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聴覚と耳と私-theme:音

こんばんはsioです、もろもろスケジュール通りにいっておらずすみません.

7月のテーマは「音」このテーマの初回には、私と音の密な関係について書きたいと思います.残りこれを除いた3回の記事を楽しんでもらうためにも、まずは私と音、というか聴覚との様子についてみていってください.




私はストレスがまず聴覚に現れるタイプで、疲れていると、その自覚がない頃から聴覚過敏になります.全ての音の波長が増幅されたような感じで、大きい音はより大きく、小さい音もかなり拾えてしまうので、脳内が聴覚情報でいっぱいになります.特に音の波形の鋭い山のようなところは、脳に直接刺さるような感覚になる程破壊力があります.ので、疲労を感じたら部屋を静かにしてこもるに限ります.

ちなみに私は幼少期からその兆しがあったらしく、大きな音、それは雷のようなネガティブなもののみならず、打ち上げ花火のようなポジティブなものでも、しっかり耳を塞いでその時間が終わるのを待っていました.そんなに強く耳を塞いだら神経が集中して余計に音が苦手になると親に言われても塞ぎ続けました.未だに大きな音は怖いです.雷は、光や落雷の恐怖よりも、大きな音への恐怖が余裕で勝ちます.怖過ぎて雷がなっている間耳を塞ぐので両手が使えなくなります.そんな時間を有用にするために私が編み出したのは、イヤホンを装着して爆音でガマラン音楽を聴くことです.重く低いパーカッションと、軽やかで華やかなパーカッションがいい感じに雷の音をかき消してくれますし、何より雷の多い夏にぴったりの音楽です.唯一のネックは曲の変わり目に無音が入ること.この間に大きな音が鳴ったらどうしようと、いつも変わり目は急かします.

大きな音を怖がる一方で、「苦手な波長」があるというのも特徴的かもしれません.ドライヤーには大体3つのモードがあって、大体COOL/SET/DRY(たまに/TURBO)なのですが、このDRYモードの音が本当に苦手です.音量もまああるのですが、それ以上に音の中にある一定の音程が琴線に触れるように苦手なのです.軽いパニックを起こしたこともあり、もう使っていませんし、周りの人が使っていたら違う部屋に行きます.
ついでに.みなさん猫避けってご存知でしょうか.玄関先に置いて、モスキート音で猫を撃退するというメカです.あの音階は人間には聞こえず猫にだけ聞こえる不快な音なので効果がある、というのが説明ではあるのですが、しっかり聞こえる人間がいることを知ってもらいたい.あれも強さのレベルがあり、MAXを食らうと脳天まで撃ち抜かれたみたいな刺激が走ります.ちなみに猫避けの前を悠々と歩いてる野良猫を見たことがあります.効果がないなら早急に外していただきたい.


おそらく可聴域が広いということなのだろうと思います.まあずっと自分の聴覚の不便なところを言っていてもしょうがないので、最後に便利なところをご紹介して今週は終わろうと思います.
要するに音を聴くという行為に非常に特化しているらしい私の感覚神経は、大きい音や不可聴域も拾ってしまうのですが、最近、音の原型たる「振動」が感じられるような気がするなと気づきました.怪しい話ではありません.

例えば家にいて、誰か来るときの車の音.それが、音になる前の、音として聞こえるより遠いところからも、空気の振動みたいなものを感じ取れる気がしています.流石に静かな夜限定ですが、耳で「おっ」と感じると大抵10秒くらいでエンジン音が聞こえてきます.
だからか、私は地震を感じるのが周りの人よりすこ〜〜しだけ早いです.これは明確なメリット.おっと思い始めてしばらくすると、家の建具がみしみし言い始めます.



とはいえ過敏な聴覚は不自由なことが多く、しかし簡単に補正できるものでもないので、特徴をよく理解した上でその場の状況を冷静に見て、対処することが必要なのでしょう.そのせいか私は静かなところが好きです.音楽も好きだけどずっと流してるわけじゃないし、流してもサウンドトラックとか静かなもの.疲れてる時は静寂が一番の良曲に思えます.

こんな聴覚と暮らしている私が「音」に注目してみた1カ月の日記、どうぞお楽しみに.では.


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