される顧客層へ自らアプロ―チできる攻めの営業が大切です。
キャッシュフローの逼迫
ドローンビジネスは初期投資が大きいため、資金が不足すると事業を続けることが難しくなります。
さらには、ランニングコストも必要です。
機器のメンテナンスは勿論の事、保険や消耗品などドローンに係る出費は多岐にわたります。
また、単発で大きな案件を得られたとしても、日々の売り上げが全くないことも想定されます。
期日までに資金を用意できずに支払いが滞ると、廃業になるケースもあります。
先々のキャッシュフローを考えず安易に参入された方は、資金繰りに窮する事になるのです。
参入業界の知識不足
ドローンビジネスは専門知識を必要とします。
特に業務を請け負うお客様の業界の法律やルールを把握する必要があります。
いくらドーロンの飛行技術や知識があっても、お客様の意図する成果物を提供できないのです。
ですから、参入業界の知識が不足していると、成功することは難しくなります。
内製化の広まり
企業が自社でドローンを運用することを選択すると、外部のドローンパイロットの需要が減少します。
事業内容にドロ-ンがジャストフィットしたケースだと、コストやセキュリティーの観点から内製化による恩恵が大きくなります。
敢えて外部へ委託するという選択肢が減少するのです。
ここまでお話してきた事柄は、ドローンビジネスだけではなく、どの業界へ参入したとしても同じことが言えます。
ドローンビジネスに必要なもの
昨年のドローンビジネスは、法改正、ニュースメディアでの盛り上がり、独立志向の個人ニーズなどからイメージ先行で多くの人々から高い関心や評価を得ることが出来ました。
ドローンの知名度も高まり、個人でのドローンの購入や資格取得を真剣に考える方も増加したと考えられます。
そこで多くの方々が実行されたのが下記の2点です。
国家資格の取得
ドローンの購入
例えるなら、ビジネスをスタートするに当たり自動車免許を取得し自動車を購入し事と同じです。
自動車を運転できるからビジネスになると考える方は、少ないと思います。
ドローンも同じく、飛行させることが出来るだけではビジネスに直結しないのです。
では、本当に必要であり、重要なものは何かをお話いたします。
参入する事業・サービスを検討し明確化する
先述の通り、ドロ-ンを飛ばすことが出来るから仕事にしてみようでは、ビジネスに繋がりません。
ご自身にどんな強みがあって、どのような知識やスキルがあるのかを振り返り、それを活かせる分野を検討しましょう。
そしてドローンだけではなく、請け負う業務の必要な知識を学んでください。
本来なら、ご自身が携わる業界でのドロ-ン活用を検討されるのが一番の近道です。
また、異業種へ参入を計画されるなら、転職するなどし経験を積んだ方が良いでしょう。
キャッシュフローの計画
資金繰りは重要です。
いくら高い技術力や満足度を持っていたとしても、資金がショートすれば事業が終了します。
事業計画を立てて当面必要な資金を用意しましょう。
支払いサイクルも考慮する必要があります。
起業段階では、支出のウエイトが大きくなります。
例えば補助金で機材を購入するとしても、採択されて補助金が実際交付されるまでには時間がかかります。
支払い係る資金を予め準備する必要があるという事です。
また、ビジネスシーンでは、月末締め翌月払いなどが一般的です。
業務完了=入金を想定していると、これもまた資金のショートとなる場合があります。
営業力を高める
ビジネスをスタートするには、「攻める」これにつきます。
事業を起こした段階では、待っていてもお客様から訪れていただけることはありません。
メールや電話、飛び込営業など、潜在的な顧客のニーズに刺さる積極的なアプロ―チが必須です。
更にビジネスの世界では、人脈は非常に重要な要素です。
自分たちの周りに存在する可能性のある繋がりを最大限に活用するべきです。
しかし、その際には、「仕事をください」と直訴するのではなく、共に何かを成し遂げるパートナーとしての姿勢を持つことが大切です。
例えば、「一緒にこのプロジェクトを進めませんか?」や「私にはこんなことが出来ます。新たなビジネスの可能性を一緒に見つけてみませんか?」と提案することで、相手に対する尊重と共に働く意欲を示すことができます。
単に自分の利益を追求するのではなく、共に成功を追求するというパートナーとしての姿勢を忘れないようにしましょう。
最後に
全体の流れとして2024年のドローンビジネスは、更に躍進するでしょう。
しかしながら、その裏ではドローンビジネスから去っていく方々も少なからず現れていく事が想定されます。
ご自身が成功を収めるためには、最低限以下の4つのポイントへの対策を行い参入する必要があります。
受注ができない
キャッシュフローの逼迫
参入業界の知識不足
内製化の広まり
そのためにも事前の計画をしっかりと立てて参入する事が重要です。
今回お伝えしたポイントは3つです。
参入する事業・サービスを検討し明確化する
キャッシュフローの計画
営業力を高める
2024年も継続するであろう大きな波に乗って、夢を実現できるようチャレンジしてください。
それでは、またお会いしましょう!
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