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#43【球】これがトップリーグの試合!?発展途上のタイリーグ観戦

日本では天皇杯のJ2甲府優勝、ルヴァンの広島リベンジ優勝、マリノス川﨑のJ1優勝争い、展開の読めないJ2降格争い、山形が逆転で掴んだJ2プレーオフ圏争い、J3降格圏の決まった盛岡と琉球、そしてそれにかかわるいわきの動向などJリーグ目白押しですね。
10月に終盤を迎えていることに違和感のある2022シーズンです。

サワディーカップ。
タイに来てから、ブリーラムで行われたACL集中開催、FAカップ決勝を見に行きましたが、
今回タイリーグを見に行きました。

急遽の観戦でしたが、Jとの違いも観られて面白かったです。

タイ1部チョンブリFC

今回見に行ったのは「チョンブリFC」
その名の通り、僕が住むシラチャーのあるチョンブリ県のチーム。
タイ1部に所属していて、最近だとFC琉球に選手がレンタルで行ったことでも知られている。
実はこのチョンブリFC、味スタで見たことがある
FC東京は2015年、涙の最終戦・鳥栖戦で3位以内を逃したが、
他クラブの結果により4位でACLのプレーオフに回ることになった。
そこでチョンブリFCと対戦していたのだ。
友人に言われるまですっかり忘れていたが、真冬の2月、9-0で勝ったことよりも味スタの寒さが勝っていたことを思い出した。

選手バスにはチームの異名「シャークス」が。カッコいい。

チョンブリ―スタジアム

スタジアムはシラチャから北に40分ほど。
バンコクからも1時間30分あれば着く。
車やバイクの駐車場も充分ある。

J1では明らかに規定で認められない規模のスタジアム。
収容人数は10000万人に満たず、動線も色々混じっている。
これまで現地観戦したスタジアムの中だと
BMWスタジアムとか琉球のひやごんに近いかも。

敷地が公園になっていて、家族連れも多い
屋台も出ていてスタグルも充実!

気になる人は、レジャーシートやウェットティッシュは必需品!


当日券でOK?の格安チケット

チケットは当日券でOK。
土曜のナイターゲームにも関わらず、試合1時間前でも問題なく買えた。

スタジアム内にチケット売り場があるかと思いきや、
スタジアム敷地外のセブンを指さして「あそこで買って」と言われた

セブンに行くと、長蛇の列。
レジで直接店員さんに希望席種と枚数を言って発券してもらうシステムなんだけど、(タバコ買うみたいに)
発券が追い付いていなくてあたふた。
パスポートを預けて10分ほど待たされた。

チョンブリゴール裏をゲット!チケットちゃっちいなw

料金はなんと100B。日本円換算で400円以下
小中学生料金じゃないよ。

他の席もそこまで高くないので、気楽に行ける。
でも、こんな感じだと当日券より事前にネットで買った方が楽かも。

タイサッカーの応援文化

右のスポンサー看板はヤマハっぽい

ゴール裏ど真ん中爆心地に陣取った。
ただ、立って歌っているのは15人ほど。あとは座って手拍子。
爆心地というにはほど遠い。東京のほうがまだ飛んでる。
コールリーダーも拡声器を持ってはいるが、楽しく歌いたい人が歌えばOKという感じ。カラオケみたいな。
よくSNSで定期的にゴール裏の「地蔵」問題が出てくるけど
タイと比べたら全然よ、っていう。
「他の人に干渉しない」というこの国の文化はここでも現れていた。
おかげで応援は全然迫力無かった(笑)

タイのサッカー観

そんなんだけど、プレーにはいち早く反応。
ファウルとかそうじゃないとか関係なく、味方選手が倒れたらバックスタンドの人たちが立ち上がってヤジを飛ばす。だから余計に選手もすぐ倒れて試合がストップする。
日本サッカーの15年前を見ているような感じ。

こういうときだけ一丁前に声出すバクスタの人たち(笑)

でもサポーター同士がぶつかることはなさそう。
なぜならヤジは自分が楽しくてやっていて、全然本気じゃないから。

負けてもみんな楽しそうに家路についていた。

まとめ

サッカー」としては全然面白くなかったけど、
サッカー文化」としてはなかなか好き。

Jリーグがこういうところからスタートして、
熱狂サポが多くなってきて、
今また家族が楽しめるようなスキームを作るために工夫しているという流れを汲んでいることを考えると、
きっとタイもそうやって発展していくんだろうなと期待。



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