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カードヒーローの考察

はじめに


無性にカードヒーローをやりたくなったので、中古の2DSを買いGB版をクリアしました。

久しぶりに遊んでみて感じたことは、当時強いと思っていたカードは実は微妙で、使ってなかったカードが意外と便利だと気付きました。

なのでかなりニッチですが、私なりに気になったカードを何枚か考察していきたいと思います。この記事はカードヒーローを遊んだ事がある人向けかつ、GB版のVCのカードプールという前提で進めていきます。

ビヨンドとガンター

後衛モンスターの代表的なカードにヤンバルがあります。

このカードは文句無しに強いカードですが(モーガンを除く)4枚目のヤンバルとして、ビヨンドかガンターのどちらを採用するか議論されてました。

当時の私は何となくガンターを使っていましたが、改めて両カードを比べてみると私のプレイスタイルではビヨンドの方が使いやすく感じました。

その理由を述べて行く前に、まずはそれぞれのカードのメリット、デメリットに分けて書いていきます。

ビヨンドの良いところ
・ストーンの消費無しで攻撃できる。

ビヨンドの悪いところ
・体力が少ない。

ガンターの良いところ
・後衛モンスターの中では体力が多い。
・スーパーカードがある。

ガンターの悪いところ
・ストーンを1個消費しないと攻撃できない。

これから、それぞれのカードの性能差から読み取れることを深掘りしていきます。
まずビヨンドとガンターを比較する上で、技のストーン消費の差が挙げられます。ビヨンドはノーコストで攻撃できるのに対して、ガンターはストーンを1個消費します。このことからマスターを攻撃するまでにかかるストーンの消費差が出てきます。例えば、ビヨンドとガンターが一回の攻撃で相手モンスターを倒してレベルアップした状況を取り上げていきます。

ビヨンドの場合
ビヨンドを召喚する(ストーン消費)→モンスターを倒してレベルアップ(ストーン消費)→相手マスターを攻撃→消費した合計ストーン2個

ガンターの場合
ガンターを召喚する(ストーン消費)→モンスターを倒してレベルアップ(ストーン消費2個)→相手マスターを攻撃(ストーン消費)→消費した合計ストーン4個

以上のことから、ビヨンドとガンターは相手マスターに攻撃するまでに消費するストーンに最低2個の差がつくことが分かります。ストーン2個でできることはかなり多いと思います。みがわり、あっかんべ、ウェイクアップ、シールド系などのマジックが使えますし、単純にモンスターを2枚出せて、2回レベルアップする分のストーンを残せています。さらに2回、3回と攻撃するならばガンターはそのたびにストーンを消費していくことになります。

次にビヨンドとガンターの異なっている点は体力の差です。ビヨンドの体力が2に対して、ガンターは4と2倍の数値を持っています。つまり、ガンターは特定のカードに対して耐性があり、逆にビヨンドは弱点が多い事が分かります。

ビヨンドの弱点の一例を出すと、レベル2になったボムゾウやガァガの攻撃を耐えることは難しいでしょう。相手の前衛に出てきたヤンバル等のひとつ跳び攻撃も致命傷だし、ケッコウやだいちのいかりやサンダーなんかも天敵です。一応シールドを張ってあげて、気合を溜めればそれらの攻撃を一度は耐えてくれますが、あまり現実的ではないでしょう。また、レベル2になったビヨンドもナイリーによって簡単に倒されてしまいます。レアケースとしてはルージュ、ウォータ、コワイル等の採用率の低いカードにも倒されてしまいますが、この辺りは考えていたらキリがないですね。

ガンターはというと上記のカードに対して完全ではないですが耐性があります。特にだいちのいかりはガンターと相性が良いように思えます。こちらの好きなタイミングでだいちのいかりを打ち、弱った相手モンスターにトドメを刺してレベルアップも狙えます。またガンターはスーパーカードに進化することも可能なので、ビヨンドにはない爆発力があると思います。

ビヨンドとガンターを考察してきましたが私なりにまとめると、ビヨンドはヤンバルとほぼ同じ感覚で使用する事ができて攻撃的かつ汎用性の高い印象で、ガンターはヤンバルやビヨンドとはかなり異なる使用感を持ち、特定の状況で得られるバリューが高いカードだと思いました。

ならべかえの良さ

カードヒーローはデッキからカードをドローする手段が乏しく、デッキから特定のカードをサーチする事もできなくて(DS版ではできるカードが出た)、またモンスターカードも前衛と後衛で分かれているため、結構な確率で手札事故が起こる。マリガンは一回だけで全部の手札を交換するので、マリガンする前の手札の方が良かったと後悔することがしばしばありました。(マリガンしたらマジックばかり、後衛カードばかり等)

その事故を解消するためにならべかえを1枚デッキに入れてみたら、思った以上の使い勝手の良さに感動しました。即効性のあるカードではないが、欲しいカードや今は必要でないカードを自由に並べ替える事ができる便利さは、運要素を減らしてくれるので非常に戦いやすくなりました。ストーン1個で使えるし、相手マスターに向けて使うことで相手のデッキの情報を見る事ができる&ドローの質を下げる妨害もできるので、かなりオススメできるカードだと思いました。

終わりに

この記事の考察はあくまでコンピュータ戦で考えたことなので、対人戦では思いっきり的はずれなことを書いているかもしれないし、そもそも古いマイナーゲームの狭い範囲の人向けの内容だったが、色々考えるのは楽しかったです。とても思い入れのあるゲームなのでニンテンドーSwitchでカードヒーローの新作を出して欲しいけれどかなり難しいだろうと思いました。

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