![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137211356/rectangle_large_type_2_178a35d4a3e7b453483179d83f92406f.jpg?width=1200)
統合失調症青春狂騒回想録発症後編2度目の入院3
そんなこんなで、退院が延びてしまった僕は、やや軽めの症状の主婦っぽい患者さんたちが、あまりにも普通なので気に食わず、s口さんと悪さをしはじめる。特に覚えているのが、院内散歩で稲垣次郎https://amzn.to/3RdUyKzのJAZZをiPhoneでかけながら、一緒に病院内を探索して、セレブ病棟の手前まで行ったことである。男性看護師さんにヤクザですか?と言われた。
そういうふうにs口さんと遊んでいると、テンションがあがってしまい、片手に手袋をはめてスパンキング!といいながら、病院の廊下をケタケタ笑いながら、歩いたりしてるうちに、隔離室に入れられてしまった。隔離室はトイレ剥き出しの刑務所のようなところである。二週間、手足を縛られ、点滴で、最初何事か分からず点滴を歯で抜いていたので、変な格好の手の縛られ方をして辛かった。二週間は長く感じられ、一日が終わるたび、いつ出られるだろうと思った。
二週間たち、やっと病棟へ出ると、何日かして、f君とtx君がお見舞いにきてくれた。tx君は入院費に当ててくださいと20万円持ってきてくれたにも関わらず、その前に、病院のケースワーカーがNHKでやってた無縁社会というのに感化され、僕は生活保護認定になってしまっていたので、20万円は没収となった。tx君はまた、差し入れとして、著名な写真家たちのphotoグラフ集も持ってきてくれた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?