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水田のチーズ/PADDYCHEESE

ナカシマファームには【水田のチーズ】という熟成チーズがあります。
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なぜこんな名前かといいますと、理由はシンプルで水田から生まれたチーズですよってことを伝えたかったからです。
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九州、佐賀の平坦部にあるナカシマファームでは秋にかけて稲、春にかけて麦と二毛作栽培をしています。

普通、稲・麦と聞いたら一般的には、お米や、小麦粉、ビールをイメージしますよね?

ナカシマファームではそれらを牛たちのエサにし、乳を搾り、チーズに変えています。

なんでこんな事をしているのかといいますと、

日本の農業を考えていく上で、水田はずすことができません。
その維持の選択肢の一つとして酪農やチーズ作りをみせれたらと思っています。

水田に映った美しい里山。

田植えや収穫ときに集まる親戚。

そういった田舎の原風景である水田の営みはそのまま維持しながら、最終成果物が米から乳や肉、チーズに変わるってことですね。

ちなみにナカシマファームでは稲の苗作りの時のお昼ゴハンは自家製チーズをたっぷりトッピングしたカレーとチーズケーキでした。これも水田の恵み。

成果物は実は乳だけではないのです。

牛たちの糞尿もすごく大事な成果物なんです。

堆肥化させ、水田に還元し、また作物の栄養として役立ってくれます。

そうやって循環を生み出し、無理せず続けていける、持続可能な農業や暮らしを目指します。

なるべく頼りたいのはそこにある、太陽と水と微生物。

でもそれは直接は使いづらいので人が使いやすい色んな資源に牛たちに変えてもらうってことですね。

この水田のチーズはそういった循環型農業、循環型社会の"美味しいアイコン"になればいいなと思っています。

言葉で説明するのも大事ですが、まずは美味しいもので感動させたいですよね。(その方が説明もより聞いてくれるかも?)

農業、農村の維持、発展に酪農やチーズづくりが役立てれば嬉しいです。

また将来的に、水田体系がある東南アジアなどで"水田のチーズ的"な取り組みが出来たら面白そうだなと。

想像はひろがりますが、

まずは自分の農業、牛飼い、チーズづくり、ここのレベルアップと、それらの良い連動を追求していきます。

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飼料稲【つきすずか】

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草、牛、ミルク、定点観測の役割も。

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変わらないものと変わっていくもの。


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