シン・エヴァ感想覚え書き

シン・エヴァンゲリオン劇場版の感想、ふせったーに書いてると延々終わらないので覚え書き。
以下ネタバレです。


序盤
・マリが歌ってるとなんか楽しい
・冒頭のシーンからしてすでに予告と違わない?
・エヴァは素材
・エッフェル塔は武器
・完全に鬱のシンジ!!
・第三村!?
・トウジもケンスケも生きてた!なんかいい感じに成長しちゃって…
・未だにワンダースワンで遊び続けるアスカ。成長してないのかな…
・鬱で引きこもってるシンジの横で農作業を覚えて成長していく綾波。つらい。
・第三村ってある種の理想郷だよね。トウジもケンスケも元気だし傷ついたシンジを見守ってくれる。アスカもちょっと気にかけてあげてるし。
・加地さんとミサトさん子供作ってた!
・ミサトさん後悔するのが遅い…。シンジくんがいないとみんな死んでた話はQの時にしてあげて
・早送りのごとく何回シンジに出会っても成長しては死ぬ綾波。お前はそういうやつなんだな…。
・ようやく立ち直ったシンジ。心が折れた人が立ち直るにはこういう環境が必要なんだよね。やっと環境がシンジと噛み合った。

中盤
・鈴原サクラなんか感情でかくない!?
・とにかく誰とも距離が近いマリ。アスカにいちゃついてたのは漫画版で同性愛者という設定があったとのことで納得。そういえば自己紹介してなかったねシンジとマリ。
・13号機を止めれば何とかなる!話が分かりやすい!
・とりあえずヴンダーで突っ込むミサトさん。彼女に機体を持たせるとこうなる。軽快なBGMがかっこいい。
・見事な戦略でヴンダーを抑え込む冬月先生。Qで将棋やってたけど予想よりだいぶ強かった。ツイッターがゲンドウ編で盛り上がってたのこれか。
・エヴァ祭り!キモい!!
・捻くれてても事態解決に一番熱いアスカ。(しかも9番使徒が体に残ったままだった)2号機はやっぱり不憫ポジションなんだな…。マリはこういう時も無茶しない。癒し。
・シンジくんの責任は私が取る。そういうことをやっと言えるように成長したミサトさん。旧劇で肉体関係迫ってたのとか思い出すとほんと成長したよ…。
・鈴原サクラまさかの大暴れ。シンジの事好きになりすぎでは…。いや、一番エヴァらしい悪い依存をしてたのかもしれない。
・どこにいても迎えに行く、とマリ。どうでもいいポジションから一番言って欲しいことを言ってくれる。

終盤
・シンジVSゲンドウ!予告で流れてたアクションシーンがやたらちゃっちいと思ってたらそのまんま後ろの書き割りにぶつかってセット壊れたの面白かった。精神世界バトルなので背景がしっちゃかめっちゃかだしゲンドウも叫ぶ!というあたりでなんか二人とも正気に戻ってしまった。二人とも別にバトルしたかったわけじゃないもんね。
・マイナス宇宙なので精神世界がそのまま絵に出て来る。旧劇と違って変な絵が出て来ることにちゃんと理由付けしててわかりやすい。
・旧劇からやっぱり再登場した巨大綾波!生々しさがなくおもちゃみたいな質感なのに監督の作風の変化を感じる。新劇の綾波には血が通っていないんだなあと思ってしまったり。
・シンジの内面…かと思いきやゲンドウの内面の物語が始まる。シンジの内面は旧作でさんざん描いたから、これより先に広がったエヴァの世界を完結させるには他のキャラたちの内面に踏み込む必要がある。納得。
・そこに生身でヴンダーごと突っ込んでくるミサトさん!全然人が死なない新劇の中で唯一筋を通して未来も残して死んでいく。ほぼ全滅エンドだった旧劇と正反対。
・クローンだったアスカ。自己肯定感の低さの原因がよりフィクション的な理由になって旧シリーズよりは短くまとまった物語になった。アスカのコピー品、というのも繰り返した物語の位置づけとしてどこか納得。
・シンジを助けようとループを繰り返してたカヲルくん。ようやくカヲル自身が救われる物語に
・髪がめっちゃ伸びてる綾波。綾波も成長するし、シンジと綾波が互いに求めた姿では居続けられないというのが絵で伝わってくるいいシーン。背景が明らかに撮影スタジオだけどマイナス宇宙だから仕方がない。
・ついにユイと再会するもそこまで感慨のないシンジくん。そういえばシンジは別に母親探してしてなかった。(このシーン挟まったのどこだっけ…)

ラスト
・助けたかった人を全員送り出して原画世界に一人ぼっちになってしまうシンジくん。
・そこに原画のまま助けにくるマリ!!!ほんとにどこにでも迎えに来たな!!
・一気に解像度が上がりリアルな駅のホームに。時間が飛んだのかと思いきやマリがシンジ(CV神木隆之介)のDSSチョーカーを外してようやく現実に帰ってくる。
・マリヒロインエンドって嘘だろ!?!?という感じだが、マリがいなければ人間関係は旧作のままだったし、全然違う所から幸せがやってきたというのはエヴァの決着として納得。(庵野さんの人生観入りすぎの気もするけどまあ旧シリーズから人生観入りすぎてるしな…)
・各々が幸せになるために全員が最初に見ていたものとは別の場所に自分の道を見つけていく。エヴァってそういう話じゃなかったけどエヴァが終わるってそういうことなんだなあ。


とりあえずの感想として、期待(予想)してたものとは違ったけど良い終わり方をしたなあという気持ちのいい作品でした。エヴァがこんなにすっきり終わるとは。
あまりエヴァファンだった自覚はないのだけど、25年分の軌跡の終わりなので心に小さくエヴァ型の穴が開いている。そのぐらいの感慨の人って結構いるんじゃないだろうか。

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