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20220111 「地方」という言葉の定義から考えるマズローの6つ目の承認欲求

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この2年で首相が2度変わり、政権の方向性も様変わりしている感触があります。その中で、「地方創生」に代表されるいわゆる「地方」という言葉を耳目にする機会が減ったようにも思います。

■「地方」の定義は「東京圏以外」

あえて、「」をつけて「地方」としているのは、この言葉が現代の日本において、一定の意味合いが含まれているからです。

内閣委員会調査室が『地方創生をめぐる経緯と取組の概要』では

安倍内閣の進める「地方創生」は、こうした状況(嶋田注:高齢化と人口減少)を踏まえ、人口減少と地方の衰退の問題に一体的に取り組もうとするものである。

とされています。

この文章においては、特に課題とされているのが、「東京への人口一極集中」です。転入超過に陥っている東京の人口をいかに「地方」へ還流するかという視点が常に語られています。

実際、東京都が2016年~2020年まで掲げた総合戦略の名前は「『東京と地方が共に栄える、真の地方創生』の実現を目指して ~東京都総合戦略~」です。この時点で、「東京」と「地方」が二項対立になるものとして語られています。

つまり、究極的には、札幌や京阪神・名古屋などといった東京から離れた大都市ですら「地方」なのです。

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