鍋も飽きたし、そろそろ春か
春ですね。
田舎では、くすんだ空を野焼きの煙が舞っていることでしょう。
さて、気の向くまま空を流れていく根無し草野郎もとい煙のことは、もう放っておいて本題にいきましょう。
「どの季節がいちばん好き?!」
『わかる!コミュニケーション講座 第9番 ニ短調 作品12 P36 』より引用
花粉だの、暑いだの、着込めば終わりだのグツグツグツグツ。
この話題の何をそんなに煮込むことがあるというのか。
ただ、この不毛な議論が、私は好きです。
言葉を重ねることで仲を深められるだけでなく、その人の価値観・感受性もわかるから。
春夏秋冬の中で私は、特に春がいちばん好きですね。
冬を耐えたという、生き物としての自負。
冬眠から目覚めた、生き物としてのバイオリズム。
そんな個人個人の感性が、冬眠していた洞穴からのそのそと出てきて、春の景色をつくっているのだと思います。
ひとたび河原を歩けば、柔和で牧歌的な。
半裸で日焼けしてるおじさんが、河川敷に発生しないでしょう?
春だからですよ!
カップルが芝生でサンドイッチを食べるのは?
春だからですよ!
親が参観日にスリッパを持参するのは?
春だからですよ!
春なんですか?
春ですよ!
そんなこんなで私が春を好きな理由でした。
以上、よろしくおねがいします。
p.s.
何かの終わりが何かの始まりというわけではない。
社会人になって感じたことのひとつですね。
でも期待しちゃう。
なにか変わるんじゃなかいかって。
透明な風が閉塞感を取り払ってくれるんじゃないかって。
そう思わせてくれる春が僕は好きです。
この街に来たことを思い出しながら、大きく息を吸いたいな。
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