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ディアブロⅢをプレイした感想

私はディアブロⅢに夢中になっていた。2週間ほどシャーマンとなり、ゲーム内で暴れていた。シーズン20だった。プレイしていた時期から少し時間が経ってしまったが、当時のことを思い出しながら感想を書いていきたいと思う。

私にとってディアブロⅢは積みゲーになっていた。触りだけプレイして放置してしまった。他にハマっていたゲームがあったし、どうもスッとのめり込めなかったからだ。と言うのもシステムが理解しにくいと思い込んでいたからだ。パラゴンレベル、カナイキューブ、グレーターリフト……聞き慣れない言葉に尻凄みして、イマイチ熱中できなかった。ある程度プレイしたあとだからこそ理解できるが、敷居が高く感じられた。

昨今の情勢上、自宅にいることが多くて暇なので再びプレイした。ウィッチドクターで遊んだ。ウィッチドクターはいわゆるペット職らしく、動物や死霊を操って戦う。これが思いの外私の琴線に触れ、廃プレイする要因となった。攻撃のエフェクトが派手でカッコいいし、ユニークなものが多かったからだ。初期技は吹き矢を放つくらいしかできなかったがレベルが上がっていくと、蜘蛛が入った壺を投げつけたりゾンビを襲わせたり、生命と死を操る様が私を興奮させた。最終的には犬ゾンビや巨人ゾンビ、肉人形を連れ回して、敵に霊魂を取り憑かせ酸の雨を浴びせていた。大量のピラニアが泳いでいるトルネードを発生させ敵の動きを封じるのも面白かった。

ハクスラ系のゲームなのでミッションをクリアするたびに自キャラがどんどん強くなっていくのも良かった。派手な攻撃で敵モンスターをなぎ倒す様はまさに一騎当千だった。ストーリー上で因縁のあるボスも文字通り秒殺する様は爽快感があった。強敵を倒して、強力な装備を手に入れ、更なる強敵を求める……このハクスラ特有のサイクルに見事にハマった。画面全体に入り乱れるゴブリンや獣人、デーモンをド派手な演出の技で屠り、お宝を掘る様はさながらパチスロの様に感じられた。大量に脳内麻薬の分泌された。これが中毒というものなのだろう。

しかし、グレーターリフトのレベル100をクリアした所で一気にモチベーションが下がった。まさに毒が抜けたようだった。その理由はゲームバランスのインフレについていけないと感じたからだ。ウィッチドクターという職業というせいもあるのだろうか、敵も私自身もあっという間に死ぬ。グレーターリフトのレベルが低い頃は戦国無双のようなゲーム感だったけど、レベルが上がるにつれて敵の攻撃力が増し、豆粒みたいな火の玉が掠っただけで瀕死になることに唖然とした。まるでスーパーマリオブラザーズのようだ。ワンミスで即死。それだけでなく画面狭しに敵による斬撃、爆撃、電撃、毒沼、レーザー、吹雪を躱しながら攻略することに疲れてしまった。通常モードで遊んでいたので自キャラが死んでもそこまで大きなデメリットはないが(ハードコアモードは自キャラが死んだらデータロスト)良く分からない原因で死んで、自キャラのいた場所に墓標が立つのがシャクになった。難しいステージをクリアする喜びより、ストレスが勝ってしまいプレイする意欲が萎えてしまった。気分転換に協力プレイもしてみたが、あまり協力プレイをしている感じがなく、すぐ辞めてしまった。各々が個人でミッションをこなしているだけだったからだ。ボイチャとか繋げばまた違ったのかな。

ネガティブな意見が目立つ文章になってしまったが、ゲーム自体は面白かったと思う。ただ私自身にはそこまで合わなかっただけだろう。

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