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20230210(55日目)タイパを超える「役に立つ」から「懸命に生きる」へのシフトチェンジ

このマガジンは、2023年中小企業診断士1次試験やり直し組、大阪府枚方市をキーステーションに、全国展開する文化エヴァンジェリスト(伝道師)会社として独立することを考えている私が、ミッションである「365日おもしろいを生み出す」を実現するために、記事を上げていってみようと思います。。
有料マガジンとしていますが、投げ銭だと思ってください。皆様是非、1月に500円、登録いただけたらありがたいです。
さて、55日目のテーマは、「『役に立つ』という言葉で生み出される上下関係」です。

20年前の『歴史街道』が出てきた

皆さん、PHP研究所が発刊している月刊誌、「歴史街道」をご存じでしょうか?

最近は購読していないのですが、中学から高校ぐらいまで、毎月買ったり、買ってもらったりしていました。巻頭の黒鉄ヒロシ先生の一枚絵とコラムに始まり、歴史を見る違った視点を提供してくれる内容を毎月楽しんでいました。

で、部屋の資料を整理しているとバックナンバーが出てまいりました。
2004年7月号、今から20年前、私が高校2年の時ですね。

というか、PHP研究所でバックナンバーの目次と表紙が残っているのはさすが。

「○○に役立つ」というのはおかしい

歴史街道のひろさちやさんの文章
「特集1 心が楽になる禅の言葉 栄西、道元、一休――のびやかに生きるヒント」
の中にあった言葉です。

「さぁ、そこに問答があります。仏教が何かの役に立つということは、仏教よりもその何かの方が価値が大きいのです。例えば、仏教が金儲けの役に立つのであれば金儲けのほうが大事なんです。その大事な金儲けのために仏教を利用する、ということになりますね。」
これ、目からうろこだったんですね。例えば、「ビジネスに役立つ禅」ということになると、禅とビジネスに上下関係が生まれて、ビジネスが上であり、禅がそれに役立つということになると。

「歴史街道」2004年7月号

で、ひろさちやさんは、「そもそも役立つという観点が禅にはない。」とまでいっております。

「社会に役立つ学問」というのは無価値という批判

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1,471字
「文化こそ、付加価値の源泉である」といえる、21世紀の日本を目指した、思考実験と結果まとめの日記です。(ちょこちょこ雑談も入ります)

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