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統合失調症青春狂騒回想録7度目の入院編
そういう訳で、亜急性期病棟に移されたのだが、ルールを破った事で、三か月で慢性期病棟に移されることとなった。
慢性期病棟には芸術肌のg君、イタリア的な絵を描く青年、ヨガや印契、その他宗教的なことに詳しい人、太田区の浄土真宗の息子だが、家をつがなかったoさん、経済的に成功した初老だが、胆力のある会社経営者mさんなどが居た。
なんとなく、その病棟は男の生理をしたら、次の日読まれる気がした。そこで、あっと驚くためごろうのギャグの本当の意味を知る。ためるのだ。
そして、最近の風潮を意識して、赤いタヌキと緑のキツネとふざけて言っていたら、黄色の豚南蛮とかぶせてきた人がいた。ジワジワと後から来る笑いだった。
経営者のmさんとは将棋をしていた。そこでヤグラの組み方を初めて教わった。ヨガが得意な人な人にはヨガの初歩を教わり、あとはセブンブリッジや花札をやって過ごした。
最後の部屋移動で、本を独特な読み方をする60代の人が二人いて、ネロは寝ろ、などカタカナ表記を日本語に変えて読んで、全く別の表現にしてしまうやり方だった。ちょっとマネをしたら意外と面白く、しばらくハマっていた。
三か月程度居て、ルールとヤリクリをちゃんとできた時点で退院となった。
これを書いてる時点でちょうど一年くらい経つ。もう入院はこりごりである。なんとか、二週間に一遍外来に通っている。
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